Anna Gourari
アンナ・ゴラーリ(ゴウラリ)
知られざる天才ピアニスト。アンナ・ゴラーリは、1972年に現在のロシア連邦タタールスタン共和国の首都カザンに生まれ、キーラ・シャシュキナとヴェラ・ゴルノスタエワに学んだ。コンクールの活躍も目覚ましく、1986年ロシアでのカバレフスキー・コンクール、1990年ゲッティンゲンでの第1回ショパン国際ピアノ・コンクールにて第1位。1994年には第1回クララ・シューマン国際ピアノ・コンクールで優勝を果たした。極めて繊細かつスケールの大きな演奏をするピアニストで、ベートーヴェン、ショパン、スクリャービンなどの輝かしいCDがあり、プロコフィエフ、ツェムリンスキー、ヒンデミット、バルトーク、プーランクなどに優れた演奏を残している。エキゾチックな美貌の持ち主で、2001年に制作されたヘルツォーグ監督の映画『神に選ばれし無敵の男』にピアニスト役で出演した。
「貴方は音楽をつくってはいけない、貴方が音楽なのだ。」
―ヴェルナー・ヘルツォーク
「彼女は、"ほとんど神がかり的"な演奏力によって、アルゲリッチ、アシュケナージ、フレイレら著名審査員を味方につけ優勝に輝いた」
―ディー・ツァイト紙