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川端康成コミュの質問です。

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『雪国』の有名な冒頭の一文「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」


よく考えるとおかしくないですか?日本は島国だから国境なんかないのでは?



コメント(13)


 端的にお答えします。
 『雪国』の「国境」は〈くにざかい〉と読み、いわゆる、国と国の境目(モデル論的に言えば、上野国と越後国の境目ということになるのでしょうが)ということになります。なお、表現を読み解くという視角からは、〈島村〉の居る「東京」と〈駒子〉や〈葉子〉の居る「雪国」を隔てる境界線が「国境(くにざかい)」といえますね。
 簡単な説明で、失礼しました。

>>[001]

くにざかいですか、なるほど。敢えて昔の呼称を用いているわけですね。たとえば、靴箱を下駄箱と言ったり、ペンケースを筆箱と言ったりするように。……違うか。
ところで、私は恥ずかしながらこの歳で初めて川端康成を読んだのですが、良さがちっともわかりません。日本語が美しいと称されてますが、三島や谷崎の描写のほうが優雅で絢爛だと思います。単に好みの問題でしょうか?
川端は代表作以外のものがいいと思います。
「掌の小説」を筆頭とする短編が……。
>>[005]


短編ですか。ちょっと読んでみます。雪国は30ページで挫折しました(笑)。
>>[005]

短編(掌編)も検討したのですが、「みずうみ」を読み始めました。これは面白い!
>>[007]
図々しくも他人様に読書案内した手前大変お恥ずかしいのですが「みずうみ」はまだ未読なんですよ……。長編が苦手でして、手前勝手に己の好みを押し付けてしまった無責任、お詫びします。いい機会なので私も「みずうみ」読んでみますね。なんだか却って教えていただいた格好になってしまいました……。ありがとうございます!
わたしが雪国を最初に読んだのは高校生の頃。わかるわけがなかった、そんな小説。最近、wikiの川端康成の項目を熟読し、なにも川端康成を知らなかったことがわかった。プリントアウトして100ページを熟読しました。それに、雪国がやっとわかった、と思えたのは映画/雪国(岩下志麻が駒子を演じた松竹版)を観てからです。驚きました、完璧な岩下志麻。19歳の駒子を演じたのが19歳の岩下志麻です。もうひとつ川端『古都』の岩下志麻(二役)もすばらしい。
 さっぱりうだつの上がらない男、島村、にいらいらしながら映画を観る、そして、小説を読む。しかし、主人公は紛れもなく島村である、ということの意味を、福永武彦の解説でわかった(つもり〜新潮日本の文学)。 映画は、226事件の起こった時代を背景に↓温泉村を舞台にしている。そして、温泉に芸者として務め、芸事を覚えるしか働き口の無い女性達。駒子も葉子も、東京で芸事を習い故郷に舞い戻った過去がある。雪国を観ながら(読みながら)おもうのは、わたしの母のこと、娘達のこと、故郷に住むひとびとのことです。

横光利一弔辞で川端康成は「僕は日本の山河を魂として君の後を生きていく」と述べた、その川端の魂(あるいは世界観)が詰まった作品では無いでしょうか。

雪国の英訳者、サイデンステッカーは、たびたび繰り返される質問「西洋人に、川端が分かるのか}に反問して言う。「日本人に川端が分かるのか?」。

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