ベントレーは、新型『グランドベントレー』を2009年8月16日に米国カリフォルニア州で開幕するペブルビーチコンクールデレガンスで発表することを明らかにした。同車は『アルナージ』の後継に当たるベントレーのフラッグシップサルーンである。
ベントレーは今回、6月10日に続いて新型の2枚目のティーザー写真を公開。その写真からは、太めのCピラーや優雅なラインを描くリアフェンダーが確認できる。
ベントレーは新型について、「1920年代のグランドツーリング精神を受け継ぎながら、エレガントなデザイン、伝統のクラフトマンシップ、先進のテクノロジーを併せ持ったピュアベントレーになる」と表現。英国クルー本社で開発と生産は行われる。
ベントレーは2008月10月、アルナージの最終モデル「ファイナルシリーズ」を発表しており、グランドベントレーはアルナージの後継車に位置づけられる。新型はアルナージよりも車格を引き上げ、ロールスロイス『ファントム』やダイムラーの『マイバッハ』と競合するハイエンドサルーンを目指すという。
シャシーにはアウディのスペースフレーム技術が導入され、全長とホイールベースを伸ばし、後席の居住性が向上。約50年の歴史を持つV8は、新規設計に移行し、スーパーチャージャーかツインターボで過給され、『コンチネンタルスーパースポーツ』と同じく、バイオ燃料にも対応するという。
世界中から貴重なクラシックカーが集結するのが、ペブルビーチコンクールデレガンス。創業90周年を迎えたベントレーが新型車を発表するには、最高の舞台といえそうだ。
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