昨日に引き続き「美術館の調べ」。今回は神戸女学院を卒業し、
ウィーン国立音楽大学に留学中の神田麻帆さんのピアノリサイタル。
曲目
ヨハネス・ブラームス(1833〜1897)作曲
6つの小品Op.118
1.間奏曲イ短調
この曲を聴くのは初めてではなくて、兵庫県公館開館30周年記念コンサートで聴いた。
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1曲目が間奏曲なので印象に残っている。ブラームス晩年の作品で1曲目は気難しい。
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685〜1750)作曲
平均律クラヴィーア曲集第2巻
第6番 ニ短調 BWV875
この曲も聴くのは初めてではなくて、崎谷明弘さんのピアノ・リサイタルで聴いている。
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音楽の旧約聖書(ハンス・フォン・ビューロー)とも呼ばれる名曲。
この曲集は全て前奏曲とフーガからなるが、第6番 ニ短調は3声からなるフーガ。
前奏曲の終わり方がカンタータ第10番「わが魂は主を崇め」BMV10や2つのバイオリンの為の
協奏曲ニ短調 BWV1043の第1楽章の結びに似ていると思った。BWV875とBWV1043は、
どちらもニ短調であるから偶然とは言えないのかもしれない。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)作曲
ピアノソナタ第7番ニ長調Op.10-3
この曲が予告されていたから行ったのだが、その実、この曲も聴くのは初めてではない。
岡田将さんのベートーヴェン・ピアノ・ソナタ全曲演奏会で聴いている。
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昨日がOp.9−1で今日がOp.10-3というのが偶然であるが面白い。
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Op.10はピアノソナタ第5・6・7番で6・7番は何れも長調の曲。知名度で言えば後続の8番が
「悲愴」の名で知られ、しかも三大ピアノソナタに数えられているから、それよりは劣るのかも
しれないが、Op.10-1である5番と「悲愴」は同じハ短調である。では7番と8番は、と見ると
第2楽章にMesto(この上なく深い悲しみを持って)が現れる。第1楽章が明るい始まりである
だけに落差は大きい。4楽章構成。
フランツ・リスト作曲
スペイン狂詩曲
ドイツ3大Bが続いて何故リスト、という感であったがリストは確かにハンガリー生まれの
音楽家であるがドイツに長年住んだ。ゆえにドイツ・ロマン派に括るという見方もあるそうだ。
そう考えるとドイツをテーマにしたプログラムと言える。ちなみにリストはベートーヴェンの弟子
カール・ツェルニーに師事したので、ベートーヴェンの孫弟子である。であるのにリストの曲は
積極的に聴いていない。複雑で難解だから。この曲もリストがスペインを表現したと言うよりも
リストが作ったリストらしい曲である。
アンコール
ヨハネス・ブラームス(1833〜1897)作曲
6つの小品Op.118
2.間奏曲イ長調
音楽の旧約・新約聖書が並ぶ重厚なプログラムで何をアンコールに持ってくるかと思ったら
6つの小品Op.118から2.間奏曲。同じ曲名でも、こちらはイ長調。同主調であるが曲調が
一変する。穏やかで、うっとりする感じ。ブラームスの優しさが出たのであろう。
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