センター試験は、一種の反射神経テストになりました。
1 じっくり考えさせる問題が少ない。
英語など、次から次へと問題をこなさないといけません。
マーク式の解答欄が、55個。
80分で割っても、一問87秒。
もちろん、長文付きですから、事実上、問題を見たら即座に解けるようにならないといけません。
2 科目の能力以外のものが問われる。
2013年前後の古文の問題は、大変、ゴツイです。
和歌がたくさん入った源氏など、まちがいなく、東大の二次よりも難しいです。
先日、あるとんでもない理系秀才が問題を解くのに付き合い、自分も問題を解きました。
彼は、東京で知らない人がいない名門高校出身で、特に理系がよくできる人です。
以下は、『源氏物語』
三条殿という女性が夫の浮気にはらを立て、実家に帰るシーンです。
原文
三条殿「限りなめり」と、「『さしもやは』とこそかつは頼みつれ、『まめ人のこころ変わるは名残りなくなむ』と聞きしは、まことなりけり」と、世を試みる心地して…
ぼくの頭の中
三条殿、「限り」は限界という意味だから、「夫婦仲が限界だ」という意味だ。さしもやは は、反語。そうはいってもの意味であり、こそ…已然形 で逆接として続く、「まめ」の語源は「豆」。中身がある誠意があるという意味。そういえば、光源氏が夕霧を預けた漢学の師匠も、まめなる人と表現されていたな。名残は、当て字。名+残 の意味は薄い。「後に残るもの」が基本的な意味。この文章のテーマに即すべきだから、相手に対する未練の意味。だから、「まじめな人が心変わりをするとすっかり心変わりをする意味である…世は文脈上、夫婦関係を指す。だからそれを試そうとして…
彼の頭の中
「三条殿……限界、……心変わり、スッカラカン…夫婦仲を試そう…」
ここには傍線部はないから、三条殿が腹を立てて家出したことだけを抑えよう。
さすがです。
もちろん、これでいいです。
大したものです。
PCに例えると
ぼく…せいぜいcore7の旧型。いちいち、ハードディスクにアクセスしています。ハードにあるsoftには自信がありますが、時間を食うだけ。
彼…Xeonの最新型。ハードディスクのsoftはショボいが、暴力的な処理能力とキャッシュに常駐している、「要領」で、クリアーしている。
結果は、
ぼく…50点
彼 …45点
10% しか違いません(笑)
こういうことに気が付いた受験生は、
「より浅い思考」を目指すのではないでしょうか。
彼の場合は、まず、古文とは関係がない世界に行くひとですから、いいですが。
これが将来の専攻だったら…
2020年でセンター試験も廃止......"大学受験ビッグバン"で我が子の入試はどうなる?
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=90&from=diary&id=3804174
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