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酪大家畜飼養・栄養・飼料学ゼミコミュのタピオカを暴食して死んだ空腹の牛

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みなさんご存知だと思いますが面白い記事を見つけたので。

ニュージーランド(以下NZ)より
干ばつの影響で飼料不足に陥っているニュージーランド・ワハロハの牧場で、空腹の牛が腹一杯タピオカ(キャッサバのデンプン)を食べて10頭が死亡、農家は3万ドルの損失を出した。
この牧場は330頭の牛群にトレーラー2台分のサイレージと500?のタピオカの混合を給与していた。
2日後には16頭の牛が倒れた。「何頭かの牛は第一胃または腸内でタピオカ起因による酸性度の急速な変化のため死亡した。5頭は回復したが、彼女らの胃や腸には長期の弊害を及ぼした。」とは場主語っている。「彼女たちは胃を火傷したのです。」
タピオカのデンプンは本来ゆっくり胃の中に入る場合には安全だが、4〜5kgのタピオカを急に摂取したことが致命的だったという。
高水準のデンプンは、第一胃内の微生物が大量の乳酸を生産し、これが腸に損傷を与えて、血流に毒素を産み、バクテリアを繁殖させるのである。干ばつが進み、飼料不足が悪化しているNZ政府は早急に「国家干ばつ会議」を召集することになった。

ホルスタインマガジン 4月号掲載 P.45参照

(ホルスタイン専門誌から勝手に引用させてもらったんですが、不適切でしたら削除します。)


北海道は広大な土地があり購入飼料が上がった今、自家生産を考えている農家さんも多いと思いますが、このニュースは他人事のように思えません。
雨が少なかったり、日照不足で作物が育たなかったり。
去年の1番牧草はもうない農家さんがたくさんいるようです。
乳製品が食卓に上がらない日が訪れるのではないでしょうか。

コメント(1)

急性アシドーシスによる死亡、ってことですね。

タピオカは オランダなどでも濃厚飼料として給与しているそうです。 オランダはタイから輸入しているそうです。

それよりも、NZの酪農家が 濃厚飼料を給与するくらいの状態になっているほうが問題なのかもしれません。 つまり、今までは 面積あたりの土地から最高の収益を得るために 放牧酪農をする人が大多数だったのに、現在は購入飼料を与えてでも より多く搾ったほうが経済的にプラスになる状況だ、ということです。 牛乳の国際価格は上昇しており、NZの生産者乳価が おおまかに65円/kgを超える勢いです (数年前の3倍)。

一方、ロシア、中国など、経済的に豊かになった国では 乳製品の消費量が急激に増えているそうです。 世界的に見ても、主要国で酪農業が厳しいのは 日本と韓国だけ、という有様。 『バターが余るから牛乳を搾るな!』 と言われて2年も経たずに バター不足。 環境への悪影響が叫ばれても、コーンはバイオエタノール向け&投機対象で 値下げされる見通しが立たず。 作付面積が減った大豆も高騰。

北海道の酪農家のように 自給飼料へのシフトが可能な酪農家では その動きは今後も進むでしょう。 ただ、その場合は 産乳量が減少するだけではなく、高乳量向けの遺伝的改良がされている血統では、エネルギー・栄養成分摂取不足が 産乳量以外に健康への影響となって出てくる危険 (子牛の耐病・免疫力の減少など) に対する方策を練っておかねば成らないと思います。


イスラエル、オランダ、デンマークのように、今後は 種雄牛を選ぶときに、産乳や体型の他に 長命・多産性も 非常に大切な基準となると思います。 ・・・分かってんのかなぁ? 遺伝改良業者の人たち。 『手っ取り早く 冷凍精液で輸入しちゃえ!』 とか 考えてるのか?? それこそ 日本畜産業の滅亡だぞ。

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