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Marie Laurencinコミュの詩人としてのローランサンについて^

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画家として特に女性に支持され続けているローランサンですが、

彼女は詩人としても素晴らしい作品を残しています。

代表作は『鎮静剤』

堀口大學氏の訳ですので、原詩の素晴らしさが伝わると思います。


退屈な女より

もっと哀れなのは

かなしい女です


かなしい女より

もっと哀れなのは

不幸な女です


不幸な女より

もっと哀れなのは

病気の女です


病気の女より

もっと哀れなのは

捨てられた女です


捨てられた女より

もっと哀れなのは

よるべない女です


よるべない女より

もっと哀れなのは

追われた女です


追われた女より

もっと哀れなのは

死んだ女です


死んだ女より

もっと哀れなのは

忘れられた女です


なんてすばらしい。。。。。。。

アポリネールとの恋愛、そして別れはみなさんご存知だと思いますが。

アポリネールからの影響が色濃く出ながらも、やはり女性的なのですね。

ナルシシズムが中性的な男性よりも、やはり女性的なものを強く感じます。


ちなみに高田 渡が、アルバム『系図』の中で堀口氏の妙訳(妙薬?)そのままに曲をつけて発表しています。
そのカバーを小西氏アレンジ・プロデュースで、夏木マリさんがカバーしてます。

私は両方聴いてますが、小西バージョンのほうがかっこよくとっつきやすいです。

ゲンズブール的な解釈でアレンジされていると感じました。

ゲンズブールもアポリネールからの影響を少なからず受けている人だから

ゲンズブール好きな小西氏としても無意識なのか、結果として、ゲンズブール的なプロデュース作品となってます。


いずれにせよキュビスト達やアポリネールと縁を切ったといっても彼らから得たものは大きかったといえるでしょう。

みなさんいかがですか?

詩人としてのローランサン。今読んでもすばらしいし、素敵だし、美しく、切なく、そしてカッコヨイとは思いませんか?

コメント(3)

ヤタベさん

とても興味深いお話ありがとうございます。

堀口氏がローランサンと恋人同士だったとは。。。。。

洗濯船の話は私も小耳に挟んだことはありますが。。。。。

うーーーーーーーん。堀口氏。やりますなあ。。。

どうりで。

彼女の魂を読んでいるからこその妙訳なのですね。。。

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