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マックス・ウェーバーコミュのご教示下さい。

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ご教示下さい。

1970年代、80年代、90年代、21世紀の日本共産党史を書くに当たって大きな問題があります。

フランス共産党、イタリア共産党など、先進国のスターリン主義政党が全部、ソ連の崩壊によって、壊滅したにもかかわらず、日本共産党が残存しているのは、なぜかという問題です。

この問題は以下のごとき問題と深い関係があると思います。

マックス・ウェーバーと、その最も優秀な弟子のオットー・ブルンナーは、カトリック世界、東方正教会の世界、アジア世界を区別しました。

中世カトリック世界は、権威、権力が、ローマ教皇と神聖ローマ帝国皇帝に二分されており、一元的な権力が存在しなかったから、都市の自治、強力なギルド、犯しがたい権利を持った騎士、上層農民が存在できたのであり、

それが、西欧の近代ブルジョワ自由主義社会の成立につながったと論じています。

東方正教会の世界は「教皇=皇帝」主義の世界です。

東方正教会の首長は、コンスタンチノープル総主教ではなく、東ローマ帝国皇帝でした。

現在のロシア正教会の首長は、プーチンの子分であるメドベージェフ大統領です。

カトリックのミサでは、教皇と、その教区の司教のための祈りが捧げられるだけで、世俗の権力者のための祈りは行われません。政教分離なのです。

ロシア正教の聖体礼儀(ミサ)では「メドベージェフ大統領夫妻を守りたまえ」との祈りが行われます。

プーチンは、公立学校でロシア正教の教育を実施し、政教分離派と裁判で争っています。

ロシア資本主義は、FSB(旧KGB)のプーチンの子分が主要大企業の幹部となっている特殊なFSB型資本主義で、こうした実態を探ろうとしたジャーナリストは暗殺されました。

変質し、転向したスターリン主義官僚が、独裁政治を行っているのが、中国、ベトナム、北朝鮮、ソ連から独立した中央アジアやコーカサスのイスラム諸国です。

転向スターリニストの独裁のアジア諸国における残存と、日本共産党=日本スターリニスト党の残存とは深い関係があると思います。

日本共産党の党員における「近代的自我」の未成熟、「徳田球一の家父長的支配」については、1950年代に、さんざん、議論されてきました。

先生に、お尋ねしたいのは、転向スターリニストの類型化について、どう思うかという事です。

カトリック・プロテスタントのスターリニストの政党は崩壊・壊滅しました。

東方正教会の世界の転向スターリニストは教会と一体化し(ロシアだけでなくルーマニア、セルビア、マケドニア等でも同じ)、FSB型資本主義を作りました。

アジア諸国では、転向スターリニストの独裁が続いており、日本共産党も残存しています。

こうしたウェーバー的類型化が、日本共産党研究に役立つのでしょうか?

1950年代に「近代主義的」理論化が言った事と同じ事を言うことになるので、無意味なのでしょうか?



  

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