■新2000系
【概要】西武鉄道が1988年から導入した、2000系のモデルチェンジ車両。
【技術】走行機器の基本は1976年から導入してきた旧2000系と同系列のもの(発展版の3000系の物と同系列)だが、車体デザインとインテリアは大幅にモデルチェンジされた。
【デザイン】西武鉄道初の1枚下降窓採用と、戸袋窓復活を採用。
内装の白色系化粧板への配色変更と合せて、全面のパノラミックウインドウから窓が連続した「窓が大きく明るい電車」のイメージをもたらした。
(80年代後半に一時的に見られた、質を追求する動きの一つ。)
車体デザインその物は、中距離型電車4000系の叩き台や、101系更新車輌の9000系にも採用される。
【運用と経緯】従来の2000系と合せ分割併合用に、様々な編成バリエーションが生産され、1990年からは従来4ドア車両が
導入されなかった池袋線にも導入され乗降時間短縮を生む。
明るい電車の恩恵は広がり、地下鉄直通の6000系電車を汎用型として生産してバトンタッチされる時期の、1992年まで引き続き製造された。
最初期の車両導入から早20年を経過し、西武のベテラン車輌。
行先表示のLED化等の改良をを随時施しながら仕様し続け、実態に即した改良を継続。
2008年から、車体大規模修繕と車内出入口鴨居部へのLED案内装置を施した、本格的更新車輌も登場。
更新車では戸袋閉鎖はされてしまった物の、パノラミックウインドウから繋がるように続く一枚窓の見晴らしの良い組み合わせは健在。
快適なこの電車をお気に入りの人居ませんか?