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嗚呼 鉄道全盛期コミュのきっぷの思い出

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 現在ではどこでも印刷発行機で印刷されたきっぷが大半で、昔ながらの「硬券」は希少品になってしまいました。それだけにそうしたきっぷを扱っている鉄道はマニアの注目を集めますし、鉄道側もそうした部分を見て「増収」につなげようと言う動きもあります。(先日鹿島鉄道に乗った際、鉾田で帰りの乗車券を石岡まで買ったら、駅長に「硬券にしますか?」と聞かれて「はい」と言って硬券を発行してもらいました。その時駅長が「降りるとき係員に『記念に持ち帰りたい』と申し出てください」といわれたのには驚きました。やはり判っていたようです。)

 さて、今回はその硬券についての思い出です。
 小学生の頃は小児運賃で乗車していましたが、実家の最寄り駅から日立電鉄に乗る際、駅員に「大甕まで子供1枚」あるいは「日立まで子供1枚」と言ってきっぷを買うのですが、そのときに駅員が硬券の右端を必ず鋏で切り落としていました。
 これは小児乗車券であることの証明なのですが、きっぷを買うときに必ず右端を切り落としてきっぷを渡されると、何となく「まだ半人前」という扱いを受けているようで子供心に悔しいような複雑な思いをしたことがあります。自動券売機できっぷを買うときも「こども」のボタンを押してから運賃ボタンを押すのが何となく煩わしい上、きっぷに「小」と書かれて出てくるのが何となく嫌だった記憶があります。大人が「日立まで」「大甕まで」と言ってさっときっぷを受け取ったり、自動券売機でもボタンを一押ししてきっぷを受け取っていくのが眩しく見えました。(笑)さらに運賃表を見て半額に計算しなおすと言うのも手間でしたね。
 それだけに中学生になって「大人運賃」が適用されるようになると、「日立まで」といえば「切り落とされていない」きっぷがサッと渡されるようになり、成長したことを実感したりもしました。運賃表を見てその金額を払えばいいというのも「大人に近づいた証拠」と感じていました。
 やっと「右端が切り落とされていないきっぷ」を手にしたときは、今まで切り落とされていた部分が見られるようになったので「こうなっていたのか」としみじみ見入っていた記憶があります。「右端が切り落とされず、日付だけをダッチングマシーン(日付押印器。当時は必ず硬券を横にして通していました。当時は何をしているのか判らず、あれが改札の代わりなのかと思っていました。)で押印して渡されたときは嬉しかったですね。
 今にして思えばそうした窓口でのやり取りも「社会の通過儀礼」だったのではないかと考えています。

 鹿島鉄道や銚子電鉄の窓口で硬券の乗車券を手にしてしみじみ眺めたとき、そうした「昔の記憶」が蘇りました。

コメント(4)

私はきっぷに小の字が書いてあると逆にオトナよりも得した気分になったものです。
半額で済むので何となく子供がピップ扱いのようで。

きっぷは磁気券になって進化したとはいえ、ペラペラですぐ折り曲がるきっぷというのはやはり存在感が無いですね。硬券の偉大さはそこにあるんじゃないでしょうか。
改札できっぷを切るときの音は今でも忘れられません。

昔は記念にこのきっぷが欲しくてたまらなかったものですが、今の子供は見向きもしないんじゃないかな。
最近乗った松本電鉄の硬券と紀州鉄道の硬券とを比べてみたら、全く同じきっぷでした。

これはどういうことだ???
やはり今では採算という面で各社オリジナルのものは開発せず全国共通のものを使っているのだろうか…
 写真を見る限りではそう見えますね。
 最近は三木鉄道や北条鉄道のように乗車券自体を発行しないで車内での現金清算を取っている鉄道もあるくらいですから、乗車券の自社開発はもう廃れているのかもしれません。

 乗車券を発行しないと言えば、和歌山電轍も始発の和歌山駅以外では乗車券を発行していませんでした。車庫のある伊太祁曽でも係員はいましたが定期券と記念切符の扱いしかしていませんでしたし。
確かにワンマン運転している以上運賃箱だけで事足りているのであれば乗車券の発行はかえってムダとなっているのかもしれません。

しかしレールファンとしては会社独自の特色が失われていく現実に落胆するばかりですね。

和歌山電鐡で貰ったきっぷも、まるで整理券みたいなペラペラのきっぷでしたし。

硬券を発行しているところはまだいい方…といったところでしょうか。

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