ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

尾崎翠『こほろぎ嬢』製作上映コミュの吉岡しげ美ナイトに虎の怪人出現!

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
<写真左=いつも快活な吉岡さん。写真中=目の前の虎の怪人にやりにくいかと思ったが、ふたりのぶっちゃけトークを盛り上げた。写真右=劇場前で記念写真。胸には二人に買わされたパンフやCDなどがいっぱい。>

 8日(月)の祝日は、音楽監督の吉岡しげ美さんのトークショー。吉岡コミュの方々や、日仏女性研究学会の伊吹さんなどは二度目の映画鑑賞で、こうしたリピーターも含め、客席は賑わった。しかし、なんといっても出色は一番前に陣取った虎の仮面の怪人だろう。
 最初、シネマアートン下北沢の扉を開けて、彼が入ってきたときには唖然とした。仮面だけでなく、体の周囲に花やら何やら訳の分からないものをドッサリくっつけ、おまけにラジカセまで抱えている。劇場の狭い廊下を通ろうとするだけで、左右の壁に引っかかりそうだ。仮面をかぶっているので、足もとが見づらいらしく、段差にもよろけている。
 彼は歌舞伎町界隈では有名人で、新聞やTVなどにも登場しているので、ご存知の方も少なくないだろう。あの衣裳で自転車にまたがり、新聞配達をしているのだ。わたしの学生時代にも見かけたような気がするので、同一人物とすれば初老に達しているに違いない。
 しかし『こほろぎ嬢』をわざわざ新宿から観に来るとは、相当の映画マニアではないか。しかし、かぶりモノをしたまま、一番前の席に座られると、後ろの席の人の迷惑になる。わたしはつい近寄って、できたら後ろの席に変わってもらおうと話しかけたら、彼は「映画が始まったら外す、当たり前じゃないか」と不機嫌そうに答えた。映画を観るマナーぐらい心得ている、心外だ、といった雰囲気だった。
 映写中にこっそり覗くと、かぶりモノをとったうえ、座席に深く沈んで、後ろの席の人の邪魔にならないようにしている。奇人変人扱いしたわたしが間違っていた。
 映画が終わり、吉岡しげ美さんと浜野監督の掛け合い漫才のようなトークが始まると、盛んに両手の親指を立てて二人にエールを送っている。かなりフレンドリーなキャラクターなのだ。映画が始まる前に、すでにパンフを2部買っていたが、すっかり吉岡さんや浜野監督と仲良くなり、ト−ク後、さらに吉岡さんのCDまで買っていた。
 浜野監督が、昔から知っているが、中身は二代目とかいったことはあるか尋ねると、間違いなく初代だという。やはり結構の年配だが、しかしまあ仮面の中はうかがい知れない。新聞配達のエリアに、ゴールデン街の外波山文明さんのお店や、劇団(椿組)の事務所があるのだろう。外波山さんや鳥居しのぶさんのことはよく知っているらしい。それで、夕刊が休刊のこの日に、わざわざ観に来てくれたらしい。
 シネマアートンの前で記念写真を撮ると、ラジカセのスイッチを入れ、吉永小百合と浜田光夫の歌(♪北風なんとかで始まる、ものすごい懐メロだ)を大音量で鳴らし、すたすた歩いて去っていった。小田急線に乗って帰るのだという。
 その後、吉岡さんを囲んで、音楽関係の技師さんやスタッフ、それに吉岡コミュの方々と打ち上げ。吉岡さんのざっくばらんなキャラクターもあって、大いに盛り上がる。わたしも吉岡コミュのoliveさんやタリタさんと初めて親しく話し、いろんな発見があった。
 

コメント(3)

「こほろぎ嬢」は2度見ても、また見たい気持ちになる映画です。その後もご一緒させていただきありがとうございました。
しかし、あのタイガーマスク、びっくりしましたね。何だかあの時は状況も飲み込めないままだったのですが、わたしの前に座って映画を観ていたあのタイガーマスク、後ろからしか見えないのでピエロかと思っていました。吉岡さんか、浜野監督が呼んだ人なのかと勝ってに思っていました。ファンの層が広いですねぇ。すごい。
わたしのカメラは、あの時、フラッシュをオフにしてあり、ぼやけた写真になってしまいましたが、こちらで今はっきり見て、改めて驚いています。
oliveさま
 確かにピエロと言えばピエロのようでもあります。あのムダに見える過剰な飾り物はなんでしょうか? しかし、意外な映画マニアのようで、今回見直しました。それにしても、歌舞伎町の通りでいきなり自転車に乗った彼に出くわすと、一瞬何が起こったのか、自分の目を疑いますよ。あの日の帰りも、小田急線のお客さんは目が点になっていたでしょうね。
二度の「こほろぎ嬢」とトークショーに続いて「第七官界彷徨−尾崎翠を探して」上映&トーク、とても楽しみました。

今日は文学ゼミの日だったので、浜野さんからたくさんいただいた「こほろぎ嬢」のチラシを配って宣伝しました。
正津勉氏他、ゼミのメンバーが行くと言っていました。

映画の感想など、日記に長々と書きましたが、この二つの映画との出合いは、特別なものがありました。

以前、ビヨーク主演の「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を3回立て続けに観て、そこから歩く足取りというか、方向が変わった事を意識しているのですが(この時からネットで日記を書き始め、ミュージカルに出たりということが始まりました)
また、ここから始まる何かがあるかもしれないなと思います。

次なる作品も楽しみにしています。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

尾崎翠『こほろぎ嬢』製作上映 更新情報

尾崎翠『こほろぎ嬢』製作上映のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング