今夜は東日本大震災から5年8ヶ月という事で「3.11から伝えたい」
ピアニスト舘野泉さんの登場。舘野さんは病で右手が動かせなくなった。
そこからの復活を支えたのが南相馬市であった。こけら落とし公演を舘野さんに依頼。
以来、定期的に南相馬市を訪れているそうである。
ラヴェルの左手の為のピアノ協奏曲を演奏するシーンが放送された。この曲は名曲だと思う。
左手の為の、という冠がないような内容の作品である。両手で弾けば同時に最大10個の音を
鳴らせる。と言う事は厚みを持たせられる。これが片手になるとできない。ところが本曲は
薄さを感じさせない。勿論、一流のピアニストだから出来る芸当なのであろうが、凄い。
戦争で右手を失ったヴィトゲンシュタインというピアニストの依頼で作曲されたと聞いている。
そもそもラヴェルは名ピアニストであった。であるから本曲も、と思うのだけれども惜しむらくは
ラヴェルは生涯、2曲しかピアノ協奏曲を書かなかった。
話を戻して「2−1=1じゃないんです。3かもしれない4かもしれない。」と舘野さんは仰る。
数学の「2−1=1であることを証明せよ。」というのは難問である。であるのに私たちは自明の理
として受け取っている。可能性を閉じてしまっている。
舘野さんの演奏を聴いて南相馬に家を建てよう、と思った方もいらっしゃるそうである。
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