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北代省三コミュの図書館探検シリーズ 第22巻『飛行機の世紀』

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出版社:リブリオ出版
出版年月:1991年
ISBN:4-89784-264-6
監修:本田睨
編集:タイム・スペース

子どもに向けて書かれた飛行機の本。
豊富な参考文献と親切な文章で綴られた児童書。
飛行機野郎の多幸感が伝わってくる。

その魅力をちょっぴり紹介。

コメント(2)

■■もくじ■■

●ライト兄弟の成功の秘密
●大飛行時代
●翼よ、あれがパリの灯だ
●なぜ飛行機は飛べるの?
●日本の挑戦
●ゼロ戦と二式大艇
●飛行機と戦争
●航空冒険小説の世界
●旅客機の傑作、ジャンボ
●どれも飛行機だ!
●空飛ぶ誘惑
「おわりに」から引用。

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おわりに

 人間は、20世紀のあいだに、たくさんの飛行機をつくりました。そのなかには、ゼロ戦のような戦闘機やB-29爆撃機のように、戦争をするための飛行機もありました。また、ダグラスDC-3やジャンボのような、交通に革命をもたらした旅客輸送機もありました。

 自動車が誕生する以前には、馬車がありました。自動車ほどでなくても、馬車には人間や荷物を運ぶ能力があります。

 巨大なタンカーをつくれなかった何世紀も前の時代、人間は風の力だけがたよりの帆船で、大海原をわたることができました。

 しかし、飛行機が生まれるより前に、大空を自由に飛んだ人間はいないのです。わずかに、気球が何人かの冒険者を大空に運んだだけです。

 ここが、飛行機が、同じ輸送・交通機関でも、自動車や船と決定的にちがう点です。つまり、飛行機には、自動車や船ほどの歴史がないのです。だから、飛行機に関係するすべてのきまりは、20世紀につくられました。

 20世紀は、飛行機の世紀です。しかし、飛行機の世紀は、はじまったばかりです。たぶん、21世紀も、22世紀も、その何世紀もの未来でも、飛行機の世紀にちがいありません。

 20世紀の多くの時間は、飛行機を戦争の道具として使いました。でも、飛行機の世紀の半分くらい、1950年くらいから、飛行機はわたしたちの生活に、絶対に必要な交通機関になりはじめたのです。

 そして、いまでは、旅行はもちろん、部屋をかざる花から、新鮮な野菜や魚まで飛行機で運ばれます。

 もう、飛行機なしでは、わたしたちの「ふつうの生活」はおくれません。

 飛行機と関係のない生活ができないのならば、飛行機を知ろうではありませんか。積極的に。

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「たぶん、21世紀も、22世紀も、その何世紀もの未来でも、飛行機の世紀にちがいありません」

くぅ〜っ、どうしてか泣ける言葉ではありませんか。

最後の二文も、北代さんの生声が聞こえてきそうで、好きだぁ。

倒置法に込められた想いが、熱いです。

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