ここでいう「戦略」とは「長期的に目指すべき目標」のこと。
まず、3000億円の「経済協力」だが、政府も日銀もほとんど金を出さない。税金はもちろん、外貨準備からでもない。日本の民間企業による、投資額の「最大額」が3000億円である。
民間企業だから「利益」がなければ投資などしない、できない。
ロシアは世界有数の石油・天然ガス埋蔵量を誇る国だし、日本から近い。パイプラインを引くことができれば天然ガスは液化せずに日本に持ってくることができる。中東の石油・天然ガスは決して高価ではないが、輸送コストは高い。アメリカのシェールガス・オイルは採掘コストが高いし、輸送は太平洋を越えなければならない。
それだけではない。石炭はもちろん、各種鉱物資源も大量にあるのがロシアだ。最近では小麦だけでなく、米までも輸出可能になった農業大国でもある。
日本の自動車などはロシアで人気だし、ロシア人も日本におおいに関心をもってくれているらしい。
歴史を見ても、日露和親条約(1855)と日米通商修好条約(1858)を見てもわかるとおり、ロシアはアメリカよりも「まともな」関係を日本と結んでいたことがわかる。
ロシアが求めたのは「一方的な最恵国待遇」だけだが、アメリカは領事裁判権・関税自由権などを認めなかった。(どっちがマシか、って問題だが・・・)
その後もアメリカが大日本帝国や日本国に押し付けてきた制限・制裁はやたらと多い。今でもアメリカに自動車を輸出するなら高関税をかけるぞ!と脅している始末だ。
もちろん、ロシアは生易しい国ではない。自分の縄張りは絶対に譲ろうとはしないし、自分に害を及ぼすものに対しては情け容赦なしだ。が、自ら正義を名乗って他者を悪者にした例を私は知らない(そう報道されたことは何度かあるが、後に報道が誤りだったとわかったりしている)。
日本にとって、日本人にとって、大切なのは何か。
北方4島からロシア人を追い出して、日本の国旗を立てることか?武力で取り返すことか?ロシアを悪者にしている国に攻撃してもらうことか?
違うだろう。
そんなことをしても、ロシアのひとびとから反発され、世界から侵略者の烙印を押され、叩かれるだけだ。元島民が島に戻っても戦々恐々としてすごすことにならないか?
ロシアを知り、ロシアの歴史や文化を知り、ロシア人を知り、その上で、日本が長期間にわたって利益を得ることじゃないのか?
元島民のひとたちが故郷に帰って静かに暮らせる方法は何なのか。
日本人である私にできることは、ロシアとの交渉に挑んでいる政府を応援し、元島民が安心できるようになることを願うことぐらいだ。
・・・あとは、安いうちにルーブルを買っておくとかかな?これ以上の暴落はせんだろーし。<をい
■北方領土「全力で交渉」 首相、今年前半の訪ロに意欲
(朝日新聞デジタル - 01月08日 13:59)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4375461
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