Hebrew letter テス 蛇 9
Astrology 獅子座
Path ケセド=ゲブラー
Secret name 炎の剣の娘・獅子の指導者
【カードの意味】エネルギッシュ
Positive 強さ 力の発揮 生きるエネルギー 大恋愛 情熱 行動力 魔術的力の行使
Negative 野性的 抑え難い欲望 欲望に身を任す
これは伝統的なカードでは、力、或いは剛毅と呼ばれてきたカードである。従来のアイオーンで示されたカードの意味は、愛による獣性の超克や克服、コントロールであるが、このトートでの意味は全く異なる。力はむしろ欲望の解放に作用し、その力を行使する事の喜びを含む。即ち、『法の書』の最重要な格言である「汝の欲する事を為せ」を具現化したカードである。
このカードは獅子座に関連するが、欲望のカードの獣は伝統的カードに描かれたライオンではない。七つの顔を持つ、「ヨハネ黙示録」の666の獣である。クロウリーが自身をマスター・セリオン、獣の王と名乗った事はつとに有名であるが、獣の七つの顔の最下部にある顔はクロウリー当人であるようにも見える。獣にまたがる女は従来の女力士ではなく、やはり黙示録の緋色の女であり、大淫婦ベイバロンでであり、獣の花嫁である。彼女は恍惚として陶酔したように仰け反っている。欲望のエネルギーに逆らうことなく身を任せているのである。
このカードはケセドとゲブラーを結ぶパスに配置され、それはケセド(慈悲)がゲブラー(峻厳)に及ぼす力を表している。ヘブライ文字はテスであり蛇を意味する。蛇は女が右手に捧げ持つ聖杯、もしくは火の器に向かって放射状に集まっている獣の十本の角として描かれている。それは世界を破壊し、再建するための力だ。
花嫁の後ろには十個の明るい光線の輪があり、それは潜在的で未秩序なセフィロトである。ぼんやりと見える幾つかの顔は、古きアイオーンの聖人達である。それは新時代によって淘汰された古い宗教や道徳観を表す。彼らのエネルギーは獣とその花嫁に明け渡されたのである。
[関連コミュニティー]
●0 The fool
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●I The Magus
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●II The Priestes
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●III The Empress
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●IV The Emperor
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●V Hierophant
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●VI The Lovers
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●IV The Chariot
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●VIII Adjustment
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●IX The Hermit
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●X Fortune
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●XI Lust
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●XII The Hanged man
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●XIII Death
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●XIV Art
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●XV The Devil
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●XVI The Tower
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●XVII The Star
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●XVIII The Moon
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●XIX The Sun
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●XX The Aeon
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●XXI The Universe
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