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URA トラウトルアーコミュの【明日の一匹に】タックル編【出会うため】

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タックル編 (まずは身の回りから固めよう)
【ウェーダー】
簡単に言えば胴まで覆う馬鹿デッカイ長靴。
こいつがあれば濡れずに釣りが楽しめる。

という事で、ボートからのアプローチを除き、自然界には遊歩道も桟橋も無い。  
水辺の道なき道をひたすら歩く為、ウェーダーは必須。
デザインや素材で価格が変わるが、何はともあれ釣具屋へ行って履き比べよう。
オーソドックスなのはチェストハイと呼ばれる胸まであるタイプ。他、腰までのウエストハイもあるが、ベルトのみの場合はずり下がるのでサスペンダー付きか、自分で追加した方が扱いやすい。
チェストハイの場合、安全の為にウエストベルトは必ず装着しよう。ベルトが無いと水中に転倒した際に水がウェーダー内に入り込んでしまう。その後どうなるか…、わかるよね?

素材別の特徴として、安価なのはナイロン製。とにかく蒸れる。それを改良したのがゴアテックスやエントラント等、防水透湿素材で内部が蒸れずコレが定番だろう。 変ってネオプレーンは蒸れこそ解消できないが保温性に優れ、湖での立ちこみや厳寒期の防寒を兼ねた使用では快適。
間違ってもその逆はしない方がいい。ヤバイほど不快で釣りにならない。

「べっ、べつにアンタを心配して言ってるんじゃないんだからねっ」

靴の部分は別途ウェーディングブーツが必要なソックスタイプと、長靴が予め溶着されているブーツフットがある。
踏破性はソックス、扱い易さはブーツというのが一般的。
どちらも一長一短があるのでお好みの方を。
靴底は濡れた場所でも滑りにくいフェルトソールがデフォ。それ以外の物はフェルトソールと比べると…
○ラジアルソール
いわゆるゴム底。地面を歩きやすく吸水性も無いのでボートフィッシングに。濡れた石やコケの上では恐ろしく滑るので注意が必要。とはいえ最近では水辺でも滑りにくい特殊なソールが登場している。

○スパイクソール
鋼鉄製のピンを埋め込んだ靴底。ラジアルソール+スパイクは険しく海苔が付いている磯等では有効。しかし平らなコンクリートや渓流の丸い石には弾かれて滑ってしまう。フェルトソール+スパイクは濡れたコケに強い。また磨耗性も普通のフェルトソールより良い。ちなみにボートフィッシングでスパイクソールを履いてはいけない。デッキを傷つけるので船主に殴られるぞ!

○その他
ウェーダーを保護するプロテクターがあるので必要に応じて装着しよう。膝や脛を守る物(グラベルガード)が一般的。専用品の他、シャワークライミング用もある。
また、ウェーダーがあれば何処へでも行けると勘違いしないこと。それほど険しくない区間であっても、事前に地図を見てルートファウンディング能力を高めておこう。何処から入り、何処を辿り、何処で上がる。という安全なルートを見出す能力も大切な技術である。

FAQ
Q:ウェーダーが買えません。スニーカーでも大丈夫ですか?
A:自然を舐めんな!ゴム底の靴だとすっ転んで怪我するぞ。どうしても捻出できなければ安価なナイロン製を買え。蒸れは気になるが冗談抜きで事故るよりマシだろ?

【フローティングベスト(ギア)】
渓流ルアーではあまり使うことはないが、ボートや海では必須になる。
一般的なのが浮力体を身に付けるタイプ。かさばらずに動きやすいのが自動膨張式である。浮力体式は頑丈で岩場で転んでも破れず、メンテもそれほど気を使わなくて良い反面、どうしても身の回りが窮屈になりがち。自動膨張式は身軽で楽な反面、正しい使い方を知らないとトンデモナイ事になる。笑い話じゃないが岩にあたってパンクしたり、作動時に首が絞まった!なんて事もあるんだから。注意点として、装着する時にはベルト類はしっかり締めること。緩いと水に落っこちた時に体がすっぽ抜けて意味がない。というか恥死する。

【ライン】
強度の目安であるlb(ポンド)表示に慣れよう。
1lbは453.59237g なので、4lb≒1800g≒1号 の強度があるという事。
当然ポンド数が大きくなれば太くなるし、細さを求めると強度が低くなる。選ぶ際にはバランスを見極めよう。ポンド数÷4でおよその号数が算出できる為、号数表示の釣り糸を転用する際には参考に。
またラインは結び目や使用状況により強度が低下する。
大まかに、結び目があると表示ポンド数から10〜30%引いた数値(PEは更に大)が実用強度である。結び方が上手になれば、低下値を小さく抑える事ができるので練習あるのみ。使用し続けて白っぽくなったり、切れ易いと感じたり、巻き癖が強くなってきたら交換時期。

以下代表的なライン素材
○ナイロン
適度な強度としなやかさで扱い易い素材。弱点は伸びる事。変に細くすると伸びまくって扱い難くなる。しかしトータルバランスでは良く纏まっている素材なので、特に目的がない場合はナイロンラインをどうぞ。
○フロロカーボン
エリアトーナメントでは主力となる事もある。硬く、ナイロンを凌ぐ感度を体感でき、屈折率が水に近い為にステルス性も狙えるという。反面、その硬さから糸ヨレが多発するなどのデメリットがあるので、取り扱いやリールのサイズに気を使う。水よりも比重が高く、比重の軽いPEへのリーダーとして相性も良い。

○PE(ポリエチレンマルチフィラメント)
極細のフィラメントによる編み糸。引っ張り強度はナイロンの約2倍以上と目を見張るものがあるが、結び目の強度は半分程度になる場合もある。伸びが殆ど無いのでダイレクトな操作感、編み糸の為に透明度が無い事も特徴。その特徴をマイルドにする為、ナイロンやフロロカーボンをリーダーとして接続する場合もある。

○エステル
最近になって注目されている素材。もともとはアジングでの積極的な掛けアワセで使用され、エリアトーナメントではその有効性が合致しているようだ。ナイロンとフロロの中間的な比重、PEラインに迫る感度を持つ。しかし気を付けないとライントラブルが発生しやすく、フロロ以上に気を使うとの意見もある。状況がハマれば強く、外せば使い難い素材。今後の改良によっては化ける可能性がある。

○リーダーシステムについて
細いラインを使用していて根ズレや歯ギレ、キャスティング時のショック軽減を狙うには考慮すべき。またPEを選択時、そのダイレクト感を和らげたりステルス性を高めたり、或いは比重を変えることでルアー操作性を調整する為に接続する。
これは使用者の好みがあるので概念に囚われずにいろいろ試してほしい。

FAQ
Q:巨大なボビン巻きの安いラインは使えますか?
A:強度表示がされている製品は一応信頼できる。号数表示は強度がアテにならん。また結束強度や耐久性が価格相応なのは当たり前なので、マメに巻き換えて使ってみるのが良いんじゃない?

Q:どのライン素材が一番いいですか?
A:つ「天蚕糸」 使い方とかシチュで変えろ。ナイロンを使い倒して、それから比較してみればいいと思う。PEが良いって人もいるしフロロ愛の人もいるから十人十色。

Q:ラインがすぐ切れてしまいます
A:結び目はちゃんとできてる?どんなに強いラインでも、例えワイヤーでも結束が弱ければ切れる。何度も何度も結び方を練習をしよう。指技も上達するからさ。また細いラインを使用していないか?1ランク強くしてみ?

Q:リーダーシステムってつけたほうがいいですか?
A:意味も分からず組むんなら時間の無駄。根ずれ防止には数十センチで事足りる。レンジキープだとか力糸の代わりだとか、他の意図がある場合には更に長く取る場合もある。ただし結び目が増えるって事は、リスクも増える。リスクマネジメントも忘れずに。

Q:結ぶのが苦手なのでスナップは便利だと思うんですが、使った方が良いですか?
A:短時間にルアーをとっかえひっかえするなら手数が増えるが、開高健を目指すなら不要。あと結びっぱなしは後で泣くはめになるぞ。結び目が怪しかったら即なおせ。だいたい結ぶのが苦手だから使うってのはなんか変じゃね? 結びの練習を1日100回やれ、そうすれば問題解決。

【ロッド】
自分が最も通うフィールド・使うルアーを思い浮かべよう。湖なのか?渓流なのか?本流なのか?ミノーなのか?スプーンなのか?それらによってロッドの性質が変わってくる。
一本のロッドでいろいろ使えれば理想的だが、そのようなロッドは存在しない。そのうち幾本も欲しくなるので中途半端に選ぶのは止めるべき。徹底的に調べて持論を固め、好みデザイン、曲がり具合なども考慮して選ぼう。強いて言えば、自分が使いたいルアーに合わせて選ぶのも一つの方法である。

○ロッドの長さ
源流で5フィート前後、渓流だと6フィート前後。湖や本流では7〜9フィート前後。“前後”なので決まりは無い。自分が使いやすそうな長さでいい。短いとキャストコントロールが高まり、長いと遠投性が高まるってのが一般的な理論らしい
ちなみに1フィートは12インチで、表示は「ft」若しくは「′」。1インチは2.54センチ、表示は「in」若しくは「″」。読み方の例として「5′6″」と記載の場合「ごふぃーと、ろくいんち」であり「ごぉ、てん、ろくふぃーと」とは読まない。たまーに間違える人がいる。

○ロッド負荷
ロッドの強さはキャスト可能なグラム(オンス)数を見ればおよそ参考になる。グラム数が大きくなれば硬いロッド…の考えで間違ってないはず。しかし表示グラム数のルアーであれば必ずしも“使える”という意味ではない。極端なライトロッドでクランクを投げると分かるが、キャストはできても引き抵抗に負ける物もある。最初は表示グラム数の真ん中あたりから選ぶと良いかもしれない。

○ロッドアクション
曲がり具合にも種類があり、ロッドの先が曲がる「ファストアクション」、全体的に曲がる「スローアクション」、その中間的な「レギュラーアクション」と一般的には呼ばれる。極端な先調子を「エクストラファスト」とし、細分化している場合もある。バットが曲がらない強い物が好きという人もいるし、柔軟に荷重移動する物が好きという人もいる。
※これらの表示をしていないメーカー、別の名称を使用しているメーカーもある。
それぞれの特徴として、ルアー操作や感度を求めるとファストアクション。魚の乗り、ばらし難さはスローアクションがよいとされている。一般的にミノー・スプーンの操作系ルアーはファスト〜レギュラー気味、スプーン・スピナー・クランクベイト等、ただ巻きする使い方(マキモノ)はレギュラー〜スロー気味が良いとされる。ちなみに超初心者がキャスティングしやすいのは両手持ちできるハンドルにレギュラーアクションの物だろう。

【テーパーとロッドアクションの違いって?】
ロッドの性質を語る上で、ロッドアクションとロッドテーパーが曖昧に説明されることがあり、それもアングラーを迷わせる一因となっている。
○ロッドテーパーとは
平たく言うとロッドの元径と先径の差。元が太く、先が細ければファストテーパーとなる。単一素材を使用したロッドデザインでは、テーパーによってアクションを設定しており、特にバンブーロッドビルディングでは本が一冊できるくらい奥が深い。またソリッド素材では削りだす太さを変えることでアクションを設定している。
○ロッドアクションとは
ロッドに加重を掛けた時の曲がり具合。上記のとおり。
例としてスローテーパー・ファストアクションと言うのは高弾性素材を用いた先調子のロッドと推察でき、現代のカーボン製ロッドの殆どがこのようなデザインになっている。利点として使用素材が少なくて済むからコスト低減に繋がり、何よりも軽いから誰でも触った瞬間は気になるだろう。デメリットは絶対的なパワーが不足しやすかったり、振動収束性が悪かったりもする。そこで不足分を補うため、ボロンを編み込んだりカーボンテープで締め上げたりする。あのあの。軽くするために細く作ったのに、強度上げるために補強したら重くなるんじゃ…

「ロッドデザインってパラドックスの塊だってばっちゃが言ってた」

実際に性能云々はさて置き、高級感を出すためにボロンやチタン、アラミド繊維を巻いているロッドも存在している。とあるメーカーではラグジュアリーモデルにはボロンやチタン、アラミドをふんだんに使用しているが、性能最優先であるトーナメントモデルには一切使用していない。じゃあボロンやケブラー、チタンって性能面では必要ないの?お飾りなの?と言われるとそうでもない気モシナクモナイ…。きちんとした設計で織り込めば、ボロンなら細軸に作ってもトルク感を増す事ができたり、アラミド繊維はロッドの強度そのものを高める事ができる。

性能とかは置いておいて、人と変わった素材に対して魅力を感じる人もいるだろう。だって、チタンシャフトとか書いてあるとカッコイイいいじゃない!フルグラスロッドって玄人っぽいじゃん!ってね。
素材だけでなく製造工程の複雑さ、或いは熟練の職人技によって生み出したオーバースペックですらたまらない魅力と感じる人もいる。その事も決して否定してはいけない。釣りとは趣味の一つであり、それを用いて過ごす時間を楽しむものなんだから。

【ロッドの素材について】
カーボン(炭素繊維)が一般的。その繊維の製造方法、繊維の素材により反発力や剛性が変わる。ざっくり分ければ高弾性〜低弾性と分けることができる。高弾性カーボンとは復元する強さ(速さ)が高く、軽くて硬いが脆い、低弾性はその逆の性質を持つ。
その特徴から高弾性は軽くて操作性に優れ(悪く言えばピーキーであり)、感度も優れる。対して低弾性は復元力が穏やかなので、若干重いのを我慢すれば所謂「乗せる」ルアーアクションがし易く、バイトに対して弾きが発生しにくい。
それらを踏まえ、ロッドパワーを表記をしているメーカーもある。

パワーの設定はロッド素材のフラッグと呼ばれるシートの切り方と、フラッグをマンドレル(心棒)に巻きつける厚さで決まる。(これをプライと呼ぶこともある)例えばマキモノ専用ロッドでは、高弾性素材では使い難くなるので低弾性素材を用い、プライで対処することもある。何層にも厚く巻き上げればパワーが上がるが、弾性は低いのでパワーがありつつも弾きの発生を抑える事ができる。上記のテーパーとプライ、素材の選び方で無数のデザインが可能になる。ロッドの広告にあるコンポジットと言うのは、数種類の弾性の違うフラッグを組み合わせてプライする方法。例えばロッドティップを低弾性素材のフラッグで巻き、バット側を高弾性素材のフラッグで巻けば繊細なティップを持ったパワーのあるロッドができるってわけ。実際はそんな単純なものではないが。

※動画サイトで製造工程を見ることができる。理系アングラーは興奮するぞ!

ロッド選びで注目したい点は他にもある。グリップのデザインや握り心地、ガイドリングの素材や大きさ、配置。飾り巻きの美しさなども吟味しよう。

○リールシートとグリップについて
リールシートは固定方法に2種類ある。リールをバット側、下から上に向かって固定する物をアップロック、その逆をダウンロックという。個人差はあるが手のひら全体で軽い握りをするならダウンロック。親指、人差し指、中指でガッチリ持ちたい場合にはアップロックがいい。また、重心の関係でロッドを立て気味に操作するにはダウンロック。寝かせ気味に操作するにはアップロックが向いている。グリップ部分はコルクが一般的で、特にトラウトはコルクでないといけないような風潮もある。しかしコルクはグレードにより耐久性や見た目が変わり、やや上級なAAAグレードのコルクは3〜5万円台のロッドに使われ、それ以上のグレードとなると希少品なので量産品への装着は無く、少数制作の高級品またはビルダー向けになる。一般的なロッドに付いているコルクはグレードAA〜Aなので、穴のようなスが目立つ。ロッドを手に取って握る部分にこのスが当たらない物を選ぼう。ここからボロボロと崩れてしまう物もある。この他にEVA(スポンジ)やウッド、カーボン製がある。EVAはどの条件でも持ちやすく滑りにくく、コルクのような製品ムラがない。ウッドやカーボングリップは趣味の世界。好みで選ぼう。
ハンドルの長さでもキャスト性能が変わる。剛腕キャスターなら短いハンドル(シングルハンド)で十分だが、慣れないうちは両手で持って若干の隙間が開く長さがバランスが取れる。

○ガイドリングについて
ラインを通すガイドにも種類がある。フレームとリングで種類が分けられ、フレームは耐久性のよいステンレスと、軽量なチタンがある。初心者はしっかりティップを入れられるステンレスの方がキャストしやすい。微細な操作や積極的なアワセを入れていくならチタンだろう。フレームの形にも種類があり、スピニングロッドではY型(以前までの主流)K型(現在の主流)KH型(K型を足高にしたもの)、AT型(超軽量)などがある。ライントラブルを防止するならK型、超軽量を求めるならAT型。ベイトロッドはL型、R型(リバース型)主流になるようだ。
リングは主に3種類が出回っている。数千〜1万円台ではハードリングと呼ばれる、やや灰色を帯びたセラミックリングで、軽量だが割れやすくラインの滑りもやや悪い。が、軽量なルアーをメインに綺麗な水辺のトラウトなら気にもならない!?はず。(ちなみに野池のバス釣りでは滑りが悪くてハンデになる)中堅〜上位機種にはSiCと呼ばれるシリコンカーバイトセラミックリングが一般的。全てジャンルにおいて主流で、これを選んでおけばまず間違いない。さらにその上位、トップレンジの製品に付いているのがトルザイトと呼ばれるセラミックリング。滑りも耐久性も重量面でもSiCを上回り、キャストのスムースな伸びを体感できる。

【ロッド選びで考慮する事のまとめ】
1.自分が愛着を持って使える見た目・素材・メーカー
2.使用するフィールドに適応した長さ
3.使うルアーに対応していること
4.曲がり具合 ※これは数本使ってみないとわかりにくい:-b

ロッドはリールと並んで実際に触れる道具だから、こだわりを持って選ぶべき。使い手の好みがモロに反映される道具なだけに、明快なテンプレができません。

FAQ
Q:伊●さんが使ってるロッドじゃないといけませんか?
A:メーカーが勝手にくっ付けたイメージだから釣られるなよ。一つの基準にはなるが、信者以外の人はあまり気にしないこと。

Q:ウエダやイトウクラフトのロッドを使っても岩魚が釣れません
A:ロッドの責任にすんな。そりゃAS不足が原因じゃないか。

Q:各メーカーのカーボンの違いが分かりません。
A: 素材屋でない限り、普通に使う分にはあまり気にしなくていい。というか、さも自社開発したみたいな広告もあるが、アレはアヤシイ。カーボンシートは兵器にもなりうる極めて高度な素材で、釣り具メーカーが開発できるものではない。実際は仕入れたカーボンシートの名前をメーカーが付け替えてるか、巻き方を工夫してそれに名前を付けてるだけ。その巻き方の表現もアヤシイものではあるが…

Q:ウ●ダのロッドを買いたいのですが、すぐ折れるって聞きましたけど
A:それって都市伝説じゃね?それか使い手が坊やだからさ。人の噂は気になる情報だが、それでも気になるんなら選ばないこと。

Q:ところでAS(アングラースキル)ってなんですか?
A:平たく言うと釣り人としての技術。知識や経験、情熱やマナーとかとか。「そんなのないわ」と言ったらそこで終わり。釣れる釣れないはまた別の話だよ。

【究極のロッドを求めるならビルディングしよう】
市販のロッドでは満足できない、市販のロッドの中に使いたい物が見つからない。そんな時にはロッドビルディングも1つの手段である。パーツさえ揃えられれば、僅かな備品投資と技術練習によって、オリジナルのロッドを作る事ができる。ロッドビルディング専門店にはブランクからガイド、グリップまで全てのパーツが売っている。興味があったら覗いてみよう。

【リール】
○スピニングリールが一般的。
アウトスプールタイプが大多数を占めているが、カーディナル3やミッチェル等のトラディショナルなモデルにはインスプールタイプも存在し愛用者も多い。絶対的な性能面ではアウトスプールが優位だが、インスプールリールにはそれだけでは語れない味がある。
変わったところではレバーブレーキを使う人もいる。もともとは磯釣り用リールだが、指1本で任意にラインを送り出せる機能があるので、ベイトリールと同じようにドリフトのスイング幅を調節する事ができる。なによりドラグロック限界ギリギリのファイトを楽しめたり、あるいはファイト時の機動性向上だとかちょっとラインコントロールをしたい時に便利である。不意に魚が暴走した時こそレバーブレーキの恩恵を実感できる。

○ベイトリールは精度・パワーこそあるが扱いに難アリ。
構造上糸ヨレが発生しない、パワーがある。キャスト精度が高いといった特徴がある。反面、向かい風に弱い、軽いルアーが投げ難いなどがある。しかし見た目のカッコよさとかロマン溢れるよね。渓流用に選ぶ時は「ベイトフィネス」を謳っているモデルがいい。ノーマルモデルでもできなくはないが、やはり専用品には遠く及ばない。また、専用ロッドも数が限られている事を覚えておこう。ちなみにラインの巻とり量でスプール径が変わる。それを利用してやや少なめに巻くとブレーキコントロールがうまくいく時もある。

○スピニングリールのサイズについて
ダイワ・シマノ・ピュアフィッシング取り扱い製品なら2000か2500前後が扱いやすい。渓流なら1000〜2000で、湖や本流では2500〜3500で特に不便は無い。1日中振り続けるので重量はできれば気にしたほうがいい。2000サイズを例に挙げると、自重250g以下、本気で楽しみたければ200g以下が望ましい。軽いリールほど高価なので、預金通帳とよく相談のこと。
ここでドコのリールが良いとかは言わないが、どのメーカーも中堅機種が価格相応の性能がある。

〇ドラグ調整ってどうやるの?
リールをロッドに組み、ラインをガイドに通す。次に通したラインを引っ張ってロッドに加重をかけていく。そしてラインが切れたりフックが伸びる寸前、或いはロッドが破損する手前まで締めればいい。
※ラインが引っ張られる強さと速度。ロッドによる抵抗は常に同じとは限らない事も覚えておこう。
大雑把な人はリールから直接ラインを引き出して感覚で調節しているし、ガチの人はテンションゲージで調べながら設定している。ドラグ設定も人の性格がよく出る部分である。
最後に、釣行が終わったらドラグノブは必ず緩めておくこと。締めっぱなしだとドラグワッシャーが潰れてしまい、本来の性能を発揮できなくなってしまう。

FAQ
Q:ホームセンターに売ってる1000円リールでも良いですか?
A:それで納得できるなら可。でもまあいい大人なんだからそれなりの価格の物にしようよ。高価なものが良いとは言わないが、チープ過ぎる道具選びもどうかと思うよ。

Q:イグジストとステラは最高と言われてますが、どっちが一番ですか?
A:どっちも良いと思うけど、気になるなら両方買えばいいじゃん。軽さのイグジ、滑らかさのステラって言われてる。だけど中堅機種も忘れんなよ。ヴァンキッシュのように大物食いもあれば、セルテートのように質実剛健のものもある。

Q:リールの改造パーツとか必要ですか?
A:それで釣れればみんな付けてるから御呪い程度のもん。見た目を良くしたいとか、ちょっと性能アップさせたいとか、どうしても欲しくなったら考えてみれば?ちなみにメーカー指定パーツ以外を組むと、アフターサービスを受けられなくなるぞ。自己責任も忘れずに組み込もう。

<続きます>

ルアー編へ
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18299751&comm_id=883923

コメント(41)

オレは、こういうコミュだからもっと毒気強くてもイイと思うな。(笑)

ちなみにオレはスプーン無しに釣りが成り立ちません。(爆)
皆さん、早速のコメントありがとうございます。

改めて読み返すと直した方が良いな〜?と言う部分もありますね。(汗)
テンプレートなのである程度の型は意識して書きました。またFAQは反面教師じゃありませんが、QもAも両極端に振っています。
マイルド過ぎちゃうとテンプレにならない恐れもありますが、一部修正を考えます。

毒気はどれくらいのサジ加減かは難しいですね。
ひとつのネタとして、FAQでは今後も盛り込むかもしれません。
ルアー説明等も含めて全体的に加筆が必要ですね。ミノーだけがトラウトルアーじゃありませんし、他の項でも不足を感じます。その辺りも配慮します。

自然への配慮の項にも加筆をしようと思います。
でもコレがダメ!アレもダメ!とか一個一個縛り付けるのも変なので、アングラー一人一人が自分でどう向き合うか?また楽しみ方についても、そんなテンプレを模索します。

でっかい宿題ができた!
とりあえずタックル編とルアー編を修正しました。

心構え編はまた次回に…もう眠いのです。(爆)
面白そうなので、お邪魔させていただきマース。

Q. リーダーってつけたほうがいい?

A. 迷うんなら、リーダーに使おうと思うラインをリール全体に巻け。
  ある程度、確実に魚をキャッチできるようになって、目立つラインを
  使いたいとか、細いラインで遠くまで飛ばしたいとか、スリルを楽し
  みたいとか・・・そうなってから考えればよい。ただし、結び目が増
  えることはリスクが増えることとイコールだ。

Q. スナップって使ったほうがいい?

A. ビギナーは特に、スナップをつかって、いろんなルアーをひっかえ
  とっかえ試したほうがいいかもナ。しかし、同じ結び目で長く使い続
  けると知らない間に結び目やその近くのラインに傷が増えてくるもの
  だ。ズボラしすぎると、大物を掛けた時に泣くぞ。
   頻繁なチェックと、1日に何度かはスナップを結びなおしを怠るな。
  ちなみに俺は・・・つかわねえ。
もひとつ思いついた。

Q. ミノーは高価なので、スプーンばっかりそろえようと思うのですが。

A・ ミノーはスプーンの3倍位するからな。しかし、ほっとくと沈まなかっ
  たり、沈んでもゆっくりなものが多いから川底に引っ掛けてロストする確
  率はグッと低くなる。そう考えれば初心者のうちはフローティングミノー
  もそれなりに財布にやさしいはずだ。
これおもいろいですねわーい(嬉しい顔)
じゃ僕からも一言ハート達(複数ハート)ハート達(複数ハート)

Q、ミノー スプーン スピナーをどうやって使いこなせばいいですか?

A、状況におおじて使えばいいんだ。
僕の場合は基本はミノーからパターン探しにはいる。
その日何を食ってるのかも重要かもしれない。
スプーンは主に遠投でのリアクション狙いで食わせる。
スピナーも同じくリアクション狙い。
だがカラーによって何に見せて釣りをしたいのかを自分で考えどこで食わせるかまで頭に描いてキャストしてみる。←←これ大事exclamation ×2exclamation ×2
魚は光り物に弱い。
広い視野を持つことが一番大事なんだ。こだわりすぎるな。

以上。終わりだ。
あははわーい(嬉しい顔)
おもろいですね〜グッド(上向き矢印)

これでイメージ写真をつければ本が出来そう(笑)

>「べっ、べつにアンタを・・・
のトコは著作権の問題がアリマスが・・・あせあせ

って、バイト先はそこぢゃない?
失礼しました〜m(__)m
おはようございます。ようやく起きれました。(マテ)

アドバイスや具体的な例も挙げていただきありがとうございます。
若干手を加えて追記させていただきますね。

写真や図なんかも追加できれば更に面白いのですが、これは仕方ありません。
また著作権…!そりゃヤベイ
ちょっと調べてきます。

時間を見つけて加筆し修正を行います。
10000字制限越えそう…。トピを増やすかも?
ラインのポンド表示について、ちょっと誤解があるかも。
日本でよく見られるIGFA規格は「その重さまで耐えられる」ではなく、「その重さ以下で間違いなく切れる」という重さ。
「こんな切れやすい糸で釣り上げたんだぜ。すげーだろ。」って自慢するための規格だからね。

アメリカでは、文字通り「この重さまで大丈夫」って表示が多く
、日本ではこちらも結構使われている。
同じ4ポンドラインでも、IGFAとそうでないものでは、まったく別物なので注意が必要です。
ご指摘ありがとうございます。

誤解を生む部分を訂正しました。

ところでトピタイもちゃんと考えるべきでしょうか?
例を挙げていただいたFAQを追記しました。

表現が大きく変わりましたがご了承ください。
むしろ、ちょっと毒気を含んだテンプレの出し合い、というほうが面白いや、と思いながら読んでました。

ということで強めの毒を

Q. リーダーってつけたほうがいい?

A. 時間の無駄。
   だがその無駄を惜しまないことも釣りだ。
   ちなみにその無駄を惜しまなかった分の効果はないわけじゃない。

Q. スナップって使ったほうがいい?

A. 開高健を目指すなら全く不要のアイテム。
   だが、道まだ遠いと自覚しているならば、付けておいた方が彼に到る
  時間が少しだけ短縮できるかもしれない。
   忘れちゃいけないのは、油断すると、スナップごとルアーが消えてし
  まうぞ。
Nさんへ

私は管轄漁協へ電話で問い合わせをしています。
サイトで見ても良いんですが、あまり詳しく書かれていませんよね。
現場売りを待っても良いんですが、誤解を生んだりかなりお高くなりますから。
この辺りも心構え編に盛り込みたいと思います。
リーダー及びスナップについては重複する部分もありますので、
テンプレとFAQの両方に盛り込みたいと思います。

ありがとうございました。

編集していて思ったのですが、あまりにも毒を効かせ過ぎてしまうと「悪魔の辞典」にもなりかねませんよね。こうなるとまた別の意味合い(というかネタ)になってしまうかも…
※アチコチにある悪魔の辞典、面白いですよ。

いっそ「トラウトルアー悪魔の辞典」でも作ってしまいたいくらいですが、現時点ではなかなか難しいです。
ホントは思いついた毒をそのまま盛り込みたいんですけどね。(笑)
Q、トリプルフックとシングルフック、どちらがいいですか?
> あにさん
A、掛かりはトリプルのほうが間違いなくいい……だがシングルはトリプルにくらべのびにくいし使い方によっては根掛かりも少ない

ぼくの考えではオーナーにかなう針は存在しない だがルアーについてる針をかえると泳ぎが良くなったり悪くなったりもする 針は好みだがむやみにいじらない方がいいだろう これで終わりだ 頑張って魚をつってくり
FAQを追記しました〜。

Nさんへ
私、以前痛い目に遭ってまして、それ以来は調べたり問い合わせを欠かしません。
何処が放流ポイントで…とかココがアプローチしやすくて…とかも聞ける場合があります。
シングルフックかトレブルフックかについて

> 針は好みだがむやみにいじらない方がいいだろう

禿同。蛇足ながら・・・

小さなミノーにシングルフックを2個つけるとお互いに絡みやすい。かといって、どちらか一つにすると、バランスの崩れが一層大きくなりがち。
トレブルフック、特にバーブ付きを使うときはランディングネットに絡んで泣きたくなるときがある。ラバーネットならその心配はないが、ちょっと重いし。

私は使ったことないが、バーブレスフックってどうよ。
フックバランスはルアーのアクションやフッキング性能トータルで考えますから、やはりノーマルから始めるのが良いかと思っています。
その辺も踏まえて調味料と例えました。濃い味が好きな人もいれば、薄い味の人もおられますから。

バーブについてですが、私の持論としてはこの分野ではバーブは必要ないと思っています。まあNPOバーブレス普及協会との兼ね合いもあるんですが、シングル・トリプルに関係なくバーブ付きは手数が減る。(仰るとおりネットに刺さると絶望しますし)ハンドメイドミノーなんかですとフックを外す際に変な力が入ってフック諸共アイを破損したり…とかありますので。
また細軸を好んでいるせいか?フックがしなるのでバレは変わりませんね。とはいえ、タックルバランスの一つですから豪腕ロッドとかPEを選択していればまた違ってくるでしょうね。
もう二つ。(笑)市販のバーブレスは性能的にアレレ?なんで、バーブ付きを買ってきて潰してます。それと初心者にこそバーブレスかなぁ?って。今までに3回ほど、現場で指や耳に突き刺して泣いてた方を助けた事があります。


痛い思い出。それは何を隠そう二つの漁協の境界線近くの河川でのことです。券を購入して釣っていたら監視員に「ちょっとマテ!それ券が違う!」と。結局一日券を二枚買う破目になりましたとさ。トホホぉ。
管轄の境界にも注意しましょうね。(爆笑)
どういう回答が出てくるかな?と思って乗っけてみたんですが、皆さんそれぞれの背景が垣間見えて面白いですね。

ちなみに私は、トリプルフックに何のメリットも感じません。
・PE直結派なので、ラインの損傷が激しいから。
・キャッチ率に差を感じない。むしろASの問題と思う。
・根掛かりはシングルの方が少ないし、リカバリーしやすいと感じている。
・そもそも基本スプーン派なので、フックを替えてバランスが崩れるという心配は持っていない。また、人気ミノーをシングルにすることで、微妙なアクション変化を導き出した方が良いと思っている。つまりルアーは人と違うことをやるのが大事だと思っているから。
利に得てますね かなり勉強?実践での痛い目も実感しているんでしょうね!
> Nさんへ
対応が遅れて申し訳ありません。
各魚協の境界ですが、はっきりと目印を付けている場所は少ないようです。
ですので魚協にて確認(大抵マップを配布しています)するのが確実のようです。
また禁漁(リリース専用)区域の設定や、ルアー・フライ専用エリア。餌釣り専用区間といった場合もあるようです。
この事については追記いたします。
> かずおさんさんへ
はじめまして。
経験や実践からのフィードバックによって成り立っていますが、皆さんからのアドバイスにてより豊富になると思います。
何かありましたら助言をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
ナイロンユーザーなんですが、フッキングに悩んでいます。
一発で決めきれないとき追いアワセすると思うんですが、特別なコツや、タイミングはありますか?
アドバイス頂けたら嬉しく思います。
こんにちは^^

ナイロンラインでのフッキング率を上げる方法ですが、安易なのはラインを1〜2ランク強くする事でしょうか?こうする事で伸び率が抑えられ、パワーロスを抑える事ができます。結果的には追いアワセも必要なくなります。

※エリア等で極細ラインを使う場合、追いアワセが効かなくなるのでドラグユルユルでのリーリングドラッグランディング…いわゆるハンドル巻き巻きランディングがありますが、ネィティブですと最適ではありません。

若しくは現状での解決として、フックのサイジング、マッチングを再考する事でも解決になると思います。軽い動作で深くフッキングさせる事を重視します。

とはいえ、大型トラウトや顎の固い魚では追いアワセが有効となる事があります。そんな時は最初の一撃をスィープに。(ドラグが鳴るまでググーッと速やかでスマートな感じ)その後、魚が反転してロッドに加重がしっかり乗ったら更に「ククッ」という感じで追加しています。ソルトルアーのようなガツンガツン追いアワセを放つのは経験上デメリットが多い気がします。
・フックが曲がったり
・ソレが原因で外れたり
・ラインが切れたり     がありました。
流石みかるさまでございます。有り難うございます。

実践には冷静な判断と、俊敏且つ繊細な動作が必要ですね。
週末に向けてイメージトレーニングしておかないと。

スイープ、難しそう。びっくりアワセする可能性大!
ま、それでも反転を待って乗せたいと思います。
トピ違いだったらスンマセン。
トラウトをやっていたのがバスに浮気し、またトラウトをやろうと思って、練習に管釣りに行きました。が、半日やってたったの2匹。最近のトレンドとかあるのかとネットを見てたらあちこちに「トレーラー」。スプーンを2個繋ぐとかスプーンの下にフライを付けるとか。具体的にどんなもんか、頭の固くなったこの年寄りにお教え願えますか?
>Nさん
説明ありがとうです。スプーンをシンカー代わりにして飛ばすんですね?
確かに管釣りではトレーラー禁止が多いみたいですね。中禅寺湖の陸ッパリなんかには有効なんでしょうかね。
こんにちは^^
これからの季節、管理釣り場は難しくなってきますね。
バス経験者なら、思い切ってトップはいかがでしょう?トレーラーのような制限も無く、またツウ好みなスタイルで人気があります。
(実績もバッチリ!)

ノイジーが一般的ですが個人的にはよりテクニカルなペンシルとポッパーをオススメします。飛び出し方が派手で面白いですよ。

具体的なところでは
ポップR(5センチ)、ハンクルポッパー、レッドペッパーマイクロ、サミー65
(ダイビングペンシルであれば10センチクラスを使う事もあります)

特にポップRとサミー65は湖や意外なところでは渓流でも使えたりします^^v

これから夏本番、暑さにメげず楽しみましょう。
>ひろぽんさん

「トレーラー」といかにも新奇なワザのように表現されてますけど、こうしたタックルは昭和40年代には結構あったようです。
こちらではスプーンにタコベイトが多かったようですね。
スプーンにフライ、というのは、なんだか藻が引っ掛かったようにも見えて、私はあまり好きではないんですけどね。

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