「昭和維新の歌」
5.15事件のリーダーの海軍将校の一人、三上卓海軍中尉が作詞、作曲した。「青年日本の歌」とも呼ばれる。
一、汨羅(べきら)の淵(ふち)に波騒(なみさわ)ぎ 巫山(ふざん)の雲(くも)は乱(みだ)れ飛(と)ぶ 混濁(こんだく)の世(よ)に我(われ)立(た)てば 義憤(ぎふん)に燃(も)えて血潮(ちしお)湧(わ)く
二、権門上(けんもんかみ)に傲(おご)れども 国(くに)を憂(うれ)うる誠(まこと)なし 財閥(ざいばつ)富(とみ)を誇(ほこ)れども 社稷(しゃしょく)を思(おも)う心(こころ)なし
三、ああ人(ひと)栄(さか)え国(くに)亡(ほろ)ぶ 盲(めしい)たる民世(たみよ)に躍(おど)る 治乱(ちらん)興亡夢(こうぼうゆめ)に似(に)て 世(よ)は一局(いっきょく)の碁(ご)なりけり
四、昭和(しょうわ)維新(いしん)の春(はる)の空(そら) 正義(せいぎ)に結(むす)ぶ丈夫(ますらお)が 胸裡(きょうり)百万兵(ひゃくまんへい)足(た)りて 散(ち)るや万朶(ばんだ)の桜花(さくらばな)
五、古(ふる)びし死骸(むくろ)乗(の)り越(こ)えて 雲漂揺(くもひょうよう)の身(み)は一(ひと)つ 国(くに)を憂(うれ)いて立(た)つからは 丈夫(ますらお)の歌(うた)なからめや
六、天(てん)の怒(いか)りか地(ち)の声(こえ)か そもただならぬ響(ひび)きあり 民(たみ)永劫(えいごう)の眠(ねむ)りより 醒(さ)めよ日本(にほん)の朝(あさ)ぼらけ
七、見(み)よ九(きゅう)天(てん)の雲(くも)は垂(た)れ 四海(しかい)の水(みず)は雄叫(おたけ)びて 革新(かくしん)の機(き)到(いた)りぬと 吹(ふ)くや日本(にほん)の夕嵐(ゆうあらし)
八、あゝうらぶれし天地(あめつち)の 迷(まよ)いの道(みち)を人(ひと)はゆく 栄華(えいが)を誇(ほこ)る塵(ちり)の世(よ)に 誰(た)が高楼(こうろう)の眺(なが)めぞや
九、功名(こうみょう)何(なん)ぞ夢(ゆめ)の跡(あと) 消(き)えざるものはただ誠(まこと) 人(じん)生意気(せいいき)に感(かん)じては 成否(せいひ)を誰(だれ)かあげつらう
十、やめよ離騒(りそう)の一悲曲(いちひきょく) 悲歌(ひか)慷慨(こうがい)の日(ひ)は去(さ)りぬ われらが剣今(つるぎいま)こそは 廓清(かくせい)の血(ち)に躍(おど)るかな
この歌が大好きな方、特にこの歌に自分自身を重ねて、国家再生に向けての国民運動に精進されておられる方々に集っていただきたいと思い、コミュニティを立てました。奮ってご参加ください。
この歌との出会いや感銘をうけた点等、また、この歌に纏わるいろんなことを情報提供し合える場にしたいと思います。