今回はトゥガン・ソヒエフ指揮N響定期でした。好きな曲だったのですが、1曲目はエリザーベト
レオンスカヤのピアノでベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番ハ短調Op.37でした。
ベートーヴェンは好きだと公言していますが本曲は神戸フィルハーモニックの第70回定期演奏会
で聴きに行きました。ベートーヴェンは本曲を含めハ短調の曲が多いです。ピアノソナタですと
5・8・32番、交響曲ですと5番です。後年、愛称が与えられた曲が含まれており、名曲が多い
のだと思います。しかし本曲は「運命」のような強い音でも「悲愴」のような厚い和音でもない
始まり方をします。形としては定型です。
本曲の作品番号は37ですが、Op.27-2の「月光」を書いた頃からベートーヴェンは耳の異常を
親友に漏らしていました。実はピアノ協奏曲1〜4番は自分でソロを弾いて初演しています。
4番の時はオケと音が合わなかったそうです。しかし3番の時は、そうではなかった。
本曲はピアニスト・ベートーヴェンが最後に自作自演できた協奏曲であるとも言えるのです。
ログインしてコメントを確認・投稿する