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2017年03月22日02:38

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不毛な、訓令式/ヘボン式 論争

訓令式とヘボン式は、昔から両方ありました。
訓令式は、五十音の大系を忠実に表していますが、「あいうえお」を教えれば十分です。ローマ字が分からなくても、四段活用など、国文法はわかるはず。どんな人でも五十音の発音は出来ますから。

ヘボン式は、発音に忠実で、外国人に正しく発音されるとはいいますが、それも限界があります。
たとえば、石川という人から聞いたことですが、
自分の名前を、ISHIKAWAと表記すると、大概のアメリカ人は、アイシカワと読むそうです。なるほど。だから、YSHIKAWAと教えるそうです。これだと、確かにアイシカワとは読めませんね。
それなら、フランス人は…などと考えていくと、きりがありません。
アルファベットは、発音記号ではないからです。

英語だって、aの発音が、an apple can cake…と、バラバラですが、発音が変わってバラバラになっても、スペルは変えません。

「ち」を「chi」ではなく、「ti」と書いて、外人に「ち」と読んでもらう…という考え方もアリかもしれません。我々だって、an apple can cakeを、中学生のころから違う発音をするように努力しているのですから。

日本語の音韻は、200年で変わります。
だから、現在ではヘボン式が、まあまあ、発音に忠実であっても、将来の保証はありません。

第一、ひらがなだって、そうです。
旧仮名遣いの「行きませう」を、文法を犠牲にして、「行きましょう」に変えたはいいが、実際は、「行きましょー」と発音されている。こんな例は山ほどあります。
(ちなみに、「行きませう」は、「行きませむ」でした。「む」が、撥音便になって「ん」になり、ウ音便化して「う」になったのです。旧仮名のままであれば、なぜ、「む」が推量や意志を表すか、なぜオ段が未然形なのか、すぐ、わかったはずです。「行きませう」と発音通り読む人が出てくると思いますが、果たして、そういう、超劣等生に合わせて国語改革することが正しかったのか。ぼくには到底、そうは思えません。
そんなことをやっていたら、「既出」も「ガイシュツ」と読まなければならなくなります。)

要するに、訓令式、ヘボン式は、それぞれに限界があります。
そもそも、ローマ字で日本語を表記するというやり方に限界があるわけで、どちらがいいかという話ではないはずです。

また、そもそも、「教えにくいから…」という発想が、理解不能です。

教えにくいと言えば、数学や英語は最たるもの。まあ、大多数が落ちこぼれます。だったら、数学を廃止しますか? 英語も止めますか?
教えにくいという現象は、教えなければならないという要請とは、全く無関係です。



ローマ字「ち」表記で児童混乱
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=4487525
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