土屋明子の身体から発せられた歌声は、短い時間軸の中で急激な音色変化を伴う特徴 を持っている。
日本古来からの民謡の歌唱法や詩吟的な流れを汲みながらも、全く独自の歌唱法で言 葉を表現している。
土屋明子の時間領域や周波数領域の次元での計算された美しい声は、聞くものを刺激 し震わせる。
そしてそれが過ぎ去った後の静寂に様々な心象風景を残し消えていく。
聴衆は声の持つ不思議なデジャブーに似た現象を体験することとなる。
旧時代的な「癒し」や「ゆらぎ」等のフラクタルな要素を含む物ではない、孤高な確 信を持った声と言葉の余韻に 聴衆は酔いしれるはずである。
トップ画像は3rd Maxi Single「水無月」のジャケットです☆
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