ジャク・ドワイヨン、フィリップ・ガレル(彼は一度だけ『恋人たちの失われた革命』の製作で貸し付け拒否に遭い、物議を醸した)、オリヴィエ・アサイヤス、ブリュノ・ヂュモン、コスタ=ガヴラス、ミヒャエル・ハネケ、アヴィ・モグラビ……。一方、援助を断られたものを見ると、この助成制度の限界がわかる。ジャン=マリー・ストローブとダニエル・ユイレの二人が作り出す厳格な作品、ルネ・アリオ(『Les Camisards』、あるいはミシェル・フーコー原作の『Moi, Pierre Riviere…』)、今夏にシネマテークでの回顧展が予定されるジャン=クロード・ビエット、そして驚嘆すべき監督リュック・ムレらの作品である。
エリック・クリネンバーグ
ニューヨーク大学(社会学)
近著に、『一人で生きる――独り暮らしの急増ぶりと意外な魅力』(未邦訳)Eric Klinenberg, Going Solo. The Extraordinary Rise and Surprising Appeal of Living Alone, Penguin Press, New York, 2012. がある。本記事はその要約である。