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うえのはるきのほめぱげコミュのうえのはるき 第二部

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コメント(19)

2月の日記

再び、東京へ

 

僕らは2月のはじめに素晴らしいアムウエイをより多くの人に伝える為に、哲さんが企画した「哲さんのミーティング In 夢の島」にサポーターとして参加しました。ダイレクトディストリビューターである哲さんが企画するミーティングです。公園中がまるで僕の大好きなGlobeのコンサートのように凄い活気と熱意にまみれて、まるであの10月に大阪であったラリーのような素晴らしいミーティングになるのは間違いない!!と思っていました。
僕らは雨の降るレインボーブリッジをわたり国道357号線を走り明治通りまで行き、そこから夢の島球技場へと向かいました。こんな雨の降る夢の島公園に哲さんに会いに多くの人がやってくる!!もうドキドキなのですよ!!でも、僕には疑問があったのです。哲さんが「ラブローション持参の事」といってましたが、アムウエイの素晴らしさとラブローションの関係が解らず、ずっと疑問に思っていたのです。僕は勇気を振り絞って哲さんに聞いてみたのです。

「哲さん、あの、ラブローションって何に使うん?」
BMW325iのステアリングを握る哲さんは僕の方を向いて微笑みました。
「なんや、春樹。しらへんのか?ラブローションは潤滑させる為に使うんやでぇ」

潤滑?あぁぁぁあぁあ僕には難し過ぎてわからないのですぅ。

ミーティング In 夢の島の結果は依然にホームページでアップした通りでした。哲さんも僕もがっかりです。 僕らは新木場駅前の吉野屋の牛丼で徳盛りを食べて家に寂しく帰ったのです。 だけど、帰りにお台場へ寄った時、哲さんは舌をぺろぺろさせながら僕の太股を触ったのは一体何だったんでしょうか?ラブローションと関係があるのでしょうか?ああぁ僕には難しすぎてわからない。今度お母さんに聞いてみようと思います。

兄と陽子さんと哲さんと


奈良に帰る途中、僕は哲さんにお願いし、天現寺のインターを降りてもらい、兄の住む麻布のマンションに向かいました。哲さんはちょっと不愉快な顔つきで、「なんで俺がお前の足にならなアカンねん」みたいな顔つきをして僕の顔を見ていましたが、哲さんに兄に会いたいと正直に告げると哲さんは不適な笑みを浮かべて「しゃーないなぁ、へっへっへへへ」と言い素直に僕を麻布に連れていってくれました。リーゼント頭の哲さんは本当に心の広い素晴らしい人なのです。

いきなり兄を訪れて、兄を驚かしてやろうと思っていましたが、実は僕は憧れの陽子さんに会いたかったのです。そうなのです。陽子さんは僕のことを愛しているはずなのですから。僕がいきなりマンションに訪れると陽子さんは僕を大歓迎してくれるはずなのです。

僕は頭の中で陽子さんとのアバンチュールを妄想しました。

「陽子、俺は俺の兄と付き合っているが、そう言う事は俺は気にしないからなぁ。一緒にご飯に付き合ってやってもいいぞ」

もう、僕の妄想は爆発しそうです。さっき新木場のトイレで履き替えた黒いビキニパンツから僕の暴れん棒が、もうはちきれてしまいそうなのです。新品のパンツにカウパー氏腺液がほとばしりそうなのがわかります。ああぁ、陽子さん、なんて素敵なんだ!!と、僕が妄想に浸って気持ちよくなっていると、それを加速させるように哲さんが僕のあそこを!!!

「て、哲さん!!」
一気に僕は現実の世界へ引き戻されてしまいました。
「ジョークやでぇ、春樹ぃ、Hな顔しとるからおちょくっただけやで」

哲さんはそういいながらヘラヘラしていましたが、哲さんの目はジョークとは思えませんでした。


僕らは兄のマンションにつきました。エレベータに乗り、僕は兄のマンションの部屋に立ちました。


ピンポーン。

僕の胸は高まります。このドアの向こうには、陽子さんがいるのです。兄はきっと仕事に忙しく、部屋にはいないのです。もう、心臓がどっくんどっくんと鳴っているのです。そして、1時間後、陽子さんは僕を筆おろししてくれて陽子さんは晴れて僕の女になるのですよ。

ああぁ、もう大変なのです!!

10分が流れました。



兄が、陽子さんが、もう、そこには居ないと気付くまで、10分というは必要としませんでしたが、そこにある事実を理解するまで、10分という時間は決して長い時間ではなかったのです。
僕らは国道15号線を走り川崎から首都高速に乗り保土ヶ谷から東名高速に乗って一路、奈良まで戻ることにしました。

兄は何処に消えたのだろう。そして陽子さんは??陽子さんの為に折角、東京まで出てきたのに。陽子さんの為に折角の黒いビキニの勝負パンツまで履いてきたのに。陽子さんを喜ばせるために、何故、何故?どうして??

僕には分からないことが多すぎる。


やっぱり、僕の頭の中には、兄は「べいてい」という悪い組織に利用されているということ、そして陽子さんも、その「べいてい」の手先であるということ。岩国のアメリカ軍?それは違う。だってあれは片岡くんとの共同で潔白が証明されたはず。だけど、兄の変貌は間違いなく、なにより、兄が消えたことと、僕が「べいてい」の存在を知りアメリカ軍を疑いはじめた時期があまりにもシンクロし過ぎていること。そして、僕がUFOの疑惑をかけた戦闘機があまりにも簡単に証明されてしまった事。かのロズウェル事件ではアメリカはUFOの存在を隠すためにわざわざあれは気球の事故だったというでっち上げを公開し、結局あの事件自体「嘘」とされてしまったのです。

やはり、「べいてい」はアメリカ軍とUFOの結託した組織なのかもしれません。そうですね、岩国基地だけではないのですから。東京にはもっと強力な基地があったはずです。たしか極東の総司令部があった基地が。池田先生もいってました。「われわれは仏敵と戦っている。だから強い。だから勝利しなければならない」と。

兄も、僕も、敵と戦っているのです。もう、ただいま交戦状態なのですよ。これは。


敵、てき、テキ、敵という存在は常に姿形を変え、絶対正義である絶対善である創価学会に常に攻撃を仕掛けてきたように、僕ら兄弟も「べいてい」とい謎の組織の攻撃を常に受けている。
兄がいなくなったという事実、陽子さんが敵であるべいていの手先であるという事実、そしてその陽子さんが僕の助けを求めているという事実、そしてなにより、僕の勝負パンツの出番がなくなってしまったという認めたくない厳しい現実。今という現実を知ると言う事は、大変残酷なのかもしれない。

だけど、そういう厳しい現実に直面したときこそ、我が人生の師である池田先生の言葉を胸に「なにくそ!絶対に勝ってやる!」という強い意思を持って、敵と戦わなければならないのです。そう、勝利しなければ正義は勝ち取れないのです。


だから僕は戦う、勝利するのです!!


しかし、兄は、陽子さんは、何処へ消えてしまったのでしょう?
母の容体が急転したのは2月に入ってからでした。病状が悪化するにつれ親戚のおばさん達は母が第六天魔王に心を支配されている事を心配し、毎日毎日、徳山から上関に通いつめ、母を折伏してあげていたのです。しかし、母の様態は全くよくならない。僕や松村先輩、夜叉のメンバーも必至になって母を折伏しました。そうです。仏法は勝負なのです。負けてはいけないのです。勝たなければ、正義は強くなければ勝ち取れないのですから。池田先生もそういってました。
気丈な母も今では体重が34Kgまで落ちてしまい、今では点滴を打つ毎日なのです。顔もすっかりやせこけてしまいました。創価学会をやめた母としては当然のバチなのかもしれませんが、やっぱり可哀相なのです。ちゃんと折伏してあげるべきなのです。

医師からも専門の病院に入った方が良いと言われました。そうかもしれません。僕たちが本当に母の事を思い毎日朝の4時からお題目を10万回唱えつづけても一向に病状は良くならないのです。これは絶対におかしい話です。癌に効く素晴らしいアムウエイのニュートリションすら食べられない、、、。絶対に変です。いつも全部目を通している聖教新聞には、どんな苦難も病気も日蓮大聖人と池田先生を師と仰ぎ正義の実践とお題目を唱えれば乗り越えられると書いてあるのに!!そして、その素晴らしい事実が毎日のように紹介されているのに!!絶対におかしい!!僕らのお題目が通じないのは何故??

もしかして、これは病院が意図的に母を苦しめるようにしているのではないでしょうか!!いや、きっとそうです。絶対です。きっと、ここの病院は日顕宗の信者で第六天魔王阿部日顕の手先で創価学会である僕たちに嫉妬して嫌がらせをしているのです。それも病院という組織を使って、合理的に母の命を奪い創価学会の偽造本尊に効果が無い事という事実を捏造しようとしているのです。これは犯罪行為なのですよ!!

こんな病院など、こちらからやめさせてもらう!!

2月の月末、母は知人の紹介で、大阪の柏原市の大和川のふもとにある「大和川病院」というところへ病院を変えました。
最近の僕は哲さんと松村先輩に深く影響されて立派な大阪マニアなのです。ネーポンも飲みましたし金龍ラーメンも立ち食い出来るのですよ。もう、日本一、世界一の大阪マニアなのです。そういえば、池田先生も言っていました。「んもーー! 日本一、世界一の創価学会です!」と。僕も胸を張ってみんなの前でそう言えるようになりたいのです!!
母はJR関西本線高井田駅から歩いて10分の所にある、大和川病院という病院へ変りました。今まで入っていた病院は阿部日顕と亀井静香にマインドコントロールされているので、僕たち正義の団体の学会員には絶対には絶対に許すことは出来ないのです。でも、僕の尊敬する池田先生や松村先輩は富士の山のすそ野のような広い心と豪快な懐を持っているのです。松村先輩は僕が大阪に言っている間、僕の気を使って言ってくれたのです。

「春樹、こっちの事は心配せんでエエんやで。おかんにちゃんとついとったれや。俺も折伏しにちゃんと大阪いかないかん気もするんやけど、お前のおかんの命を奪おうとした宗門の手先の病院もちゃんと折伏してやらなあかんとおもうねんな。病院にアムウエイがひろまれば癌や不治の病も根絶できるしな。あぁそれからな、お前もアムウエイもがんばらなアカンでぇ。哲さんにもよろしくな」

流石です。青年教学3級の正義の松村先輩は、僕の母の命を奪おうとした病院も正しい心で折伏してあげて、なおかつ病院中にアムウエイの素晴らしらを広め、この世から病魔を取り払い、アムウエイと学会の素晴らしい世界を広めようとしているのですよ!!!流石です。正義の松村先輩!!

僕は母を看病する為に、1週間関西へ在住する事にしました。と、言っても寝る所は奈良の新大宮に住んでいる哲さんのマンションなんですけどね。
僕は哲さんのマンションに寝泊まりする事にしました。今までは神殿という所のぽけっと寿司という店の後ろに住んでいたのですが、哲さんは「アムウエイに成功したらな、服装も車も住むところもゴージャスにしていかなアカンのや。そやからな、俺の車はBMW、ファッションは サンタフェ、家は新大宮や!!これぞ奈良県民憧れの成功の証なんやでぇ!」と言ってました。凄いのです。哲さんは奈良県民のデファクトスタンダードなのです。おまけに頭はリーゼントですからね!

哲さんは僕を歓迎して、僕を西大寺の奈良ファミリーに連れていってくれました。僕はここで生まれて初めて板飯というものを食べたのです。哲さんは「板飯はトレンディや!そやからカプリチョーザやで!」と張り切って僕を連れていってくれたのです。板飯なのです。でも、僕はここでトンデモない勘違いをしていたのです。板飯というからには新しいお寿司と僕は思っていたのですが、実はただのスパゲッティーだったのですよ!!僕はちょっと悔しくなりました。僕を山口県の田舎者と思ってスパゲッティーを知らないと思って言っているのです。山口にだってスパゲッティー屋さんは沢山あるのですよ。なんといっても山口にはジョリーパスタがあるのですから!!でも、哲さんもちょっとした誤解をしているんですよ。メニューを頼む時に「ボソゴレ」って言ったんです。「ボンゴレ」なのに!!実は哲さんも愛媛県六戸部村出身の田舎者ですから。僕は知っているのだ!

とりあえず、僕は哲さんの家に1週間居候させてもらう事にして、毎日JRに乗って高井戸へ向かったのです。
しかし、哲さんの部屋には何故かプリンスのポスターとブリタイ艦長のガレージキット、林原めぐみと宮村優子のCDが沢山ありました。これが一体何を意味しているのか頭の悪い僕には良くわからないのです。しかしアムウエイで成功した哲さんですから、池田先生クラスの崇高なる高度な考えがあるからなのでしょう。

でも、哲さん。いつも僕のおしりをじろじろ眺めながら、「あぁあああ、悪いなぁ春樹、、ちょっと変な気持ちになってきたんやぁぁ、」とはぁはぁ言いながらトイレに駆け込むのですよ。まったく哲さんはよくわかりません。
それは哲さんの部屋に泊まった時の3日目の夜でした。いつもはスレイヤーズとサクラ大戦のサウンドトラックをかけている哲さんがいきなりなめなめしい音楽を書けてまるでハンターが獲物を狙うかのような目つきで僕をじっと黙視するのです。僕はケモノににらまれた小猫のような状態になってしまったのです!!僕は何か変な気を感じました。このままではいけない!哲さんはきっと何か僕の想像を絶するとんでもない事を考えているのです!!あああ、間がもたないんですぅ。

沈黙が流れました。哲さんが僕をじっと5分間見つめ続けている。何故か僕はテレてしまっています。沈黙が流れます。沈黙が流れます、、沈黙が、、、、

と、その時

「は、春樹、俺な、ショックやねん、リッチドールのナミちゃんミナミの店やめてもーてん。ショックなんやねん。」

「な、ナミちゃんさんですか?」

「そうや、それにな、夢の島でもエエ出会い無かったしな、俺、こんなにアムウエイやってきて挫折味わった事なかったねんな。そやから、な?エエやろ、春樹、エエやろ!」

「て、哲さん、、何がいいんですか?」

「これも成功の為や。アムウエイの成功には絶対に必要な通過儀式なんや!わかるか?アムウエイは8240円払ってディストリビューターになるんや。でもな、それだけやアカンねん。アムウエイの素晴らしい人間関係は本当の信頼があってこそ、肉体関係があってこそ性行できるもんなんや!いっとくけどな、あの光ゲンジもSMAPもみんな、ジャニーさんの通過儀式があってこその成功なんや!解るやろ、この意味が!」


僕はその時はじめて気が付いたのです。哲さんは僕のカラダを求めているのです。僕はたまらず悲鳴をあげました!

「助けて!池田先生!」

マンションの中でじたばた逃げ惑う僕を力強く押し付ける哲さん。そして何処から取り出したのかラブローションを僕の膝や脇に塗りたぐる。

「はぁはぁ、わかるか?お前の尊敬する池田っちゅー奴も、こうやって婦人部の連中を次々に犯しとるんや!解るか?はぁはぁはぁ、しかしな、世の中はギブアンドテイクでレッツビギンでポジティブやんや!はぁはぁはぁ、、いいぞぉ春樹ぃぃぃ、、、べ、別に穴貸さへんでもエエんや、、」

僕の上に圧し掛かる哲さん。哲さんは僕にチョークスイーパーを決め、口からはペペロンチーノと南国の果物王ドリアンをミックスしたこの世のものとは思えない口臭が漂い、僕は悶絶した。薄れゆく意識の中で僕は第六天魔王に精神を支配されたあの虚言癖のある信平夫妻が手記で書いた池田先生の体は体臭が酷かったという事を呑気に思い出していた。

「ああぁあぁぁぁ、て、哲さん、や、やめてくださいぃぃぃ、、、ぼ、僕は童貞なんですぅぅ」

「だ、大丈夫や、顔でいかせてくれへんか、、はぁはぁはぁ、か、顔でエエんや、!い、、いいいいい、んだぁぁ、、、うっ。(どぴゅ)、、、ふう、、、、、、」


3時間後。

「ほな、いってくるでぇ」


哲さんはアムウエイの素晴らしさを伝える為、僕を部屋に残して夜の街に消えていきました。

僕は汚れてしまった。僕の顔に飛び散った哲さんの白濁した体液を僕は何度も何度も拭いた。皮膚が腫れるまで、何度も拭いた。涙が止まらなかった。

哲さんのアムウエイの成功の秘密の片鱗。アムウエイの成功に必要なものは肉体関係だったと言う事を。


涙が止まらない。僕は汚れてしまった。汚れてしまったのです。
両親の面影

僕は哲さんから合鍵を貰いました。哲さんは今週末までアムウエイの素晴らしさをより多くの人に伝えるために愛車のBMW325iに乗って亀岡の方にいったそうです。

行きがけに哲さんは僕にこう言いました。

「春樹、おまえもそろそろスポンサーとしての活動もちゃんとやっていかなアカン思うねんな。今週末には帰ってくるつもりやけど、春樹にスポンサーの仕事をちゃんと学んでもらうためにも、春樹に新規加入者を紹介したろ思うねん。どや?春樹、いっちょがんばってみるか?」

哲さんは僕にこんなやさしいことをいってくれるすばらしい人。哲さんのいう素晴らしい人間関係は、、、、。あぁ僕にはよくわからない。素晴らしい

哲さんが、僕の顔めがけて濃厚なスペルマをほとばしらせた事が僕の脳裏から離れない。そうです。僕は汚れてしまったのです。僕の頬っぺたから口にかけて飛んだ哲さんの体液は栗の木と生イカの香りを漂わせていたのです。こんな事。こんな事実。それは僕にとって認めたくない事実だったのです。

僕は汚れてしまった。あぁ、思い出すだけで涙で潤んでしまうんですぅ。



その夜僕は夢を見ました。

いつか見た懐かしい徳山の実家の風景。
知らない顔のお父さんとお母さんが喧嘩をしていた。
お母さんはいつもどんな苦難にも耐え、お題目を唱え続けていた。
宿命転換を信じ、すべての人の幸せと明日の為に。

お父さんはお母さんに怒鳴りつける。

「おまえはたれの妻なんだ!!」
「あんたの妻に決まっちょるじゃろう!」
「ならなんでおまえはいつも池田先生、池田先生と言うでスカ!」
「あんたはあの人の素晴らしさがわからんだけなんじゃ!」

「ぱかにするな!おまえがあの男にやてたことは、ちぇんぶ知ってるんだ!」
哀号ー! と泣きながらお母さんをせっかんするお父さん。

それを見た兄は叫んだ。

「うるせぇ!クソババァ!搾取だ!搾取を許すな!革命には暴力装置が必要だ!言論封鎖を許すな!」

僕は何もできず何も言えず、その場でおろおろしていただけだった。

そんな僕にやさしく微笑みかける一人の人が。

陽子さんだ!

「春樹君。あたしね、あの時から春樹君の事が忘れられないのよ。分かる?レッツビギンなのよ。ポジティブやでぇ!はぁはぁはぁエエか?春樹?エエ

やろ。い、、、うっ、、ふぅ、、、、。」

その瞬間、陽子さんは哲さんに変身した。そしてその哲さんは濃厚な体液を僕の顔めがけて発射した。


僕はそこで目覚めた。
涙が出ていた。

夢精もしていた。
母の容体は相変わらず回復の見込みも無く、僕は癌にも効く究極の健康食品アムウエイニュートリションに対して疑問の念を抱くようになっていた。なぜか鉄格子に囲まれた隔離病棟に入院している母。廊下や隣の部屋からは「あんぎゃぁぁぁああぁぁぁ!」「うっきーーーーーー!!」と絶叫が聞こえてくる。

母は天井の一点だけをじっと見つめ続け、隣にいる僕にも気がついていない様子だった。僕はそんな母の回復を祈ってお題目を唱えた。すると母は

「ぎゃぁぁぁあぁぁぁぁ!!!!!やめてぇぇぇ!!!あたしがだまされちょったんよぉぉぉお!!!」

と悲鳴をあげるのです。

「お、お母さん、何に騙されたん?」

僕は母に聞いた。

「みんなよ!あんたらみんな!みんな騙し騙されあっちょるんよ!!あの人もあの人も!!あんたの尊敬するあの男もよっ!!」

「ち、違うっちゃー!!騙されちょったんはお母さんなんちゃ!!」

「は、春!!あんたもそう言うん!!ひぃぃぃぃぃいいいいいい!!!もういやぁぁぁぁああああ!!!」

叫び狂う母を看護婦さんが制止に入った。そして精神安定剤を投入され、深い眠りに入った。僕は何も出来ない。ただ、オロオロするだけだった。僕は母の為にお題目を唱えてあげる事。それだけしか出来ない。そんな自分の無力さを呪う毎日だった。僕は母の回復を願ってお題目を唱える。でも、聖教新聞のように宿命転換は訪れる気配はなかった。



その夜僕は夢を見ました。

知らない風景。そこには大きなお風呂があった。

「に、2号さんだね。ちょ、ちょっと、こ、こっちへおいでよ」
「はい」

そこには中年の男と僕と同じくらいの年の女性が。

「ほ、ほら、せ、背中を流すんだよ。けどよー、日顕だっつーの、あんなのトンカチで頭ぶったたいねて。これからね、日本は変るんだよね。デージンだっていっぱいでるし、そうなればホント素晴らしい創価学会なのですよっ!!創価王国建国なのですよ!!んもー!!素晴らしいですね!!」

中年男性の背中を流す女性。その女性を抱き寄せる中年の男。
僕はそれを見て、何故か叫んでいた。

「お、おかーさん!!やめーっちゃ!!お父さんが怒るっちゃ!!」

僕はそこで目覚めた。

 

でも、僕は分かったんだ。
あの夢で見た中年は池田先生で、2号さんと呼ばれていた女性は若き日の僕の母だった事を。池田先生と裸で戯れて、そして笑っていた。夢の中で見たお母さんは池田先生に抱かれて。嬉しそうに。
あの時、僕のお母さんは池田先生に抱かれて笑っていた。

 
お母さんは、笑っていたんだ!!
「春樹もな、そろそろちゃんとスポンサリング活動に力入れなアカンでぇ」

哲さんが亀岡から戻ってきました。哲さんは亀岡の成功を夢見る若人達にアムウエイの素晴らしさを伝え新たに8人もの素晴らしい仲間を得る事に成功したそうです。やはり哲さんは凄い人なのです。だけど、僕は、あの日の哲さんの事が忘れられません。あの日の出来事が…

「春樹、お前そろそろ21才の誕生日やな。そうやな、お前にプレゼントをやろう思うねん。何か解るか?そうや、お前の下に新しい仲間を入れてやろう思うねん!」

「え!本当ですか!哲さん!!」

哲さんは亀岡で新しくアムウエイの素晴らしさを伝えた新しい仲間を僕の下につけてくれるのです。それも3人も!!僕はこれでいきなり3人もの人にアムウエイの素晴らしさを伝えた事になるのです!!あぁぁ哲さん、貴方はやっぱり素晴らしい人なのですぅ。。

BMW325iの後ろ座席から、3人の新しい仲間がやってきました。亀岡からわざわざ、僕らのいる新大宮まで来てくれたのです!!僕は、3人の人にアムウエイの素晴らしさを伝えました。初めての感激、初めての成功。そして、これが僕の成功への金字塔となるのです。僕はアムウエイに成功してお金持ちになるのですよ!!そうなのです。手始めはやっぱり愛車です。夢のGX71クレスタスーパールーセントが手に入るのですよ

!!僕の頭の中でクレスタが国道188号線を爆走中なのですぅ!!

アムウエイの素晴らしさを伝える。
これはとっても大変な事なのです。

どうして、アムウエイをやると皆が頑張って成功出来るか?
これはアメリカのノーベル賞を取った凄い学者が考え出した究極のシステムなのです。僕もよくわからないのですが、ノーベル賞を取った凄い学者が言うから間違いないのです!!

僕は3月9日の誕生日の日に、3人の素晴らしい仲間を得る事が出来たのです。

その夜、3人は近鉄線に乗って京都に帰っていきました。

寒空の残る春の奈良の夜。

「なぁ春樹、お前、これから成功するにはまだまだがんばらなアカンねんでぇ」
「は、はい哲さん」

「そうや、春樹!!
このアムウエイビジネスの素晴らしさは、決して万人に理解してもらえるものやない。それはな、人には人それぞれ趣味や価値観、感性っちゅーもんに個性があると同じでな、言って解ってもらえるものやないかもしれへん。でもな、アムウエイは本当に凄いんや。そやから自分を信じて、そして、伝えてあげた仲間も信じてあげて、お互いに手を取り合ってがんばっていくんや!!他人を好きになるにはな、まず、自分を好きになる事が大切なんやで!!」

「はい!哲さん!」


他人を好きになるには、まず自分を好きになること!!もう、哲さんは素晴らしい人なのです!
僕は哲さんの言葉に涙がでそうになりました。そうなのです。隣人を愛する事は大切なことなのです!


その夜、哲さんは僕の体を求めてきませんでした。
僕はある程度の覚悟はしていたのですが…哲さんは求めてきませんでした。僕はホッとしました。

あとから知ったのですが、この日、奈良に帰る途中、木津川の河川敷で彼らを犯したそうです。

哲さんって人は。。。。
僕はアムウエイの成功の一歩を踏みはじめた。この喜びを伝えたい。僕は今日、松村先輩の待つ山口県に戻る事になっていた。その前にぜひ、僕は自分のお母さんに僕の成功の姿を知ってほしかった。僕の下にはじめて二人のダウンがついた事を、お母さんにも喜んでもらいたかった。
お母さん。
僕のお母さんは、僕が中学校の時、創価学会の活動に疑問を持ち、学会をやめてしまった。それから僕の母は受難の時代を迎えたのです。僕の母はその日から変ってしまった。池田先生を否定して、あの忌まわしい日顕を信じて日顕宗へと走った。聖教新聞も池田先生の写真も、人間革命も全て焼き捨て、逃げるように生まれ育った徳山市を去った。それから僕らは辛い日々を送った。学会をやめた為、僕らは執拗な嫌がらせを受けた。それが誰の仕業か解らず、僕は母を信じるべきか池田先生を信じるべきは解らず…。
そんな中僕は正義の先輩、松村先輩と出会った。僕は衝撃の事実を知る事になる。僕は正義というなの事実を知り、日顕の恐ろしい嫉妬を知り、僕は母にナイショで学会活動に復帰する。僕はその時、母に言えなかった。母は全人格を否定され、肉親の葬儀の参加も拒否された。これが本当に正しい事なのか?僕には解らない。しかし一つ言える事がある。それは僕も松村先輩も、親戚の人達も母の幸せを願って心のそこからお題目を唱え、ちゃんと折伏してあげたいと考えている事を。

僕は関西本線に乗り、JR高井戸駅を目指した。

「お母さん。僕はアムウエイに絶対成功しちゃるけーのぅ。ほんじゃけー、ぜったいにお母さんも元気になってくれんと困るけー。そんで、ちゃんと創価学会に戻ってもらうけー」

哲さんは出る前に、僕に「お母さん、ちゃんとよくなるとエエな。ほんま、そうや、ちょっとまっとれや!」
そう言って哲さんはベランダの方へ走っていた。そして「うっ!!、、、ふうぅぅ、、、」という声がしたあと、僕にクリスタルグリーンのボックスに入ったアムウエイトリプルXを僕にくれました。
「蛋白質は元気の源やで!!アムウェイプロテインは粉末状やから飲み辛いけど、これならバッチリやで!!」
と言って謎の白いゼリー状のジャムのついたトリプルXをくれたのです。哲さんは本当に良い人なのです。お母さんは哲さんや松村先輩から本当に心配されてとっても感謝しなければならないのです。


僕は病室にたどりついた。母は意識が朦朧としていながら、僕に気付いてくれたようです。お母さんはそういって、力を振り絞って置きあがろうとしました。
「お母さん、あ、ああああ、ええっちゃ。起き上がらんでもええけー。ちゃんと元気になってくれりゃーええけー、そうじゃ、このトリプルX、哲さんがお母さんの為ってゆーちょったけー、食べてーや、蛋白質は元気の源ちゅーて哲さんがゆーちょったんよ!!」
そう言って僕はトリプルXを母の口へ運んだ。

ゲッ、グフッ、オエェェ、、、、。グホッ、ゲホッゲホッ

なんて事でしょう!!哲さんが真心込めて作った特性トリプルXを、お母さんは吐き出してしまったのです。お母さんは、トリプルXを口に出来ない程、、、病魔は母の体を蝕んでいっているのです。お母さんは噎せ返り、大変苦しそうにしていました。憎む敵は病魔であり、母を病魔に陥れた日顕宗なのです!!
 
「は、はる、、、。」
「な、何、、?、、お母さん、、、、」
「母さんね、、、、」
母は喋るのも辛そうだった。僕はそんな母を見ていられなかった。
「ええっちゃ!今は寝ちょりゃええっちゃ、無理せんといても。ちゃんと元気になってくれりゃーそれでエエけー。哲さんも松村先輩もお母さんのこと心配しちょるし、はよー元気になってくれりゃーええけー」

僕はそういって今は母を休ませてあげることにした。母はまぶたを閉じだ。
「………」
母の目から一筋の涙がこぼれおちた。
母は僕の顔を確認して僕の手を取った。
その手は、か細く冷たかった。
今の母には昔の気丈な母の姿はもう、無かった。

お母さんは、僕に何かを訴えようとしていた。
だけど、今のお母さんに、そんな元気などなかった。

僕は…何も出来なかった。
母は眠りについた。

僕はアムウエイの成功の一歩を踏み出した事は、母が元気になってから、そして本当に成功してから言う事にした。僕がアムウェイで成功したら、僕はお母さんを連れて、アメリカのミシガン州のアムウェイ農場へ見学へいこうと、僕は誓った。


お母さんは元気になる。僕や松村先輩の信心が、勤行が、必ず母の病魔に勝利すると信じて。僕はそのとき、お母さんに、僕のアムウェイで成功した立派な姿を見せてあげて喜ばせてあげようと思った。

その時、僕はそう思ったんだ。


しかし、母は、もう2度と目覚める事は無かったのです。
ちょうど1年まえ、僕がハタチの誕生日の頃、僕の母は心労から鬱になり、この田布施の家を出て入院生活を送るようになりました。あれから1年後、母は無言の帰宅をしました。

今こそにある現実を僕は直視しなければならなかった。母の死という現実を。

兄は父と母が離婚の歳に、父方についた為、僕が喪主となりました。しかし、僕は何をどうしたら良いかわからず、ほとんどを下上と遠見の親戚に頼る事となりました。僕は今そこにある現実を正しく見つめ、そしてどう対処するか悩みました。しかし、悩んでも仕方が無い。仕方が無いのです……。

しかし、事実は事実として、今の事を親族に伝えなければいけませんでした。しかし、兄はつかまりませんでした。兄の携帯電話は閉鎖されており、兄のマンションも電話がつながらない状態でした。兄は後妻の母とは折り合いが付かず、創価学会も嫌っていましたが、それでも母です。僕は兄にどうしたら連絡がつくか解らず困り果ててしまいましたが、ここで止まっていてはいけないので兄の事は諦めました。

僕は父の兄弟の金村のおばさんに電話をしました。金村のおばさんはプサンにいるのですが、国際電話で話をしたら明日のフェリーですぐに日本にくるとの事でした。父の兄弟の娘で、僕の従妹にあたる英姫(ヨンヒ)も下関の簿記の専門学校に留学にきているので葬式にきてくれるとの事でした。

僕の母方の親戚は僕は実はあまり好きでは無いのです。祖母の葬式の際、勘当状態であったとはいえ親戚は僕の母を葬式に参加させず、母は自分の実母の死にも立ち会えなかったのですから。
友人葬

葬式は友引の関係から二日後に行われました。

葬式には多くの地域の学会員の人達が参加してくれました。しかし、そのほとんどは僕の知らない人達でした。僕の知っている人といえば、松村先輩と夜叉のメンバーと哲さんと親類くらいのものでした。
葬式は松村先輩や夜叉のメンバーが母の前にたってお題目を大声で唱える「友人葬」といわれるものです。僕はなぜ学会が友人葬というものをするのか、わからなかった。しかし、「友人葬は暖かい」と松村先輩が言っていた事はありました。

出棺になりました。僕は母の棺桶が霊柩車に乗るのを確認して、助手席に乗りました。葬儀の後は松村先輩がなんとかしてくれるそうなので、僕と親戚のおばさんと、金村のおばさんと、英姫と、僕の尊敬する哲さんは、下松市にある焼却場へ向かいました。母の遺体は焼却炉に入り灰になってしまう。その間の待ち時間は僕たちにとって重苦しい時間だった。なぜならば、母方の親戚は金村のおばさんや英姫を見下し差別していたから、これ見よがしに聞こえるように、金村のおばさんや英姫の事を

「ぱかがおる。ちょんがおる。なんであんたらがここにおるんかね。」

と馬鹿にした事をいってました。金村のおばさんも、親戚に哀号ー!と号泣しながら

「チョッパリ!!チョッパリ!!」
と言って応戦していました。それを聞いた親戚も
「ちょーせん人!ちょーせん人! 十円五十銭って言ってみろ!」

と言ってお香を金村のおばさんとヨンヒ目掛けて投げつけたのです!!もう、滅茶苦茶なのです。もう、今はそういうときでは無いのに、何故、この人達は憎しみ見下しあっているのでしょう!もう、滅茶苦茶です。今日は母の葬式だというのに!!

「もう、やめてーや!!こんなんしてもお母さんは喜ばんのんよ!!」

僕は喧嘩の仲裁に入りました。すると、親戚達は

「春くん!あんた何バカなことゆーちょるんよ!!池田先生もゆーちょったじゃろ!!日蓮の教え以外は全部ダメなんよ。地獄に落ちるんよ!!仏敵を叩き勝利せんにゃー、本当の正義とは言えんのんよ!分からんのかね!!」

「ちがうっちゃー!!池田先生は対話は必要ってゆーちょるんじゃ!!!お互いの仏教感をぶつけ合ってこそ、本当の正義なんちゃ!それでちゃんと折伏して正しい教えを伝えてあげることが本当の正義の戦いなんじゃ!!憎しみだけの戦いなんて意味がないっちゃ!!」

「全然話にならんじゃーね!!春くん、あんたもやっぱり、あんたのお母さんと一緒で日顕宗の悪い連中に洗脳されちょるんじゃね!!池田先生の本当の素晴らしさを分かっちょらんのは、春君、あんたじゃーね!!甘いことゆーちょったら負けなんよ!仏敵を叩くのは絶対善なんよ!!どこに憎しみがあるっちゅーの??だいだいねー、日顕宗の葬式やったら、お母さんの遺灰は犬の骨といっしょにされて、どっかにすてられるんよ!!」

親戚はそう言い、僕に

「春君、あんたも、日顕宗から足を洗わんと、あんたのお母さんと同じように、地獄に落ちるよ!!」

と言い捨ててたのです!もう、僕は泣きそうなのです。気丈にも振舞っていても、もう、限界なのですよ。僕は第三者で客観的な立場でいられる哲さんに助けを求めたのです。

「哲さん!!」

しかし、哲さんは焼却場のロビーで、いろんな人にアムウェイ勧誘をやっているのです。あぁ!なんて事ですか!!哲さんはこんなときにでも、三点デモをはじめてしまっているのです!!哲さんはこんなときまでアムウェイスピリットに燃える人なのです。どんなにアムウェイが素晴らし過ぎるからと言っても、さすがにちょっと行きすぎじゃないかと思います。これでは哲さんの力を借りることも不可能なのです。

「あーーー!もう、やめてっちゃ!!喧嘩はやめてっちゃ!!」

僕は絶叫しました!!

すると親戚達は

「春君!あんたは創価学会と日顕宗のどっちを信じるんかね!!日顕宗みたいな邪教を信じちょったら、あんたもあんたのお母さんみたいに不幸になって地獄に落ちるんよ!!あんたのお母さんはね!仏罰があたったんよ!!死んで当たり前じゃったんよ!!そんなことも分からんのかね!!それになんかね!あのリーゼントのヘンな人は!!アムウェイとかいうヘンなネズミ講をやっちょるだけじゃーね!!あんたはバカじゃし、チョンはおるし、ねずみ講狂いもおるし!!もうあんたらはみんな一回地獄に落ちんとダメじゃね!!」

と吐き捨てて言ったのです。親戚の人達はそんな僕らを見て、「あんたらに創価学会の素晴らしさをわかってたまるか!」といわんがばかりの目つきで見下し、そして、とっとと帰路についたのです。
親戚の人達は、どうして、こうなのでしょう。祖母の葬式の時も、僕らは辛い思いをしたのに。

だけど、親戚のおばさん達も幼少の頃に、親指を隠して差別的な言葉をなげかれられたり、悔しさに耐え逃げるように引っ越したこと、婚約者に結納の寸前で興信所に調査され破談になったりした事があったそうです。そんな境遇を体験し差別を恨んでいながら後になって逃げ出した事を後悔したり、親戚の人達は僕の父と母が結婚する際には、父方の家族を差別していたのです。僕には難し過ぎてよくわからないのですが、差別される苦しみを知っている親戚の人達は、その苦しみを解消するつもりもなく差別されていることを訴え続けたり、別の差別対象を見つけて差別するのです。差別の苦しさを知っているのなら、その苦しみをつづけ、他の人に転嫁していては何も解決は無いのです。苦しみや苦難、前世の業からの宿命転換を果たすための創価学会の本当の意味を、親戚の人達は解っていないのです。そうです。分かっていないのは僕ではなく、親戚の人達なのです。

出棺後、母は灰になってしまいました。母の病魔は母の骨をも砕き、母は形の無い灰になってしまったのです。

 

僕は、母の灰を一つ一つ、壷に詰めていきました。この場にいるのは、母の子供である、この僕と、父の兄弟の、金村のおばさん。父方の僕の従姉妹にあたる、英姫。そしてロビーではアムウェイの素晴らしさを伝えて歩く哲さん。。。。
母の血縁は、この僕以外、、誰もいないのです。こういうもので、いいのでしょうか?どんなに母が学会を辞めてしまったからと言って、宗教の違いが母の兄弟の仲を引き裂いてもいいのでしょうか?
全ての人が手を取り合って世界平和を目指す創価学会が起因で、こういう事が起きてしまう。。。
これが、これが、池田先生のおっしゃる絶対善なのでしょうか!!これが、創価学会をやめていった人が受けるべき、正当な仕打ちというものなのでしょうか!!

僕の目からは大粒の涙がポロポロとあふれ出て来ました。

「これが、、、これが、、池田先生の、、、池田先生のおっしゃる正義というものなのでしょうか!!」

そんな感傷に浸っている僕に、金村のおばさんは僕に言いました。

「こん人達の葬式はいつも変なかばい。春くんのお母さんの為にお教詠みよるようには思えんばい。晴れ晴れした顔して、この人達の偉か人がお寺さんと喧嘩したけん言うて坊さんよべんとも解るけど、この友人葬とか言うとが暖かか言うけど、人が亡くなった言うても人間らしゅう、泣いたり悲しんだりそがん事が全然のうして、逆にロボットんどと泣きもせん。悲しか顔もせん。勝手かもんばい!!見とったら死んだ人とか他の人とかの為、お教詠みよらんどたん。
あん、満足か顔ば見てみんね!! 皆、自分が満足したかととどんだけ上手にどんだけ大きか声でお教ば詠めるか競争したり自慢したかからとなえよっとじゃなかね?
春君はこん人達ば見てどがん思うね?」

僕は金村のおばさんの言った言葉を聞き、葬式が終わった時に松村先輩が僕に言った言葉を思い出した。

「どや!春樹!俺のお題目、エかったやろ!!」

僕はその時、気が付いた。

この葬式で悲しみにくれているのは、僕だけだった事を。
金村のおばさんの言うとおり、葬儀に参加してくれた学会員の人達は僕の母の冥福など祈っていない。ただ自分の自己満足の為に、いかに自分がお題目を覚えているか、いかにお題目を上手に大きな声で唱和できるか、まるでお題目コーラス大会の如く、皆は自分の為にお題目を唱えていた事を。

その証拠に松村先輩は言った。

「どや!春樹!俺のお題目、エかったやろ!!」

あの時の松村先輩は、たしかに、、、自分に、、、酔っていた。。。。。

「どや!春樹!俺のお題目、エかったやろ!!」

僕の頭の中で、リフレインのように、「エかったやろ!!」というフレーズがこだましていた。。。。。
その夜、僕は哲さんのBMW325iに乗って、田布施の実家に戻りました。金村のおばさんは急用があり、すぐに下関から韓国に戻りました。僕の家にはとりあえず、車で送ってくれた哲さんと、一緒に乗って帰ってきた従姉妹の英姫と、松村先輩、そして夜叉のメンバーがやってきました。僕はただ黙って、母の骨壷を眺めていた。涙がこぼれそうになった。だから僕は、部屋に哲さん達をおいて、一人で外に出て空を眺めていた。すると松村先輩が僕に気が付いて家の外に出てきて、そっと僕に話し掛けてくれました。
しかし、その内容は僕の理解を超えた内容だったのです。

「春樹、俺、何ゆうてやればエエかわかれへん。おばさん、あんなにすぐにいてまうなんて思ってへんかったしな。俺も、、けどな、こういう時こそ池田先生の素晴らしいスピーチの一つ一つを思い出し、本当の人生とヒューマニズムについて考える時やと思うねん。な、くよくよしてもアカン。そやから、春樹もな、学会活動を通じて自らの宿命転換をしていかなアカン思うねん。あ、あぁぁ、そうや、今日の葬式やけどな、俺ら夜叉のメンバーん中で、誰のお題目が一番エかったか?やっぱ俺やろ??」

僕はそれを聞いて絶句した。

[今日の葬式やけどな、俺ら夜叉のメンバーん中で、誰のお題目が一番エかったか?やっぱ俺やろ??]

何故松村先輩は自分のお題目に拘り自慢したがるのか??僕には解らない。僕の頭では考えても解らない事。それが松村先輩の考えている事?いや、それとも松村先輩の考えこそが本当に正しい考えかのか?僕は頭で理解しようとした。しかし、気持ちが許せなかった。松村先輩は絶対におかしい。絶対に!しかし青年教学3級の正義を実践する松村先輩がそう言うのだから松村先輩の言う事は正しい事なのかもしれない。あぁ、僕には難しすぎて解らないのです。
僕はその場に立ちすくんだ。僕は松村先輩に、聞いた。
「ぼ、僕は、誰のお題目が一番良かったかなんて解らんのんじゃ。お、お題目の善し悪しなんて、そんなもん無いと思うんちゃ。そんなん、自己満足みたいなもんじゃーね」
その言葉を聞いた松村先輩は激怒した。
「馬鹿野郎!!!俺はな、お前のおかんの事を本当に思って心の底からお題目を唱えたんや!!そやから、俺は誰にも負けへんよう大きな声で声を張り上げてお題目を唱えたんや!!!それをお前は何ゆーてんねん!!!春樹!!お前は何もわかっとらへんねや!!お前な!そうゆーならお題目を俺と同じくらい唱えてみいや!!出来るんか??出来へんやろ!!何も出来へんのにエラそうな事ゆーてたらアカンで!!それも何や!!自己満足??エエ加減にさらせぇ!!俺のお題目をナメとんのかコラ!!」

そう言って僕のわき腹を殴りつけたのです。

「う、ううう、ううううううぅぅぅぅ」

悶絶の表情を浮かべそこに崩れていく僕。間髪入れずに松村先輩は僕の襟元を持ち上げひじウチを食らわす。僕は何発殴られたか分かりません。ぼこぼこになるまでに松村先輩は僕のボディにパンチを入れこむのです!!僕はあまりの激痛にそこにうずくまってしまいました。

「うぅぅううう、ま、松村、、先輩、、、ご、ごめんなさい、、、ゆるして下さい。。。。」
苦しみ許しを懇願する僕を省みず、さらなる暴力を続ける松村先輩。その時の松村先輩は至福の笑みを浮かべ笑っていた!!

「あ、はははっははは、春樹ぃぃ!!正義なんや!!これは正義の鉄拳やで!!ごめん!ごめんよぉぉぉ!!」

松村先輩は「ごめん!ごめん!」と笑いながら僕にパンチを入れるのです!!謝りたいのは僕なのです。殴られているのは僕なのです。それでも松村先輩は僕を殴りつけます。

「ごめん!ごめんよ!!春樹ぃぃ!!痛いわなぁぁ!!あ、はははは!!やっぱ痛いわなぁぁぁ!!!そやけどなぁぁ、これはぁぁ!!正義の鉄拳やから我慢できるわなぁぁぁ、あ、ははははっは!!!うっひゃっひゃっひゃひゃひゃっひゃあ!!」

そこから先ははっきりと覚えていないのです。僕は薄れ行く意識の中、夜叉のメンバーが松村先輩をはかい締めにして僕から引き離し、信吾さんが僕に

「春樹!逃げー!はよ逃げーっちゃ!!」

と言っていたのです。僕は、僕は、這うように這うように、そこを逃げ出した。松村先輩を抑止しようとした信吾さんもボコボコに殴られているのが見えた。それでも信吾さんは松村先輩を押さえていた。そして夜叉のメンバーみんなが松村先輩を押さえこんで松村先輩をソアラに押し込み、信吾さんはソアラを運転して走り去っていった。

僕は、苦しみながら、信吾さんの去っていく姿を見届けた。松村先輩が、壊れてしまった。あの正義の青年教学3級の正義の松村先輩が。

何かが狂いはじめてきていた。

しかし、その時、アパートに残された英姫と哲さんの間であのような悲劇があったとは、僕はそのとき、想像など出来なかったのです。
何時間、時間が流れたのでしょう。僕は島田川の河川敷に倒れていました。ヨロヨロになりながら、僕は田布施の自分のアパートまで歩いて帰りました。その途中、田布施町ではめったに走っていない、BMW325iが僕の横を走りぬけ、そして止まりました。

その車から出てきたのは哲さんでした。
「なんや、春樹、どないしたんねん!!大丈夫か?」
「うぅぅう、だ、大丈夫なのですぅ。いたたた、、、」
「あ、そっか、なら安心や、じゃぁな!ちょっと明日のミーティングの関係で急いどるんや!!またな!!」

そう言って哲さんはその場を去ってしまいました。酷すぎます!!せめて僕をアパートまで連れていってくれても良かったのに。

どのくらい時間がかかったでしょう。痛みを堪えなんとか僕は自分のアパートに戻りました。松村先輩はきっと光市の自分のアパートに戻っているはずですし、哲さんも急遽、奈良に戻ってしまいました。と、なると、アパートには僕と英姫しかいないのです。あぁ、なんて危険なシチュエーションなのでしょう。僕のムスコがムクムクと大きくなっていくのが分かりました。だめなのです。僕と英姫は従姉妹同士。禁断の扉を開いてはいけないのです。いや、しかし法律ではイトコ同士の結婚も認められているはずなのですよこれは!!と、言う事は僕と英姫が結婚することだって十分に可能なのです。あぁ、母の葬式の日に僕はなんて事を考えているのでしょう!!
僕は自分のアパートの部屋の前で立ち止まり戸惑いました。この扉をノックする事は同時に、僕の21歳にしての童貞卒業式にもなるのですから!!

英姫は僕のことを受けとめてくれる!!いや、僕を今か今かと待っているのです!!

僕は豪快に玄関をノックしました。

??

玄関の鍵が開いています。なんて無用心なのでしょう。お仕置きをしなくてはいけませんよこれは!!僕はいろんなエッチなことを考えてしまいましたが、ここはやっぱり感傷に浸る悲劇に主人公を演じて慰めてもらうのが一番なのです。僕はゆっくり、ゆっくりと自分のアパートに入りました。

「よ、、、ヨンヒ??、、あれ?」

そこには英姫はいません。英姫は何処へ??

部屋も荒れています。何か暴れた後が、、、僕は嫌な予感がしました。僕がいない間に、英姫が誰かに狙われて拉致されたのか??あぁなんて事なのでしょう。僕はどうしたら良いのでしょう??警察??

そう思った瞬間、僕は英姫のすすり泣く声をキャッチしたのです。ベランダの方から、英姫のすすり泣く声が!!

僕はベランダに駆け寄りました。

そこには英姫がいました。チマチョゴリを乱した英姫が!!
「駄目なのです………、ヨンヒ、ナヌン儒教ですんだから……、純潔守るんです……、ちぇったいに守るんでスンダから……。」

英姫は泣きながらベランダでふるふると脅えていたのです!

「英姫!!な、なにがあったん!!」

英姫は怯えていました。僕を、僕の顔を見た瞬間、とても恥ずかしそうにうつ伏せになってしまったのです。

僕はその瞬間、僕は、あの日、あの夜、あの奈良の哲さんの部屋であった、あの出来事を思い出したのです!!哲さんは…、あの時、僕にしたように、英姫に、、、哲さんが!!!

僕は確信しました。哲さんは僕の従姉妹の英姫をレイプしたのです。哲さんは本能の赴くままに英姫を弄び、汚したのです。あぁぁ、僕は怒りは頂点に達し、萌え上がるコスモのごとくセブンセンシズはメラメラと茹だっているのです。

「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

僕は絶叫しました。もう、ワケがわからない。今日一日、あったこと、親戚同士の争い、松村先輩の自己満足と暴行、そして哲さんのレイプ!!そして、今、僕の目の前にいる乱れたチョボリ姿の英姫。英姫、英姫、英姫、英姫の乱れたチョボリから見える白い太股。。。

ああああ、僕のムスコは爆発寸前です。

僕は号泣しました。もう、わけがわからず号泣しました。だけど僕の右手は僕の力強くエレクトしたムスコを強く握って激しく動いてしまったのです。

「ああああーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」

僕はもう、滅茶苦茶です。泣きながら激しくオナニーしました。いつ果てるともなく、激しくオナニーしました!!英姫の前で強く激しくオナニーをしてしまったのです!!

母の死。
行方知れずの兄。そして陽子さん。
こんな時まで差別する親戚の人達。
松村先輩の暴力。
哲さんのレイプ。
そして
そして
そういう時に、哲さんにレイプされた従姉妹の英姫をオカズに激しくオナニーをしてしまう僕。

僕は号泣しながら激しくオナニーをしました。
泣きながら、泣きながら、泣きじゃくりながら、怯える英姫を目の前に激しくオナニーをしてしまいました。

強く、激しく、泣きじゃくりながら、オナニーしました。

そして、英姫めがけて果ててしまったのです。それも連続三回も!!



僕は一体何をしているのか?
僕は何故、今、この時を生きているのか??
僕は一体何なんだ??

僕は、最低の男だ!!

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