(12月11日)
NHK音楽祭からサンフランシスコ交響楽団の演奏会。
指揮はマイケル・ティルソン・トマス音楽監督。
1曲目はショパンのピアノ協奏曲第2番ヘ短調。本曲は何かと因縁がある。1番よりも先に書かれ
ていたのに後になって発表された。ショパン国際コンクールで本曲を弾くと優勝できないという
都市伝説があるとか。しかし全くの俗説であるが。本公演ではユジャワンがソリストを務めた。
前夜も、らららクラシックショパンで幻想即興曲を小山さんの演奏で聴いたばかりであり、
その流れで聴くと子犬のワルツと幻想即興曲と本曲は似た所があるように感じた。
因みに子犬のワルツと幻想即興曲は同主調である。
終楽章がマズルカであるのは興味深い。ショパンはウィンナーワルツが大嫌いであった。
一方、マズルカはポーランドの土着の舞踏。
曲はヘ短調であるので♭4つと黒鍵が多いが、終盤は白鍵が多い。ヘ長調へ転調したのであろう。
アンコールはシューベルトの歌曲「糸を紡ぐグレートヒェン」D118をリストがピアノ曲へ編曲した作品。
リストは歌曲をピアノ曲へ編曲する天才だと思う。左手に旋律を歌わせて右手が装飾音を奏でる
リストらしい編曲。
後半はブルックナーの交響曲第7番ホ長調。半年前になるがブルックナーの第4番ロマンティックを
聴く機会があった。その時の朧気な記憶などを辿ると、これは確かにブルックナーの作品だと
感じられる。もっとも、その時はノヴァーク版第2稿で今回はハース版なのであるが。
第2楽章で平行調の嬰ハ短調が出てワーグナーチューバという珍しい楽器が登場する。
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