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ウラジーミル・ナボコフコミュのロリータ新訳

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「ロリータ」の若島正氏による新訳が
新潮社から 11 月に刊行予定。
これは読まねばなりません…

コメント(107)

>Prozack Dreamさん
そうですね。2006年05月26日03:26で書いたように、
大久保訳は、河出書房新社版(1974年)と
新潮文庫版(1980年)にも違いがあります。
改訳決定版は、1974年の河出書房新社版ですね。

「エトランジェの文学」って、なつかしい響きですね(warai)。
ナボコフの他に、コンラッド、レーミゾフ、ゴンブロヴィッチ、
シンガーなどの作品がおさめられていましたっけ。
「共通の認識」を持つ事が望ましいという観点から・・・

以前に
> 私はナボコフや若島さん並みに英語が出来るわけではないので、
というコメントがあった。

20世紀最高峰の英語小説家、と、英語の文章があまり書けない日本人が並置されていたので驚いた。
Steveさん

>20世紀最高峰の英語小説家、と、英語の文章があまり書けない日本人が並置されていたので驚いた。

残念ながら、仰るような意図はまるでありませんけれども。
こんなことは言いたくありませんが、
ここで書かれている日本語はきちんと読めていらっしゃいます?
>>>
そして若島訳に対して付記しておきます。私はナボコフや若島さん並みに英語が出来るわけではないので、若島さんが仰る「ごつごつしている英語原文の感覚」を日本語の領域と若島さん個人の言語感覚に於いて「ごつごつした日本語」に移し替えようとするのはとてもありがたいことだと思います。そしてそれはそれで翻訳家の姿勢としてもっともであり、すばらしいことだとも思います(ベンヤミンの翻訳論を思い出します)。
<<<

以上の部分(や前後)を読み直しても、やっぱり驚嘆する。

若島氏にも劣るような英語力の人には、

> 私はナボコフや若島さん並みに英語が出来るわけではないので、

が、それほど抵抗なく読み飛ばしてしまえるのだろうか?
主題は、単なる枕としての私の(若島氏にも劣る)英語力であって、
別にナボコフと若島さんを同列に扱ってるわけでもありませんが、
しかし、主題とは別の枝葉に対して
手前勝手な思いこみを元に噛みつかれるために
一生懸命説明したと思うと脱力させられますね。
文脈、読めてます?

まあ、実際、Steveさんの日本語力はナボコフよりも全然上だと思いますけれど。

時間と労力を無駄にしたようですね。
それでは。
枝葉に噛みつこうという意図はありませんのでよろしく。

上の方で下品な人が(Warai)ながらカランで来たが、悪意を持ってカランで来る人は無視するしかない。

「しゃちょう」さんの、いくつかのコメントは興味深く拝読しました。

あと、私は英語は若島氏なんかよりズット出来ますが、日本語も若島氏程度には出来ます。
残念ながら、私には貴方も相当下品に感じられますよ。

それがナボコフなんて問題外、若島氏程度には出来ると仰るその日本語力のせいでそう感じられてしまうのかも知れませんが、申し訳なくもSteveさんは私の発言の文脈も、他の方々の発言の文脈も読み取ることが出来ているとは思えませんし、聞かれたことに答えるという程度の最低限のフェアさすら感じられません。

日本語をナメてませんか?
> Steveさんは・・・聞かれたことに答えるという程度の最低限のフェアさすら感じられません。

上の方で下品な人が(Warai)ながらカランで来たが、悪意を持ってカランで来る人は無視するしかない。

そうでない普通の質問には全て答えています。
やれやれ。
仰りたいことを仰るだけなんですよね。

もけさんは単純な質問をしているだけですよ。
翻訳読んでないんですか?という。
少なくとも無視していいと手前勝手に決められるほどの
悪意があるとは思えないな。

そもそも貴方の仰る悪意が正しかったとしても
そんな悪口をこの時点で言うことが
実に下品だと言ってるんです。
無意味であるうえ、
ここの議論に参加している全ての人にとって無礼です。

>そうでない普通の質問には全て答えています。

いや、私の質問には答えてないでしょう?
繰り返します。
文脈、読めてます?
日本語をナメてませんか?

>あと、私は英語は若島氏なんかよりズット出来ますが、日本語も若島氏程度には出来ます

残念ながら、若島氏がこんな日本語を書くとは思えません。
> いや、私の質問には答えてないでしょう?

どの質問ですか?
>>> 2006年05月24日16:31 24: もけ ・・・むしろ、Steveさんの以前のコメントが、新訳を読まずに書かれたものだと知り、当方は、とても驚いております。

「新訳を読まずに書いた」とも言ってないし、そう推測できるような発言もしていない。 勝手に決め付けないでください。

>>> 2006年05月25日 16:01 33: もけ Steveさん、本当に新訳を読んでいないのですね! ご自分でたしかめずに書くのは、まずいですよ〜(warai)。 2006年03月24日09:40のようなコメントを、読んでいないのに 書くというのも、ええかげんすぎませんか。 もしかして、翻訳そのものを読んでいないのでしょうか?

>>> 2006年05月26日 04:56 40: もけ ・・・Steveさんは、2006年03月24日09:40に「最初の訳が説明的」と書かれましたが、この「最初の訳」とは、どれを指すのでしょうか。

「xxxも読まずに・・・するなんて(warai)」「yyyも知らずに・・・するなんて(warai)」と嘲笑、冷笑する(苦笑して見せる)意図が明白なので、こういう質問には答えません。

我々ひとりひとり、ナボコフについても、文学についても、
知らない事だらけであり、こういう場では、各自が自分が知っていいる範囲、興味のある範囲で話題を提供すれば良い。

特定の個人に、執拗に「・・・を読んだか?」「・・・とはどの訳版だ?」と質問してくる態度はナンセンスだ。

そういう態度が、この場(本スレッド)を荒らす原因になったが、
雰囲気を修復する努力をした人達がいて良かったと思う。
Steveさん
一瞬脱力しかけましたが、続けましょうか。

>どの質問ですか?

再度繰り返しますが、下記の質問です。

>文脈、読めてます?
>日本語をナメてませんか?

>我々ひとりひとり、ナボコフについても、文学についても、
知らない事だらけであり、こういう場では、各自が自分が知っていいる範囲、興味のある範囲で話題を提供すれば良い。

仰るとおりだと思います。賛成です。

でも、こういう場に参加している人たち全員が
そういうルールを共有しているかどうかはわからないわけなので、
それはその都度指摘していった方がまだ建設的なのではありませんか。
あとから個人攻撃をしても後味が悪くなるですし、
その人の立つ瀬を奪うだけなんじゃないでしょうか。

これはルールの提案ではなく、単なる個人的な感想ですが、
嫌な発言に対してはその場でぶん殴っておくのが
一番お互いのためなんじゃないかと。

どうしてそんな労をとる必要があるのかと問われれば、
単純に参加者全員の利益のためとしか言いようがありませんが。

というわけで改めてここで言っておきますと、
私も貴方の「(warai)」って嫌ですね>もけさん
>>> 6月10日(土)のナボコフ協会2006年大会が迫っておりますが、これは行けないだろうなあ。

学会の日本人ナボコフ「研究者」たち(の「研究」)の話題を提供してくれれば面白いだろうが、はじめから「素人ども」を嘲笑、冷笑(苦笑して見せる)目的でmixiに冷やかしに来てる人のようなので無理だろうな。

http://vnjapan.org/main/news.html ナボコフ協会って会員が数百人はいるのかな?

そこでは有力者が「白い巨塔」の教授のように取り巻きを従えて巡回するのか?

_________________________________

> 再度繰り返しますが、下記の質問です。
> 文脈、読めてます?

全くもって非建設的な「問いかけ」だ。質問ではない。

本コミュニティーまたはMixiの空気が読めてない事は あるかもしれないが、ここの文章で特に難解な物はなかった。

> 日本語をナメてませんか?

全くもって非建設的な「問いかけ」だ。質問ではない。
最後に「?」が付いていても、質問の意図は無いはず。
単に(私を非日本人と決め付けて)侮辱しているだけ。
本題のレスポンスの前に、一応断っておきますと、
当方、ナボコフ協会には属しておりません。
Steveさんのナボコフ協会に対する印象が、当方の書き込みが
原因であるようにも読めたので、書いておきます。

>Prozack Dreamさん
フラン・オブライエンを原文で読まれたのですか!
当方、彼の原文は未読なのですが、むつかしそうですね。

ちなみに当方、はじめて原文で読んだナボコフは、"Nabokov's Dozen"です。
短篇集ではありますが、苦労したのを覚えています。
Steveさん

いや、文脈を本当にきちんと読めていると仰るのであれば、
まあそれも回答のひとつであると
判断するにやぶさかではありません。

でも、私は、貴方が憤るに値するようなこと
(例えばナボコフを侮辱すること)等を
言っているつもりは全くないのです。
その文脈を読み取ってくださっていますか?
ということなんですが。

侮辱ということで言えば、
貴方は明確に若島氏を侮辱されていると思いますよ。
こういう場であれば、そういうことを言っても
別に悪くないとは思いますが、
そのことが貴方の発言の価値と
それに対する評価とを
定めていくことになるのにな、と思います。

繰り返しますが、若島氏は貴方のような日本語は書きませんし、
例えば私のこの程度の文章に憤りを覚えるほどに
文脈をはき違えられることもないと思います。
残念ながら、どう見ても、
貴方の日本語の文章は若島氏のナボコフ訳文の水準には
遠く及んでいません。

どういう基準で「日本語も若島氏程度には出来ます 」と考えられたのですか?

その基準や理由を推測するに、
私には貴方が日本語をナメているとしか思えませんので、
そのご自覚を訊いたまでの話です。

>単に(私を非日本人と決め付けて)侮辱しているだけ

貴方が日本人かどうかなんて知ったことか。
人間の国籍と、ある一言語の読解力と表現力が
全く別の次元のことであることは、
ナボコフの読者がわかっていないはずはないでしょうに。
> 貴方の日本語の文章は若島氏のナボコフ訳文の水準には遠く及んでいません。

私の訳書や論文・記事ではもっとマシな日本語を用いております。

執拗に「・・・とは、どの訳版だ?」と質問してきたり、
(具体的に私の日本語の何が問題か不自然かを指摘する事さえせずに)「日本語がなってない」「日本語をナメている」と、さほど洗練されていない日本語文で何度も中傷なさっても、応答のしようがありません。

「私の敬愛するナボコフを侮辱された」等とは全く感じておりません。
また仰りたいことだけを仰ってますねえ。

>私の訳書や論文・記事ではもっとマシな日本語を用いております。

ここでいきなりそう言われても、、、
ということはおわかりになりませんか。
Steveさんの訳書や論文・記事が
明らかにされていないわけなので
全く判断のしようがありません。


>具体的に私の日本語の何が問題か不自然かを指摘する事さえせずに

じゃ、しましょうか。

>あと、私は英語は若島氏なんかよりズット出来ますが、日本語も若島氏程度には出来ます

「あと」「私は」「英語は」「なんかより」「ズット」「若島氏程度には」、、、
全部、日本語の書き言葉としては不自然であるように思いますが。

さほど洗練されていない日本語で恐縮ですが、
私であればその内容は下記のように書きますね。
そもそも仰る内容自体が残念ながら品のないものなので
どうしようもないという点があることはご留意下さい。

「それから、私の英語力は若島氏よりも上だと思いますが、日本語力であっても氏と同程度だと思っています」
「日本語力に於いても」のほうがいいかな。

>さほど洗練されていない日本語文で何度も中傷なさっても

うーん、その文章のなかで
私を中傷してるのはSteveさんだと思うんですけれどもねえ。
まあ、つきあう私もほどほどですけど。
M.F.さん

仰るとおりですね。やりすぎました。
読んでいて嫌になられた方も多いでしょうね。
失礼しました。
しつこく(Warai)ながら、カランで来る人間がいた。
無視していた。
その次には「日本語の書き言葉としては不自然」「日本語をナメてませんか?」 等とカランで来る人間がいる。

二人が、あまりに目障りなので少し相手をした。こういう人間の相手をする義務は無いし、少し相手をしたからと言って今後するつもりも無い。

そういう人間は、「徹底的に意地悪く揚げ足取りをやり合うコミュニティ」等を作って徹底的にやれば良い。

________________

(以下、「日本語の不自然さ」等についてカランで来る人間を考慮したワケでは無いが改訂した。)

>>> 2006年05月24日16:31 24: もけ ・・・むしろ、Steveさんの以前のコメントが、新訳を読まずに書かれたものだと知り、当方は、とても驚いております。

「新訳を読まずに書いた」とも言ってないし、そう推測できるような発言もしていない。 勝手に決め付けないでください。

>>> 2006年05月25日 16:01 33: もけ Steveさん、本当に新訳を読んでいないのですね! ご自分でたしかめずに書くのは、まずいですよ〜(warai)。 2006年03月24日09:40のようなコメントを、読んでいないのに 書くというのも、ええかげんすぎませんか。 もしかして、翻訳そのものを読んでいないのでしょうか?

「新訳を読まずに書いた」とも言ってないし、そう推測できるような発言もしていない。 勝手に決め付けないでください。

>>> 2006年05月26日 04:56 40: もけ ・・・Steveさんは、2006年03月24日09:40に「最初の訳が説明的」と書かれましたが、この「最初の訳」とは、どれを指すのでしょうか。

「xxxも読まずに・・・するなんて(warai)」「yyyも知らずに・・・するなんて(warai)」と嘲笑、冷笑する(失笑・苦笑して見せる)意図が明白なので、こういう質問には答えません。

我々ひとりひとり、ナボコフについても、文学についても、知らない事だらけであり、こういう場では、各自が自分が知っている範囲、興味のある範囲で話題を提供すれば良い。

特定の個人に、執拗に
「・・・を読んだか?」「・・・とはどの訳版だ?」
「日本語の書き言葉としては不自然」「日本語をナメてませんか?」
と質問してくる態度はナンセンスだ。

そういう態度が、この場(本スレッド)を荒らす原因になったが、雰囲気を修復する努力をした人達がいて良かったと思う。
Steveさん、最後にひとことだけ。

貴方が新訳を読んでいらっしゃるのであれば
単純に、いや読んでいるよと否定すれば良いし、
読んだ版にしたところでお手持ちのものを仰れば
それで済むお話しだったのではありませんか。

私の質問に対しても、
文脈も読めているし書くことも出来るんだぞ、
そして日本語をナメてなんていないよ、
と仰れば良いだけのお話しのように思います。
どうして貴方がまるで痛いところを突かれたガキのように
騒いでいるのかが私にはさっぱりわかりません。

私は貴方の(ピントがずれているように思える)質問に対して
一生懸命説明の労をとったのであり、
それに対して、その説明に対してではなく、
議論の主題とは無関係の名前の並べ方程度のものに
噛みつかれていることに情けなさと脱力感とを覚えているのです。

貴方もプロなのであれば、人が文章を書くということの
コストは良くおわかりでしょうに。

まあ、おわかりだからこそ
このように書き手に明確な利益が生まれない場では
ご自身の言いたいことだけを
ご自身の言いたい気分に任せて
最低限のご負担で書かれているのかもしれませんけれど。

しかしプロであれば、例え匿名であっても自ら
「もっとマシな日本語を」と貶すことが出来る程度の文章を
残すことはプライドが許さないような気がするのですけれども、
とは思ったり思わなかったり。

ともあれそれでは。
  (投稿者マサコさんは電磁波過敏症でパソコンを触れませんので
   モニカが代理入力をしています)

初めまして。マサコと申します。
ロリータの新訳旧訳で質問です。
原文はヴィンテ−ジ版 p210(第2部16章)に

 Your license number is on record here.

の訳が、若島訳 p294では
「ナンバープレートはこちらでご記帳ください」
で、大久保訳 p315では
「あなたのお車番号はこちらに控えてございます」
になっています。

状況から考えると、貼り紙に書いてある言葉だから、
若島訳が正当な気がします。
旧訳を 「You are wanted.」という人もいますが、
皆さんのお考えは、いかがでしょうか?

be動詞というのは、不思議な使い方があるのですね。
(新訳の方が「後出し」なので何か考えが あるのかもしれないが)

「あなたのお車番号はこちらに控えてございます」 が正しいと思う。

Your license number is on record here.
は「Please write down ・・・」という意味になりにくい。

この貼り紙はフロントではなく、部屋のドア内側にあるものだと思う。

> 旧訳を 「You are wanted.」という人もいますが、

どういう意味?

ところで、
新潮文庫は1980年刊。眺めていると、日本読者に「Lolita」を もたらすという意義・意気込みが感じられて感動する。
この人も「部屋のドア内側」と見ている。
(ただし、フロントでも特に解釈は変わらない。)

客への警告文(Inscription)が、どれもガミガミした「注意」や「威嚇」なので、

やはり、
「あなたのお車番号はこちらに控えてございます」
(トンヅラ(夜逃げ)するな)の解釈が正しそうだ。

http://www.philpatton.com/motel.html
Nabokov, ・・・
In particular, he sketched the sort of adversary relationship that developed between the guest and the owner. He lampooned the guest’s attitude in his caricature of a sign posted inside the in the motel door:

(この人も「部屋のドア内側」と見ている。)

"We wish you to feel at home here. All equipment was carefully checked upon your arrival. Your license number is on record here. Use hot water sparingly. We reserve the right to eject without notice any objectionable person. Do not throw waste material of any kind in the toilet bowl.Thank you. Call again. The Management.

"P. S. We consider our guests the Finest People of the World."

http://www.arlindo-correia.com/lolita_4.html
http://moshkow.rsl.ru/koi/NABOKOW/lolitaengl.txt

当時、Inscription は「貼り紙」でなく、鉄製の方が多かったのでは?
はじめまして。
新訳「ロリータ」読まずにいたらもう文庫がでていて、さらに誤訳訂正までしてあるとは。語学力のない人間には邦訳だのみだからできるだけ良い訳でよみたいが、若島正「乱視読者の冒険」は自著だから面白いが、氏の翻訳作品は私には読みづらい。できれば他の人に訳して欲しかった。氏がナボコフを敬愛しているのはわかっているが、それと翻訳技術は別物だと思うし、大久保訳は誤訳が多いと言われているし、ハードカバーと文庫版ではやはり語句の修正がなされているが、個人的に大久保訳気に入っているんですよね。
>>> 大久保訳は誤訳が多いと言われているし、

別スレッドで詳しく解説してくれた人がいたが、
誤訳があったのは初期の事で、新潮文庫になった時には誤訳は殆ど無かったハズです。
そうですか、大久保訳ファンとしては嬉しいですね。
ただ、私はまだ若島訳を読んでいないのですが、氏の他の訳本を読んだ限りこの人は研究者としてはともかく、翻訳家としては向いていない気がしてしょうがないのですが。
他のスレッドにも少し若島氏の誤訳などについて書きましたが、若島氏程度の英語力ではNabokovの原文を味わって楽しむという事は無いはずです。
若島訳読んでいないというか、弟一部の2P目で挫折したというのが正しい表現です。何度かチャレンジしようと思うのですが、そのたびに気分が萎えて読む気力がなくなります。ともかく大久保訳の記憶がかなり遠のいてから読もうとおもっていたのですが、若島訳奥付けみると発行はもう1年4ヶ月近く前なのですね。あともう少ししたら冷静に読めるかもしません。
ようやくこのトピックの文章全部読めたのですが、論争があったのですね。結局、あなたなら大久保訳、若島訳どちらを取る。友人に「ロリータ」を勧めるとき大久保訳、若島訳、どちらを薦めるか。決でも採りたいですよ。
私は断然大久保訳。
訳者としての姿勢はミシェル・トゥルニエの『精霊の嵐』に原作者と対面して自分の解釈を訳文に反映させるのは〜〜と書かれていて、その文全文引用したいところですが、かなり疲れているのでこれにて失礼。トゥルニエの文出せと言われれば、時間のあるときだします、翻訳作品からですけど。
ぼくは若島訳の意図(=方針)も了解しますし大いに感謝もしていますが、
ただし、若島さんはこだわるところとこだわらないところの差が大きいですね。
さて、こだわって欲しかったところは・・・。


たとえば8章冒頭の  ポトフ(肉と野菜の煮込み)pot-au-feu 
(直訳すると「火にかけた鍋」)が、
あっさり「家庭料理」と訳されています。
でも、深読みすればこの、pot-au-feu は、
1章冒頭の fire of my loins と対比になっている可能性があって、
ハンバートが、結婚相手にダッチワイフ的な目的こそもったものの、
ただし、fire of my loins は燃え立たなかったという含意が読み取れるゆえ、
そこで「家庭料理」と訳されては、ちょっとものたりません。


また、同じ章のnightshirt が「寝巻」と訳されていたり、
25章、文庫版191ページの bodices が、
「身体にぴったり合うベスト」と訳されていて、
かなり萎えます。
後者は、ボディスにして欲しい。
このあたりは訳者もハンバート目線で「萌えて」訳して欲しいところ。


また3章のロリータの Brown bobbed hair も、
あっさり「茶色のショートヘア」になっていますし、
chocolat glacé.があろうことか「アイスココア」と訳されていて、
前者は「褐色のボブ」、後者は「ショコラグラッセ」であって欲しいもの。


ただし、繰り返しますが、
若島氏の訳には大いに感謝しています。

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