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歴史逸話集コミュの報復人事

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「皇子であろうと特別扱いせず」の後日談。

 孝文帝が崩御し、太子劉啓が即位した。孝景帝である。
 かつて孝景帝は、太子時代に司馬門で不敬事件を起こしたが、この事件を告発した廷尉の張釈之は、この事件の報復のために死刑になることを恐れ、また仮に、孝景帝にお詫びをしても、どのように詫びればいいのかわからずに悩んでいたので、病気と称して出仕しなかった。
 しかし、黄老の学に通じている王先生は、釈之に、
「陛下にお詫びするように」
 と勧め、釈之は孝景帝に拝謁した。孝景帝は、特に咎めなかった。

 一年後、張釈之は淮南王劉安の丞相になった。廷尉から諸侯王の丞相というのは、左遷である。この人事については、やはり司馬門での不敬事件の報復人事であった。

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