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坂崎乙郎コミュの雑感

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坂崎乙郎さん死して何年でしょうか。
思いもかけないコミュを見つけて参加させてもらいました。
坂崎さんを最初に知ったのはたぶん新潮選書のどれかですが、口絵のド・スタールの「船」が印象的でした。
次に読んだ「女の顔」(美術出版)も大好きで今でも年に2回ほど手にとります。
写真はその中の「美しきシモネッタ(シモネッタ・ベスプッチの肖像)」。
この2冊で私は自分の美感の方向を明確に知ったような気がします。

コメント(8)

>ド・スタールの「船」

圧倒的な存在感を感じる絵ですね。
坂崎さんはそういう「自分を追いつめてくれる」ような
絵画が好きだった気がします。

「1時間でも2時間でも同じ絵の前に座って『会話』するのだ。
そういう環境を提供出来ない展覧会は駄目だね。」と
言われた覚えがあります。
今晩は、
坂崎さんの本に出会った時のことを書くと昔話になってしまいますが、今年、フリードリッヒの回顧展をEssenで見て、この画家に出会い、その絵と一緒にここまで年を重ねてしまったという気持ちがしてます。
そして、これを導いてくれたのは、坂崎さんの本だったと。

彼の本を通じて、絵に向かう姿勢らしきものを感じ、それが時間とともに自分の中に根を張り、結果として私を形成する一部となったともいえるような。

好きな絵はフリードリッヒの「海辺の僧侶」
この絵は全然暗くない、僧侶は笑ってるように見えます。
今晩は

> 「1時間でも2時間でも同じ絵の前に座って『会話』するの
だ。
> そういう環境を提供出来ない展覧会は駄目だね。」と
> 言われた覚えがあります。

これは加藤周一の「煙草を喫いながらゆったりと絵を鑑賞できる美術館は貴重だ」と同じ意味だと思います。(1950年代、ニューヨークでの話)。

ところでフリードリッヒの”後向き人物”ですが、淀川長治が「映画ではラストシーンで人物が背中を見せて遠のく場合は未来の悲劇が象徴されている。逆の場合は未来の希望を意味する」と言っていました。Yucさんとは逆の見方になりますね。

TV『美の巨人たち』は9月にフリードリッヒを取り上げていましたが、11月11日の放送予定は鴨居 玲「1982年 私」だそうです。
今晩は、

>やぶ柑子さん
 情報有り難うございます。
 実は、私が坂崎先生の本に出会ったのは
 鴨居玲に興味を持ったのがきっかけでした。
 その日の放送、楽しみにしています。
やぶ柑子さん

映画のラストの姿がそういうことを暗示するのは知りませんでした。教えていただけてありがとうごさいます。こちらを見ていたら、未来の希望。そうすると、フリードリッヒの絵はほとんど後姿だから、未来の悲劇なのかしら...?

この「海辺の僧侶」ベルリンにあって、つくづく僧侶を見つめたのですが、実は横向きで、頬に手を当ててます。その横顔に微笑を感じたのと、暗い海の向こうに明るい空が見え始めているんですよ、だから、私にとってはそんなに暗くない。

僧侶の部分の写真、少し明るくしてありますが見てください。
今晩は
Yucさんの仰るように『海辺の僧侶』の上空は明るいし、僧侶は横向きですね。意外でした。
この絵からは悲劇性よりも敬虔や峻厳さを感じますし、僧侶の前方の白い影がもし鴎のような鳥であるならば本当に希望が象徴されているのかもしれませんね。
ただWEB GALLERY OF ARTのこの絵の拡大写真ではなぜかこの鳥影が判別できません・・・?同じベルリン国立美術館の『海辺の僧侶』なのですがヴァリアントがあるのかもしれませんね。
レオナルドの「受胎告知」を観に行って
坂崎さんが言っていた
「絵と対峙して、会話する」ことを
久し振りに思い出しました。
(あの展覧会のあり方自体には問題はありますが・・)

じわーっと訴えかけてくるような重みのある絵画でした。
連休にまた坂崎さんの著書を読み返しています。

すっと頭に入ってくる文章ではないので、
噛み締めながら読むと、段々霧が晴れてくるように
意味が分かってくる・・そんな感じです。

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