レクサス初のプレミアムコンパクト、LF‐Ch 出現
レクサスは1日、ブランド初のプレミアムコンパクト車のコンセプトカー、『LF-Ch』の写真1枚を公表した。5ドアハッチバックボディにハイブリッドシステムを搭載した新しいレクサスの形だ。
LF-Chは、『IS』シリーズの下に位置するレクサスブランドのエントリー車として企画。レクサス初の5ドアハッチバックで、BMW『1シリーズ』やアウディ『A3スポーツバック』をライバルに想定している。
レクサスは8月17日、新型のイメージスケッチ1点を公表していたが、今回、コンセプトカーの車名が『LF-Ch』であることを明らかにするとともに、新型の写真1枚を初公開した。
写真はリアビューだが、レクサスのデザイン概念「L-フィネス」に従い、ダイナミックなフォルムを構築。小さくまとめられたリアウィンドウが特徴で、エッジを効かせたリアバンパーの形状には、レクサスのスーパースポーツカー、『LF-A』との共通性が見て取れる。
また、LF-Chのメカニズム面でのハイライトが、フルハイブリッドの搭載だ。システムの詳細は明らかにされていないが、レクサスは今夏、米国で『CT』というネーミングを商標登録。これは2010年秋と噂されるLF-Chの市販時のネーミングではないかと推測できる。
関係者によると、CTには「200h」「300h」「400h」の3グレードがあり、いずれも2.0リットル、3.0リットル、4.0リットル並みのパフォーマンスを環境負荷の少ない小排気量エンジンで実現するとの有力情報がある。となると、200hはトヨタ『プリウス』、300hはレクサス『HS250h』、400hはレクサス『RX450h』のシステムとなるのだろうか。
レクサスはLF-Chについて、「プレミアムコンパクト市場の顧客のニーズを最も満足させられる車」、と自信をのぞかせる。
レクサスLF-Chは、15日に開幕するフランクフルトモーターショーで正式発表。レクサスはそれに先立つ10日、LF-Ch の全容を明らかにする予定だ。
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