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2015年03月06日08:46

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佐渡の印象

昨日の日記は、観光行政についてでしたので、
備忘を兼ねて、佐渡の印象を書きます。

1 文化的に複雑な地です。
方言に注意していました。佐渡が北陸方言だというのは、本当です。しかし、注意してみると、京系の北陸方言(大阪ではなくて)、関東、新潟の三つの言葉が絡み合っているようです。関東は金山の影響があるのでしょう。
北陸方言は、簡単にいうと、古文に非常に近いものです。
イ 形容詞連用形が、ウ音便になる。
重くて → 重うて
ロ イもそうであるが、書き下し文由来の文が残る。
能く潜らず の変化である、よう潜らん(潜ることができない)
ハ 未然形プラス「ん」で打消しを表現する。
書かない → 書かん
などです。
方言が純粋だったのは、史跡佐渡金山の受付の女性など、佐渡に生まれて佐渡に育ったと思われるような人です。まあ、相手が女性ですから、親御さんの出身地など、根掘り葉掘り聞くわけにはいきません。

2 明治期の建物が保存されていますし、明治期のしきたりの建物が建っています。
昔の建物は、格式によって建ち方が違います。たとえば、我が家には門がありませんが、あくまでも土地が狭いからです。明治期は、職人さんの家は門を作らず、旗本から、××御用掛出仕という身分的に高い人は、狭小地であっても門を作る傾向がありました。佐渡はその伝統がまだ残るようです。

3 金山の労働者は、案外と好待遇です。
まあ、他所にいけない…という問題は大きいです。また、重労働ですから三年程度しか生存できなかったといわれます。
佐渡金山の行動内に水を張ったところがあり、お金が投げられていました。水替え人足の供養の費用の足しにするとのことです。ぼくも寄付をしました。
ところが解説をみたら、毎日、米一升二合と生活必需品を支給されたそうです。米一升は、少なくとも5000円に相当します。家賃などがかかりませんから、全寮制で月給20万円くらいでしょうか。
現代人は、水替え人足のことを笑えません。労働がきついということを除けば、給料の低いブラック企業のバイトと大差がないからです。

前に日記にも書きましたが、エッセイを頼まれました。
難しいですね。
簡単に書けるのは、夢も希望もない過疎の話。あるいはカニの話(新しいことを書くのが難しい。それこそネットの抜書きになります)
方言のことなどをじっくり書くなら、一か月程度佐渡に住まないといけません。


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