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高齢者情報コミュのふつうの生活こそ基本

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ふつうの生活こそ基本

「環境を変えない」「人間関係を変えない」に次ぐ認知症ケアの原則は「生活習慣を変えない」である。

なにしろこの国の介護制度ときたら、老人の環境や人間関係を変えてしまわなければならないものが多すぎる。何か月かごとに施設を移らなければならないような制度が多くの老人を認知症に追いやっている。軽い認知症しかケアしません、という施設をたくさん作ったが、それは重くなったら出ていってもらうことにほかならない。認知症が進行しているとき、環境も人間関係も変えてしまうのは、進行を加速させるようなものだというのに。

やむなく現場は考える。環境と人間関係の変化というストレスによって自己喪失の危機を迎えている老人たちに、どうかかわればいいのかと。せめて、当たり前の生活の仕方くらいは変化させないようにしたい。これが「生活習慣を変えない」という三つ目の原則となった。

「オムツ外し学会」を呼び掛け、トイレに行くという当たり前の生活を取り戻すケアをしようと訴えているのもそのためである。機械を使った入浴をやめて、ふつうの家庭用の浴槽で入浴できることをやってみせているのも、そのためだ。カロリー計算や栄養バランスよりも、長い間親しんできた郷土の伝統食を献立に加えようと主張しているのもそのためだ。

実際、こうした当たり前の生活を取り戻すケアによって「治った」と報告される認知症老人がたくさんいるのだ。認知症のケアは特別なものではないともいえる。ふつうの生活を作り出すことこそが基本なのだ。(三好春樹=「生活とリハビリ研究所」代表)

読売新聞
2007/5/15
YOMIURI ONLINE 医療と介護  介護・老後
★ http://www.yomiuri.co.jp/iryou/kaigo/kokoro/20070515ik0b.htm

コメント(3)

病院に入院することで認知症状が発生した人々をたくさん見てきました。
私自身がその発生に関わった事もあります。

「病気を治して人間を殺す」
その通りです。


大学病院クラスでない限り、病棟勤務だと、日勤では病状に合わせて1人の看護師が10人前後の患者を世話します。
検査・処置・検温・記録と勤務時間中、仕事に追われます。
準夜・深夜では、1人で25人前後が担当です。夕方・就寝前・起床時の処置・食事の介助・配薬・検温・記録・翌日の準備と仕事は続きます。

介護施設でも同じ状況だと言われれば、その通りです。
しかし、急変に備える・予測するという精神的負担が重くのしかかり、看護師の平均在職は3年未満で、慢性的な人手不足に陥っています。

看護学校を卒業した時にはほとんどが「患者の心に寄り添う看護がしたい」と希望しますが、現実には仕事に追われて余裕を無くしていきます。


看護師の状況と気持ちを知っていただければ、と思いコメントしました。
SilverTreeさん
トピックありがとうございます。
以下の記述は重要ですね。
「実際、こうした当たり前の生活を取り戻すケアによって「治った」と報告される認知症老人がたくさんいるのだ。認知症のケアは特別なものではないともいえる。ふつうの生活を作り出すことこそが基本なのだ。」

 施設・病院に入れると認知症になって帰るという事例は何回も聞いています。
もりちゃん
書き込みありがとう。
私の娘も看護師なのです。
娘はいつ倒れるか分からない・・といっています
「看護師の平均在職は3年未満で、慢性的な人手不足に陥っています。」厳しいですね。

 「病院に入院することで認知症状が発生した人々をたくさん見てきました」貴重な証言です。80代で骨折などで入院すると、2〜3ヵ月で認知症になることが多いと聞いています。
まさに「病気を治して人間を殺す」・・・ 「骨折を直して認知症にして返す」という形になりますね。

 
もりちゃん、ともかく、人の脳は使わないと驚く早さで退化するんですね。このことを健常者の時、よくよく理解しておくべきと思います。

 

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