ちょっと思うところあって、オーディオ用の回路を設計している。もちろん、現代の道具立て(シミュレータやCAD)は使いまくるのだが・・・
今の「自作」に入門編にあたるものはほとんど見当たらない。
ただ組み立てるだけのキット製品は調整もなく、それなりの性能もある。が、そこから「自分で考えて、設計して、部品を集めて、加工して、組み立てて、調整して、仕上げる」本物の、一番楽しい「自作」までには大きなギャップがある。
市販のオーディオアンプ用ICはどんどんD級化されつつあり、アナログ増幅のタイプは減ってきている。周辺部品も指定されたものを使えば性能は出る。が、そこに「自作」の楽しさはない。(もちろん、メーカーが想定していないような使い方をして遊ぶ、という楽しみはあるのだが・・・)
部品もどんどん表面実装化され、はんだづけも容易じゃない。
ディスクリート部品も昔のような日本の独壇場、なんてものは夢物語だ。
それならば、自分でディスクリート部品を使って、ハイブリッドICのようなものを作ってしまおう、という魂胆だ。パワーオペアンプを作って提供すれば、ユーザにはかなりの工夫ができる「幅」がある。電源、カップリングコンデンサ、帰還抵抗、配線のしかたなどで間違いなく性能が変化するものができる。
時間はまだまだかかるが、なにより自分が「欲しいもの」のひとつである。
じっくりと作り込むつもりでいる。
ログインしてコメントを確認・投稿する