グロービス（GMS）200601松本組コミュのDay 5「ワールドコムの不正会計」　20050311

＜テーマ＞
不正会計、コンプライアンス、ガバナンス
経営者は経営目標を追求すると同時に、コンプライアンス（遵法経営）、ビジネス・エシックス（ビジネス倫理）といった法的・倫理的問題にも関心を払わなければなりません。さらに、実際に問題を早期に発見し自ら解決していくことも、経営者にとって重要なことです。実際に行われた会計不正の事例をもとに、企業の会計システムやガバナンスがどうあるべきかについて、多面的な考察を加えます。

＜課題＞
１．ワールドコムの経営幹部やマネージャーが「帳簿を改ざん」することになった動機、原因は何でしょうか。

２．利益の平準化あるいは利益管理と不正な会計報告を分ける基準は何でしょうか。

３．ワールドコムのマネージャーが取った行動は、なぜもっと早いうちに防がれなかったのでしょうか。ワールドコムで行われたような行動を防いだり、素早く発見したりするためには、どのような社内のプロセスないしシステムが整えられているべきか考察してください。

※会計システムの問題に限らず、コントロール・システム全般や企業文化についても考察してください。

４．今回の会計不正において、外部監査法人や外部取締役には責任があるでしょうか。責任がある、あるいは責任がないと考える理由は何ですか。

５．ヴィンソンは被害者でしょうか、それとも犯罪者でしょうか。あなたは彼女を詐欺罪で告訴すべきと考えますか。その根拠も述べてください。