個人的に期待しているのは、トルコのゲイラン監督の四作目とイタリアのソレンティーノ監督の3作目です。ソレンティーノ監督の前作、Consequences of Loveはなかなかの秀作で、なぜいまだに日本未公開なのか理解できません。おととしゲイラン監督の短編を含む全作を観て以来ファンになりました。イランのキアロスタミ監督に通じる部分があり、日本ではデビュー作が東京映画祭上映、三作目『冬の街』が限定公開されているだけですが、もっと注目されるべき存在です。意外なのは、常連デイヴィッド・リンチの新作が含まれていないんですよね。
『オールドボーイ』がグランプリを受賞した時、パルムドールは『華氏911』だったかと思います。その時に比べると、えらく分からない(たるべえの知識がないだけですが)作品が多いように感じます。
年によって(審査員によって?)選ばれる or エントリーされる作品の傾向が変わってくるということはあるのでしょうか?