北京でのAPECで安倍首相がやってみせたのが、ロシアのプーチン大統領、インドネシアのジョコ大統領との会談だ。
中国まで来て、習近平国家主席のお膝元で、中国の首相に挨拶をするより前に、北の大国、そして、領土問題でもめている相手国と、日本の首相が首脳会談をやったのだ。
ついでながら、続いて行われる予定になっていたASEANの会議ではフィリッピン(こちらとも領土問題でもめている)との首脳会談がはいっていた。
つまり、安倍首相はまわりの国と一緒に、中国に圧力をかけて見せたわけだ。
折しも、中国から日本の小笠原諸島付近にはサンゴの密漁船が押しかけてきていて、国際的なニュースにもなっていた。
そこで「しかたなく」中国は安倍首相との首脳会談に応じた(応じざるを得ない)と考えられる。
意趣返しのつもりか、日本の国旗すら用意しなかったが・・・これも世界中にニュース映像となって出回った。本来、対等であるべき相手国を尊重しない国だと自ら宣伝してしまったわけだ。
ちなみにサンゴ密漁漁師たちは帰ってみたら「国賊扱い」された、という報道まであった。
服の色までは気づかなくても、十分に世界に伝わっただろう。
ど ち ら の 国 が 友 好 的 な 国 交 に 値 す る 国 で あ る か
以前から何度か書いているが「相手を見下しても、貶しても、おとしいれても、告げ口をしても、自分が認められるわけではないし、上に行けるわけでもない」。
それらを受け流し、笑顔で握手をやってのけるには大変な胆力が必要なのは想像に難くない。
日本の首相が「得るものがなかった」としても、相手が失ったものは大きい。
中国に対して下手に出た政治家は過去にいて、来日のときに宮内庁と政府の慣例を無視して天皇陛下に越権させたり、いろいろやった挙句、交流企画(長城計画)が無期延期になったりしたのだが・・・もうお忘れなのだろうか?
安倍首相 中国APECで「屈辱の青」の服着させられたとの指摘も
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=125&from=diary&id=3194827
ついでながら、第2次以降の安倍内閣において、アメリカのいいなりになっている、ということはない。いいなりになっていたなら中東への爆撃に金を出すハメになり、高い値段でシェールオイル・ガスを売りつけられ、ウクライナ問題でロシアとの国交改善が決裂状態になり、TPPはアメリカの言い分とおり決まっていただろう。そうなっていない、ということはなにか理由があるんだよ。
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