阿波礼

詳細 2010年3月14日 22:52更新: 　阿波礼(礼は旧漢字)といふ言葉は、さまざまいひかたはかはりたれ共、其意は、みな同じ事にて、見る物、きく事、なすわざにふれて、情(こころ)の深く感ずることをいふ也。俗には、ただ悲哀をのみ、あはれと心得たれ共、さにあらず。すべてうれし共、おかし共、かなしとも、こひし共、情に感ずる事は、みな阿波礼也。されば、おもしろき事、おかしき事などをも、あはれといへることおほし。

小林秀雄『本居宣長』

●『もののあはれ』とか『無常観』に関するいろいろを集めましょう。

●本居宣長
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