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アーサー・マッケンコミュのマッケン入門編

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まぁ難しいことはさしおいて珈琲でも飲みながらねコーヒー。雑談以前。マッケン入門編。

コメント(20)

★平井翁オススメ恐怖小説番付だよん

《西》

【横綱】
『ドラキュラ』
B・ストーカー
【大関】
『ジョン・サイレンス』
ブラックウッド
【関脇】
『チャールス・デクスターの病歴』
ラヴクラフト
【小結】
『怪奇クラブ』
A・マッケン

マッケンはこんなひと!

あまり期待しないで。

時々暴走するけど優しく見守ってくださいね。
マッケン作品を色で例えたら。

凄まじい赤光の色!

なるほど

後期なら

《琥珀色》

「ノスタルジックなキャンディの色。昭和の秋の午後。ガラス越しに見た弱々しい陽の光。きっと舌にのせたら懐かしく甘い味がする。――琥珀は古代の樹脂の化石である」
(『和の色 洒落色』おおたうに)

荒木飛呂彦『奇妙なホラー映画論』集英新書社/5

「田舎に行ったら襲われた」系ホラー、構築系ホラー(『キューブ』)などジャンル分けが秀逸。『ノーカントリー』の『28日後…』の評価もうれしいね。
お世話になった友だちへのおくりもの用に『フラワーフェアリーズ(花の妖精たち)』を購入。
初版は20世紀前半で著者はシシリー・メアリー・バーガー。名作童話の挿し絵にしてもなんら劣ることがないのは細かい写実的描写。かわいいだけじゃない。うーん。
贈り物にするのは止めて自分の部屋に飾ることにしようかな。
お気に入り絵柄〈バタカップの妖精〉Buttercup。調べてみたらキンポウゲ。山吹色のなかで淡い青の瞳がはえます。
白石かずこ訳
『フラワーフェアリーズ』
グラフィック社
¥2000。
【アーサー・ラッカム】
(Arthur Rackham)
1867-1939
イギリスの挿絵画家
代表作
『グリム童話集』『アリスの不思議な旅』『ピーターパン』『イソップ物語』『リップ・バン・ウィンクル』
雪
アーサー・ラッカムの初期作品はどれも日本の冬を思わせるようなくすんだ色合いが魅力。

ウェールズの妖精舞う緑の丘は言うに及ばずマッケンがさすらったロンドンのうらさびれた場末をラッカムが描いたらどんな絵が出来上がっただろうか。
マッケンはなぜこんなに人を惹きつけるのでしょう。

マッケンを語る人はみなアツイ。

「どこでもいい。どこでもいい…、ただ、この世界の外でさえあるならば!」

ふとボードレールの叫びを思いだしたよ。
変わった魔術を見つけたよ!『魔法少女まどか☆マギカ』みたいに代償は大きいけどね。

★〈無尽の銅貨・プルートペニッヒ〉

「クリスマス・イヴの夜、単独で見晴らしのよい町はずれの十字架までいき、三十枚の銅貨を円形に並べ、ミサのはじまる鐘の音と同時に、一から三十まで、または三十から一まで、順に数を読みはじめます。すると悪魔がいろいろ恐ろしい姿をして出現します。このとき数えあやまったら、たちどころに生命をとられますが、正しく数えつづけると悪魔は三十一枚目の銅貨にかわり毎夜一枚づつ銅貨を生んでくれることになります。」

前川道介著
『ドイツ怪奇文学入門』より

【マッケン初体験の方から感想もらいました】

「白魔…読みました。私には、さっぱりな…頭が停止している模様冷や汗ふらふらやはり、もう、古典とか無理みたいです…翻訳ものがてんでだめになっています…」

★物語の導入部は特に難しいね。聖者の道は人間の堕落以前の法悦を取り戻そうとする試みだと言われても日本人にはなんのことかチンプンカンプン。
おまけに物語の中に物語が入っているのでなおさら複雑。
魔術も錬金術も隠秘学も肝要なところは隠されているとはいえもう少しナントカナランカがいちばん素直な気持ちでしょう。

みなさんならどうフォローする。
東京神保町英文学老舗《北沢書店》でマッケンの原書・初版本が手に入いりますよ。

●マーティン・セッカー社
『カーリーオン版アーサー・マッケン作品集』
1923

たしか¥130000ぐらい…

●『弓兵』『秘めたる栄光』初版本、他

【TEL 03-3263-0011郵便 〒101−0051 東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル2F �衙迷�書店】


>>[12] 守さん どうも貴重な情報をありがとうございます。10万単位で手に入るのなら、欲しいなと思ってもしまいますが。折角ご来駕頂いても、本がそこここに投げ出され、大切にされていない殺風景な部屋では可哀そうと言うもの。でも、本物、ちょっと見てみたいな。昔、倫敦の大英博物館前の古書肆Atlantis Books(4、5年前に再訪したら、店主が変わっててニューエイジ系の詰まらない店になっていました)で、Machenの仕事に触れることが出来、本を何冊か、見せて頂いたことがあります。初版本とか貴重な物はなかったように思いますが。Machenについて書かれた小冊子をやっと買って参ったのですが、やはり本は主を選ぶものなのでせう。何はともあれ。今初夏の幻系読書は「怪奇小説精華」と「黄夫人の手−黒石怪奇物語集」を読み終わり、「幻想小説神髄」が「ザイスの学徒」で挫折して放置プレイといった感じです。何とか山を越えないと。長文御許被下度。
>>[013]

【北沢書店】

中途半端な情報でごめんなさいね。東京に出張に行った帰りに立ち寄っただけなんで。

北沢書店さんは神保町屈指の老舗で店員の物腰はいつもゆったりと落ち着いている。
M.R.ジェイムズやベンスン兄弟の初版本も充実していて怪奇党は見逃せません。
手ごわいM.P.シールもあるけど、どんな人が読むのかそちらがほうが気になる。

ただ自由になる時間は3Hだけでそれも絶版や品切れ書が充実している《小宮山書店》でウダウダしていたせいで北沢書店に立ち寄ったのは閉店5分前。お店の方のご好意で時間を延長してもらいました。

マッケンの初版・再版本はおおむね¥8000から¥18000ぐらいですかね。随筆もいくつかあったんですが思い出せません。

北沢書店さんは平井翁も愛したアーネスト・ダウスンや英国世紀末文芸の泰斗アーサー・シモンズもしっかりフォローしてくれているんでうれしくなっちゃう。

【希少本情報フランス】

小宮山書店には南柯書局『シュオブ小説全集』や奢覇都(サバト)館『ピエール・ルイス作品集』がありましたよ。
>>[013]

続き

【「黄夫人の手−黒石怪奇物語集」】

大泉黒石「黄夫人の手」はエキゾチズムにあふれていて良いですね。日本人が恐れ嫌っている支那人街がなんともアヤシげ。腐った海鼠や鮑の匂いがこちらにまで付いてしまいそう。

往きがけに高窓でひとりたたずむ女を見かけるけれど、帰りに立ち寄った時には乳房まで露わになってこちらをジッと見ている。しかも、驚いたことに顔が真っ黄色に変わっている!


「幽鬼桜」「人間料理」など未読の作品が多いのでチェックせねばっ。
お気に入りなどありましたら教えてくださいね。


>>[15]
重ねての書き込みありがとうございます。自分、北沢書店は未だ入ったことがないのです。そもそも原語の本は読めませんしね。お店の前は、カッコいいなと思って通った、見覚えはあります。今度行ったら冷やかしてみよう。小宮山さんは、自分も好きで必ず入りますが、ちょっと感じが変わりましたね。今は6、70年代の芸系が強くなって、面白いんですけど、前の方がなじみありました。お隣の田村書店さんは品ぞろえ多くて見てて楽しい、好きなお店です。自分はこちらでマッケンの集成買いましたです。
黒石は、香山滋とかの雰囲気にも近いのかな、「尼になる尼」なんてタイトルの状況を作りたかっただけのアクロバティックな作品?どれも何か大したことが起こったのか?というような、文章の波乗りを楽しむ作品と思いました。中では「黄夫人の手」が比較的オーソドックスに怪奇的で良いなと思いましたけれど、むしろやっぱりおっしゃるように中華街のエキゾチックな感じが印象に残りました。未だ「ザイスの学徒」読み終われず。ははは。
>>[016]

【お隣の田村書店】

もちろん大好きですよ。天井から床までワサワサと詰まっているところがいいですね。宝探しみたいでワクワクしちゃう。明治大正詩人でお世話になっているよ。文学評論だけでなく思想哲学も充実しているのが嬉しいやね。

そうそう知ってますかァ。あの岸部シローが破産前に田村書店に出没してたのを。古書価がすこぶる高い永井荷風初版本を片っ端から買っていたそう。

どうりで。


岸部シロー、は知りませんでしたが、永井荷風好きなんですね。田村書店、良いですよねー。ところで先日、神保町に行って参りました。成果は色々あったのですが日記に書きましたのでよろしければご覧下さい。乱文、長くなっておりますが。ところで神髄、やっとザイスの難関を越えて「黄金宝壺」まで来ました。
>>[018]

おおっ!おおっ!!!

ホフマン「黄金宝壺」とくれば旧訳の石川道雄にかぎる。

お目が高いぴかぴか(新しい)。

幻想文学の魅力を教えてくれた思い出の書。

舞台はドイツなのに〈おっつけ〉なんて江戸弁が出てくるところなんざァ平井翁みたいですこぶる面白いやね。


守さま、いつもありがとうございます。自分の”お目が高い”のではないのです。東雅夫編の「幻想小説神髄」を覚束なく読んでいる次第で。ティークの「金髪のエックベルト」、ホフマンの「黄金宝壺」(まだ途中ですが)は、まだ何とかなるのですがザイスは、ちょっと取り付く島がなかったです。自分今日は休みでしたので図書館で文庫クセジュのドイツロマン派のノヴァリスの項とか、ちょっと読んでみましたが。作中のこの文を自分に対する言葉と受け止めました。−ただ愚かな人間のみが、ふしぎに錯綜したこの読みがたい言葉を、軽蔑をもって捨て去るのだ。−もちろん、軽蔑はしていないのですけど。

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