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高齢者情報コミュの認知症 任意後見開始へ

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認知症を患う方の後見についての記事が読売新聞に記載されておりました。
全文をご紹介させていただきます。

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認知症 任意後見開始へ

淳さん(仮名)が久しぶりに叔父さん(81歳)を訪ねたところ、会社の元部下のA氏(67歳)が来ていた。叔父さんから財産管理を頼まれており、これから銀行に行くところだと言う。A氏が出かけた後、叔父さんに聞くと、「預金通帳を全部Aさんに預けている」と言う。しかし、叔父さんは、銀行名や預金残高もよく覚えておらず、認知症がかなり進んでいる様子だ。

帰って来たA氏に淳さんが尋ねると、「財産管理契約と任意後見契約の両方を結んでおり、今は本人の判断力があるので財産管理契約に基づいて財産管理をしている」と言う。心配になった淳さんが弁護士に相談したところ、「預金の内容も分からないようでは、かなり認知症が進んでいる可能性がある。本人の判断力があることを前提とする財産管理ではなく、判断力が不十分な場合に対応する任意後見に移行した方がよい。任意後見は家庭裁判所が監督人を選任したときスタートするので、早く監督人選任の申し立てをすべきだ」と言われた。

淳さんが、「家庭裁判所に監督人を選任してもらって任意後見をスタートさせてほしい」と言ったところ、A氏は「まだ認知症は出ていないから大丈夫だ」の一点張り。監督人が選ばれて、定期的に財産管理の報告をし、監督を受けることになるのを避けたい様子だ。A氏への不信感が芽生えたが、叔父さんは「A氏に頼みたい」と言い張るので意思を尊重するしかない。しかし、誰も監督する人がいない現状では不安だ。

淳さんは弁護士の勧めで、叔父さんについて「成年後見用の診断書」を取ったところ、重度の認知症で「後見」に当たるとあった。淳さんは、A氏が監督人選任の申し立てをしない場合は、申立権がある自分が申し立てをするつもりだ。(中山 二基子、弁護士)

プロフィール
中山 二基子 なかやま・ふきこ
弁護士。高齢者の財産管理、成年後見制度、相続が専門。著書に「『老いじたく』成年後見制度と遺言」(文春新書)など。

読売新聞
2007/12/5
YOMIURI ONLINE 医療と介護  介護・老後
★http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/korobanu/20071205-OYT8T00377.htm

コメント(2)

興味深い内容でした。私が関わった患者様も裁判所で決めた後継人のかたに財産管理をしてもらってます。一人暮らしで家族のおられないかたがこのような制度を知っていらっしゃる方は少ないように思います。私が知らなかっただけかもしれませんが…
書き込みしていただいてありがとうございました
トロさん
こんばんは。

私もこの記事を読んで、一人暮らしで家族がおられない高齢者の実情をあらためて認識させられました。
様々な制度が存在しておりますが、それをご存知なのは一握りの方だけで私達が知らない制度も数多くあるような気がいたします。
高齢者の意思と生活そして財産を守るため、国にはより以上に様々な制度を周知させる努力をしてもらいたいと思います。

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