今日のネットのニュースを見ていたら、
生活保護受給者がパチンコなどをした場合、
給付の一部を停止してきた大分県別府、中津の両市が、
国と県から「不適切」とする指摘を受け、
来年度から停止措置を行わない方針であるとの記事がありました。
僕は、これは当然の事だと思います。
生活保護制度は、経済的に困窮する国民に対して、
国や自治体が、健康で文化的な最低限度の生活を保障するために、
生活費を給付する公的扶助制度です。
「健康で文化的な最低限度の生活」の中に
パチンコや競輪などが入るかどうかの問題になりますが、
若干の娯楽は、人間が生きて行く上で当然必要な要素ですから、
これを禁ずるのは、明らかにやり過ぎなのだと思います。
元は税金なのだから浪費はいけないと言う人もいるでしょうし、
税金を使って遊ぶのはけしからんと言う人もいるでしょう。
多分、大分県の別府市などの職員の中に、
非常に真面目な人がいて、このような措置を始めたのでしょうが、
人間についての理解が出来ていないような気がします。
価値観は人それぞれ違うものですし、楽しみも違います。
生活保護受給者であっても、生きる楽しみを奪う事はあってはならない事です。
もちろん、生活保護受給者は、能力に応じて勤労に励んだり支出の節約を図るなどして、
生活の維持・向上に努めなければならない義務を負います。
毎日パチンコ屋に入り浸っているような場合は、
生活の改善を促す必要はあるかも知れませんが、
だからと言って、一律にパチンコ屋への入店を禁止する事にはなりません。
生活保護に至った事由が、ギャンブルなどの人もいるかも知れませんが、
生活困窮に陥った理由や過去の生活歴や職歴等は問わないのが生活保護の原則です。
もしギャンブル依存症ならば、医療的なケアをするべきなのでしょう。
生活保護の問題となると、ごく一部の不正受給の例を挙げて、
全体を厳しくするような傾向があるように感じています。
余り厳格な運用は、弱い者苛めになる可能性があります。
最近増えている、孤独死や無理心中など、
生活保護制度の運用で救える例もあるはずです。
各福祉事務所の生活保護の担当者は、血の通った支援をして欲しいと思います。
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