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反「国家の品格」コミュのアンチマインドコントローラー

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ある日、貴方の友人が目を輝かせて貴方に近づいてきました。
「この本、ベストセラーなんだけどもう読んだ? 読んでないならすっっごいいい本だから是非読んでみて!!」。
彼女の手には・・・ええ、そうです、ベストセラー『国家の品格』(新潮新書)。

近い将来起こるかもしれないこんな状況にうろたえたないよう、"小一時間説教"、"鉄拳制裁"、"絶交宣言"等の代わりとして「あ、じゃあ私からはこれ貸すから、読んでみて」と大人の対応が出来る本はなんだろう? と考えてます。
理想は、友人に「あ・・・この間貸した本だけど・・・焚書しちゃっていいよ」と言わせること。

皆さま、それに適する本をご紹介ください!


#今のところの私的第一候補: 米原万里『魔女の一ダース』(新潮文庫)

コメント(13)

木村剛のなんたらフライトというのも酷かったですね。

いろいろな統計を参考にしているようで、実際にはそこに出ているグラフと書いている内容との相関性が明らかでない。。というか、とりあえず数字を出しておけば、論文調になっていいやというようないい加減さを感じました。

木村剛は日本の将来は暗いと危機感を煽ることで、不安をもてあましていた日本人読者の興味を活字にして伝えることで本を売ったとアタシはみています。

危機感を煽った後でくるのは安心感ということで、国家の品格は日本の将来は暗くはない、なぜならば日本は特別な国だから。。という路線で来たのでうけたのではないでしょうか。
 つい先ほど、29人目の登録をさせていただいた者です。

 この本に限らず、ベストセラーになる本は、だいたい「普段は本を読まない人」が買うんですよね。だから「本に書いてあることは本当だ」「新聞に書いてあるんだから正しい」「偉い人が言ってるんだから間違いない」という単純な思考がある気がします。

 こういう人に、近代がどうとか、論理がどうとかいう本を読ませても、無理だろうなぁと。ぜったい「よくわからなかった」って言われそう。

 ……と、つらつら考えた末に思いついたのですが、『反社会学講座』(パオロ・マッツァリーノ/イーストプレス)(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872574605/ref=ase_mixi02-22/503-2339861-0726361)あたりから入るのはどうでしょう。「若者の犯罪が増えている」「昔の日本人は偉かった」といった紋切り型の認識を壊すことが、なにより『国家の品格』に出てくるような考え方に免疫をつくるかもしれないなぁと思います。
 この本のなにがアタマを抱えるといって「英語より国語が大事」とか主張している本のくせに、その「国語」がなっていないことですよね。なにしろ、文章の前後がつながらない。例が例になってない。カテゴリの違うものを比較している。主張の裏付けが、ぜんぜんとれない文章ばかり。
 これは「論理」の問題以上に、「国語」の問題だと思います。つまりは、読者に「国語力」があれば、問題になるはずはないと思うんですけどね。

 論理的な国語力養成にいちばん「効く」のは『論理トレーニング101題』(野矢茂樹/産業図書)(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/478280136X/ref=cm_lm_fullview_prod_3/503-2339861-0726361?%5Fencoding=UTF8) のような本だと思います。たぶん、「国家の品格」万歳な人は、あまり読んでくれそうもないですが……。
>7: hikaru (nankado) さん
 そうなんですよね〜。最初のいいわけが強力すぎて。うまい手ですね。

 リクエストできるとしたら、社長こと豊崎由美氏に「メッタ斬り」してもらいたい〜(以前読んだ『頭がいい人、悪い人の話し方』書評にはすっきりしました)。あ、唐沢なをき氏のマンガなら、hikaruさんのオチをひきとってくれるかも……。

 でも、批判的な書評は、なかなか商業誌では難しいんですよね。そんなことするスペースがあれば、1冊でも「良書」(と思える)本の紹介をするほうが優先されますし。批判にスペースを割けるのは、それが「現象」という地位を獲得してから。すでにこの本はその地位にあるので、これからもすこし出てくるかもしれません。
さっそく『反社会学講座』を読みました。

硬い印象の表紙と高尚な感じのタイトルから私には難しいかな、と思いながら読んでみましたが、内容は意外に理解しやすく爽快に書かれていて、オビ通りの画期的な著者の意見に目からウロコが落ちる思いでした!!V(≧∀≦

と、本家・国家の品格的感想はさておき、この本はいいですね。
処方箋というより、ルーさんが書かれている通り予防接種的に読ませれば効果は絶大と思います。 (後付けだと、姫津さんご指摘の通り「それはそれ、これはこれ」的にこの本と国家の品格とが読者の中でなぜか両立できてしまいそうなので)

惜しむらくは、表紙にイラストがある点(タイトルのフォントが明朝なのは高得点)および著者の経歴が明らかでない点(社会学者で海外滞在経験アリが望ましい)でしょうか。

次は『我が闘争』を読もうかな(自分用トピか)
エーリッヒ・フロム著「自由からの逃走」をお薦めします。これこそ究極のアンチ・マインドコントローラーではないでしょうか。人間「自由、自由」って誰もが自由が大切だと思っているようで実際のところ大部分の人間は自分で考えるのがめんどくさいので大きな者、強い者に従うことに安心感を覚える、ということです。
CD買うのに自分で買いたいCDが決められずにオリコンのチャート見て、誰もがかっているCDを買って、これで自分も多数派だと満足するような事です。
>SINNOさま
 おお、すばやい。というか、早速お読みいただいたということ、ワタクシごときのおすすめにうかうかのっていただきまして、まことにありがとうございますm(__)m

『国家の品格』は、「今の日本はダメだ」という誤った認識によって、「昔の日本はよかった」という重ねて誤った認識へと至るという点で、まことに悩み深い書物です。その両方にパンチを与えられる点で、『反社会学講座』は好きですね(^^)

 おすすめの米原万里さんは『パンツの面目ふんどしの沽券』しか読んだことがないのでおおきなことは言えないのですが……『国家の品格』との比較だと、その国際感覚、ユーモアの感覚、日本語感覚の差がなるほど歴然ですね。解毒剤として、すばらしいと思います。惜しい人を若くして亡くしました。私も追悼&解毒のために、ちょっくら読んで参ります。
>SINNOさま
 遅ればせながら、『魔女の一ダース』読みました。いやー楽しかったです。楽しすぎて、読んでいる『国家の品格』と比較するなんて、思いもつきませんでした。
 海外に出して恥ずかしい日本人とは、ただ妄信的に自国の文化を称揚する人ではなく、他国の文化にも同じように敬意をもって接することができる人だと思います。たしかに、『国家の品格』★★★★★な人に、ぜひ読んで欲しいですねぇ……。

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