木によってできる構造。建築。
無垢の木材だけはなく、集成材やLVL、合板などのエンジニアードウッドも。
木造ではなく木質構造。
近代建築は、古い木と石を捨て、鉄とコンクリートとガラスばかりを扱ってきた。それは、鉄やコンクリートはわかりやすいから。扱いやすいから。
でも木は難しい。生きているものであり、それぞれ個性がある。伸びてゆく方向がある。節がある。そうやって木は20世紀の間無視されてきた。
でも木にはまだまだ可能性がある。比強度ではコンクリートよりはるかにいいし、鉄にも負けない。強度比コストではもっとも優秀だ。加工性に優れ、耐久性も抜群だ。
環境を考えても、木は空気中のCO2を吸収し固形化する。カーボンストックとしても木質構造は価値がある。
木は何百年とすばらしい構造を作ってきた。20世紀というブランクを経て、21世紀は木の時代だ。エンジニアードウッドも現れ、さまざまな研究、開発、解析技術の発展は木質構造の可能性を大きく切り開いている。
そんな素敵な木質構造のコミュニティ。建築でも橋でもなんでもよし。伝統的木造建築でも、大断面集成材の最新の構造でもよし。ハイブリッド構造でもよし。錦帯橋がただ好きでもよし。
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トップ写真:富士倫理研究所
[現代建築偏]
秋田大館樹海ドーム 建築家:伊東豊雄 秋田杉集成材+スチールのドーム構造+半透明の膜
Renzo Piano Building Workshop 建築家:同左 集成材の屋根と、スチールの柱、ガラスのスキン
弥生講堂 建築家:香山寿夫 集成材フレームとガラスファサード
オタニエミの礼拝堂 建築家:カイヤ&ヘイッキ・シレン 木造トラスの屋根、煉瓦壁
富士倫理研究所 建築家:内藤廣 金物を用いない木同士のジョイント
カルサマキ教会 建築家:アンッシ・ラッシラ 組積構法(ログハウス)
牧野富太郎記念館 建築家:内藤廣 集成材梁、スチールパイプ、RCによる自由な形態
Serpentine Pavillion 2005 建築家:Alvaro Siza
岐阜県立森林文化アカデミー 建築家:北河原温 面格子の耐震壁
[伝統建築偏]
清水寺本堂 京都 舞台を支えるのは貫構造
知恩院三門 京都 禅宗様の組み物
竜安寺庫裏 京都 貫と束の小屋組
錦帯橋 山口 独特のアーチ構造
メンバーの参加コミュニティ
困ったときには