1900年(明治33年)新潟県三条市の農家で小林ハルさんは生まれた。生後まもなく白内障にかかりる。「外聞が悪い」と祖父は幼いハルさんをいつも奥の寝室に置き、母は厳しく裁縫を仕込んだ。そんな娘を不憫に思った父親は、人目を盗んでハルさんを可愛がってくれたが、彼女が2歳の時に病でこの世を去った。初めて門付けに出たのは8歳のとき。それからというもの、雨の日も雪の日も嵐の日も三味線を持って歩き続け、門付け先でどんなに冷たくあしらわれても歌い続けたハルさん。105歳でこの世を去られました。
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