200万部を突破し、驚異的な勢いで売れ続ける藤原正彦「国家の品格」(新潮新書)。
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しかしこの本では、
- 論理より情緒
- 英語より国語
- 民主主義より武士道精神
と、およそ近代社会を否定する論調が非常に強い。
前近代礼賛本であるこの本への圧倒的な支持の裏には、本質的には近代を拒否する日本の後進性が見え隠れしてならないような気がする。このコミュでは「国家の品格」の著述内容そのものに加え、この本に感化されてしまう日本社会の危うさや前近代を志向する日本人の精神性(あるいはその精神性の再生産過程である学校教育)についても意見を交換したい。
なお、このコミュでは基本的に、「国家の品格」に代表される反近代主義を憂慮する立場からのコメントだけを受け付けます。議論の質を保ち、不要な争いを避ける立場から、反近代主義を支持する発言は容赦なく削除いたしますし、そういう発言を繰り返す方はコミュから脱退させますので、その旨ご了承ください。