『とある魔術の禁書目録』の小説、二十巻から登場するキャラクター。
第三次製造計画により生み出された新たなミサカ。
容姿はそれまでのミサカと似通っているが身長は2,3センチほど高く、見た目の年齢は高校生ほど。
8月21日以降に製造された妹達であるため、上条当麻による生き方の指針における干渉を受けていない。
そのため、「もう一人だって死んでやることは出来ない」という第二次の妹達全てに目覚めていた生存本能が
希薄で自らの命を軽く考えている面も見られる。
一方通行の抹殺のため学園都市よりロシアに派遣された。
その為だけに作られており、仮に勝てたとしてもそれ以外の使い道は考えられておらず、
第三次製造計画の中でも正式にネットワークが構築される前に死亡する予定だった個体。
能力は発電能力系統で強度はレベル4ほど。出力は二億ボルトに達する。
欠陥電気と同じくミサカネットワークにも接続している。
攻撃には電撃のほかに鉄釘を用い、それを磁力狙撃砲と同様の方式で音速を超えるほどの速度で射ち放つ。
莫大な高圧電流でもって空気を爆発させ、その勢いを利用した飛翔も行う。
通常よりもミサカネットワークから負の感情を拾い上げやすいよう脳を調整されており、
一方通行に対しては強い憎悪を露にする。
ネットワークの稼動状況をモニターすることで一方通行の攻撃を先読みし、その声や容姿で精神を揺さぶり、心身ともに一方通行を痛めつけた。
シートやセレクターが体内に取り付けられているため、打ち止めの上位命令も受け付けない。
「打ち止めを殺す」という命令も受けているため、彼女を殺した場合はもちろん、
彼女に殺された場合ですら打ち止めを見捨てることになり、
「勝っても負けても妹達を死なせる」という回避できない二択を強いる。
よしんば一方通行が彼女を殺さずに無力化したとしても、セレクターを炸裂させ目の前で自殺し精神的に追い打ちをかけるという、 人道など欠片も考慮されない措置を施されている。
勝っても負けてもどころか、和解しようが逃げようがどうしようが、絶対に一方通行の精神を破壊する装置といえる。
番外個体「続きは小説で あひゃひゃ! とりあえずコミュニティーに参加しなさいよ!! きゃはっ ここはミサカを応援してくれる人なら誰で入れるよん 来てくれなきゃ、ミサカつまんにゃーい」