報道を見ていると、本当に規制委員会は「これでええんか?」と言いたくなる。(サイトなどを見ると原子力規制庁や職員は真面目に仕事をしているようだが・・・)
これまでの発言を思い出してみると「世界一厳しい規制を行う」とか、「石棺化」とか、このひと本当に原子力・物理学・化学・工学の勉強してきたのか?と首をひねることが多い。もうひとつ、国の原子力監督機関の長でありながら、原子力に対して責任を負った発言はまるで聞こえてこない。
(ご自身の専門分野では優秀な方なのだろうとは思うが・・・)
もともと、民主党内閣が「原子力産業とは無関係な人」にこだわった選考基準で選んだだけに、残念ながら必要な知識が抜け落ちているように思えてならない。
最終的には浄化された水は海に放出しなければならない。
こ れ は 現 実 で あ り 、 他 の 方 法 は な い 。
それならば国民、特に福島の漁民の納得を得られる努力を「誰か」がする責任があるはずだ。それが国の監督機関の仕事でないとは思えない(事故当時の官房長官様の言い分だと「一義的な責任は事業者」だが、問題を悪化させる結果になった)。
海への放出水路は誰でも取水できるようにし、どの程度の放射線量があるかを計測できるようにしておくこと、同時にそれが海に与える影響がどれぐらいかを、正確かつ、平易に説明する、という意識がなければ「海へ流す」などという発言はできないと思う。
(遠方で監視を望むひとがいるなら容器代・送料の負担で発送するとか、ね)
トリチウムは除去できないが、それが含まれていても「超純水」と同等の水になっており、放射能は外洋海水に含まれるものと比較してどの程度の危険なのか(外洋海水には1リットルあたり12ベクレルの放射性物質が含まれているし、トリチウムなどは高層大気で毎日大量に生成されている)、放出量と海の「体積比」、海流の影響など、まとめて説明できる必要がある。
大本営発表だと言われても、そうしなければならない。
福島県の作物・漁獲物など食べられないという発言もいまだに散見するが、県境で放射性物質が止まってくれるわけはない。すでに放射性物質は激減していて、温泉地より低いレベルになっている。広島・長崎も原爆投下後には何万年も草も生えない、と言われたが、積極的な除染など行われていないにもかかわらず、わずか70年で環境放射線量は他の地域とかわらないレベルになっている。
福島県には多くのひとが居住しており、「いちばん危険」な福島第一原発で毎日働いているひとびともいる。なによりそういう発言は「差別発言」だということを知ってほしい。(食べない、近寄らない、という行為は個人の自由だが、公の場で発言するのは差別だろう)
原子力施設は「従来より、少しでも安全に近づけなければならない」。それが大前提だ。その努力をやっているのは事業者であり、その情報はそれなりに公開されているが、マスコミは報道しない。(再稼動に絡めてしか報道しない)
国民のほうも「再稼動」「NO」だけで考えていてはなにひとつ改善しない。どうやって「安全」に近づけていくかを具体的に考えなければならない。「止めたから安全」などということはありえない、それを思い知らせてくれたのが「福島第一事故」だった。
4年近くたって、なにも学んでいないとしたら、それはずいぶんと情けないことだと思う。
■原子力規制委の委員長、汚染水放出に言及 福島第一視察
(朝日新聞デジタル - 12月13日 01:23)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3183432
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