悲運の名将・明智光秀コミュの光秀公関連の興味深い小説ですが！！！！

明智憲三郎氏の名著が火付け役になり、最近幾つかの本能寺関連の小説が出版されてます。
私は、いささか古いですが、下記の小説を極めて興味深く読みましたので書かせていただきます。

　　　　”「本能寺」の真相”　姉小路祐著（講談社文庫：２００５年刊行）

著者はミステリー小説の作家で、ある殺人事件の解明を通じて、歴史研究者が”本能寺の変”の真相を調べるというものです。
その中で、幾つか興味深い話がありました。

①　光秀公サイドの数少ない史料である、”愛宕百韻”の解釈について、憲三郎氏の書物の出版前とはいえ、オモシロイ解釈が述べられており、これはこれで興味深く、納得のいくものでした。
②　光秀公の娘が家康公の側室になり、その子が秀忠公。つまり、光秀公の孫！！
③　その子が家光公。その乳母として、家康公に請われて春日野局が。
④　また、光秀公の息子、十五郎が比叡山で修業して、天海僧正として、日光東照宮の建立に関与する。
⑤　彼らが協力して、江戸幕府の基礎を固めた。
⑥　つまり、本能寺の変で光秀公の目論んだ考えが、明智一族のなかで、後日、実現した？？

光秀公ファンの一人として、たとえ、小説であるとしても、読後極めて気分良いものでした。

先日、京都・南禅寺の塔頭である、金地院を訪れた際、東照宮が祀られており、その横にも明智門があったこと、納得です！！！

是非、ご一読下さい。　少々、長文になりすぎました。

コメント(3)

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[1] mixiユーザー 11月21日 12:15

面白そうですね！
早速、本屋さんで探してみます^_^;

[2] mixiユーザー 08月09日 08:53

明智憲三郎氏の著書が大変に話題になっております。
最近、出版された下記の小説が興味深くここに紹介いたします。
　　
　「信長の２４時間」　富樫倫太郎著（ＮＨＫ出版　２０１３年刊）
光秀はじめ信長をとりまく武将、朝廷に加え、伊賀者忍者が複雑に絡むという話で、小説（フィクション）であると承知のうえながら、余りの予想外の展開で驚き入りました。
光秀が本能寺に到着する前に、今話題の黒田官兵衛が率いる一団が、桔梗紋の幟を立てて、信長を襲うという筋立てで、光秀一団が右往左往するという話です。
これは私のような、光秀公、信長公フアンにとり、どうしても納得いかない展開で、作者に誠に申し訳ありませんが、読後、後味良くない小説でした。
ただ、唯一、本能寺の変前夜に、謀反の予感を感じた、森蘭丸が、本能寺警護の不備を案じて信長に尋ねた際に、信長公曰く「光秀公が、都と指呼の間、亀山に１５０００人の兵が出陣の準備をしておる。彼らが駈けつけてくれる。」という発言は重みがあります。
やはり、私が読んだ小説では、既にこの蘭で書いた次の２作品が好きです。どちらも、憲三郎氏の名著が出版されるより以前の作品ではありますが。
　　　　「本能寺の真相」　姉小路祐著（講談社文庫　２００５年刊）
　　　　「光秀奔る」　家村耕著　（文芸社　２０１０年刊）
確かに、歴史小説は読み比べると面白いですな。

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