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2017年02月16日07:54

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郵便配達は二度ベルを鳴らす(1942)(Ossessione)





 『ルキーノ・ヴィスコンティ生誕110年 没後40年メモリアル−イタリア・ネオレアリズモの軌跡−』より。



映画史にその名を残すイタリアの巨匠ルキノ・ビスコンティが、1942年に発表した記念すべきデビュー作。アメリカの作家ジェームズ・M・ケインの同名小説をもとに、原作の舞台を北イタリアに移して男女の策略と悲哀を描いた傑作で、40〜50年代にかけたイタリア・ネオレアリズモの先駆け的な作品とも言われる。飲食店を営む夫婦のもとに、ジーノという風来坊が転がり込む。妻とジーノはすぐに深い仲になり駆け落ちを計画するが、いつしかお互いに疑心が芽生え始め、2人の関係は二転三転していく。日本では79年に劇場初公開。2017年には、「ルキーノ・ヴィスコンティ 生誕110年 没後40年メモリアル イタリア・ネオレアリズモの軌跡」と題した特集上映で、イタリア本国で発見されたフィルムをもとにデジタル修復された、本編126分の2Kリマスター版が公開となる。(映画.comより)









 ちょっと機会があったので、こんな映画を見てみました。このタイトルは、とてもよく聞くにもかかわらず、実は見てなかったのです。ジャック・ニコルソンの名が記憶にあるのですが、こんなシリーズが公開されていると言うことは、こちらが先だったんだなぁ、と思って見ました。(現実には4度映画化されている)

ヴィスコンティは、「イノセント」を見たことがあります。結構衝撃でした。それ以外の作品も、見たい見たいと思いながら叶わず、今回このチャンスに飛びついたわけです。ビデオを持っていたりするんだけどね(笑)。

しかし結論から言うと、予想していたのと違う感じでした。私は実際の「ネオレアリズモ」がなんたるかを理解していないので、見当違いな予想を持っていただけなのかもしれないのですが、もっと「ガス燈」のようなサスペンスかと思ってました。しかし、なんらサスペンス性はなく、ただ「お金のために年上の男と惰性で結婚したけれど、その夫に愛想を尽かせている女」と「ちょっとハンサムな風来坊」、そして件の「年上の夫」主にこの3人の情のもつれが犯罪に繋がる・・・それだけのことです。昨今に放映されている不倫ドラマほどドロドロしたものではないんでしょうが、あまりに軽薄な若者たち(つまりは風来坊と人妻)に唖然とするばかりです。

タイトルにあるような「郵便配達」が出てくるわけではなく、女たらしの風来坊が「2度」バカなことをする、それだけです。なんかな〜、もっと重厚な作品を予想してました。これがネオレアリズムなのか。本人(ヴィスコンティ)は、そう主張しているらしいけど。

しかし、久しぶりに白黒の映画を見て、「いいな」と思いました。風来坊も男前。他のヴィスコンティの作品ほど長くないし(現時点の最良版は)、映画史の勉強にはなりました。

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