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パレスチナ問題を考える会コミュのURI AVNERY: Worse Than a Crime

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イスラエルのGush Shalomという平和活動グループの活動家Uri Averyの文章を訳しました。

今回のカベ崩壊の出来事を、包括して、分りやすいです。

止まないQassamロケットに対する措置として、ガザを封鎖しているとイスラエルは説明するが、ハマスは封鎖を解けばロケットは撃たないと言っている。この食い違いは形を変えこれまでもずっと続けられて来た事だけど。

エジプトMubarak大統領が、キーパーソンになりそうです。

(この文は自分の日記にも載せてます)

Worse Than a Crime
26/01/08

By URI AVNERY
http://zope.gush-shalom.org/home/en/channels/avnery/1201278309/

それは、ベルリンの壁の倒壊のように見えた。そして、それは、その様に見えただけではなかった。少しの間、Rafahの横断所は、ブランデンブルグ門だった。

ウキウキ感じないのは、それは無理だ。多くの虐げられ腹を空かせた人々が、彼らを閉じ込めていた壁を破壊した時に、彼らの目は輝き、会う人みんなを抱きしめていた。そもそもその壁を立てたのが我々の政府であったとしても、そう感じる。

ガザ地区は、この世界で最も巨大な牢獄だ。ラファの壁の破壊は、解放の行為であった。それは、証明する。非人間的な政策はいつでも馬鹿げた政策だと。如何なる力も、絶望の国境を渡って行く多くの人々に立ちはだかることは出来ない。

それが、ガザの教訓。1月2008年

* * *

ある人は、フランスの政治家Boulay de la Meurtheがちょっとだけ改心して言った有名な言葉を繰り返すだろう:それは、戦争犯罪より悪い。大失態だ!

数ヶ月前、2人のEhud−BarakとOlmert−は、ガザ地区に対し封鎖を科し、そして、それを自慢していた。最近、彼らはその絞首刑の縄をさらにきつくした。それによって、ほとんど何もこの地区に送られなくなった。先週、彼らはこの封鎖を完全にした−食物なし、薬なし。事態は、彼らが燃料をも止めた時に頂点に達した。ガザの広い地域で電気が使えないままになった−未熟児の保育器や、透析の機械、飲み水と下水のポンプ。数十万の人々がこの厳しい寒さの中、暖房もなく、料理も出来ず、食べるものもない。

繰り返し、繰り返し、Aljazeeraはアラブ世界の何百万の家庭に向けて映像を放送した。世界中のTV局も、それらを見せた。カサブランカからアンマンまで、怒った大衆の抗議が起こり、アラブ社会の政権を脅かした。Hosny Mubarakは、Ehud Barakにパニック状態で電話した。その晩、Barakは、少なくとも一時的に、その朝に科した燃料封鎖を、解除せざるを得なくなった。それ以外では、封鎖は完全なままであった。

これ以上馬鹿げた行動は想像できない。
* * *

365平方キロメートルの地域に詰め込まれた百50万人の人間を飢えさせ、凍えさせることに付けられた理由は、Sderotの町や付近の村々に続けられる砲撃である。

それは、上手に選ばれた理由だ。それは、イスラエル社会の原始的で貧しい階層の人々を1つにする。それは、UNや世界中の政府からの批判を押さえ込む、そうしなければ、彼らは、集団的懲罰−すなわち、疑いもなく、国際法上の1つの戦争犯罪−に対して声を上げる。

はっきりした図が世界に示されている:すなわち、ガザにおけるハマスのテロ政権が罪のないイスラエルの市民に対してミサイルを撃ち込んでいる、と。世界中の如何なる政府も国境を超えての自国の市民に対する砲撃を看過する事はできない。イスラエルの軍隊は、Qassamミサイルに対する軍事的応報の手段を見出してこなかった。よって、ガザの住民にその様な強い圧力をかけ、立ち上がってハマスに対抗し、彼らがミサイルを止めるよう仕向けるしか他に方法はないのだ、と。

ガザの電気が稼働を止めた日に、我々の軍事特派員達は大喜びだった:たった2つのQassamがガザから飛んできただけだった。ということは、効果があるのだ!Ehud Barakは天才だ!

しかし、翌日、17発のQassamが着弾し、その喜びは霧散した。政治家や将軍達は(文字通り)彼らの知性から飛び出した(out of their minds)。つまり、ある政治家は“あいつらより狂え”と提案し、もう一人は“すべての発射されたQassamに対してガザの都市部を無差別に砲撃せよ”と提案。ある有名な教授は(彼は少し錯乱している)“究極の悪ultimate evil”を執行することを提案した。

政府のシナリオは、第2次レバノン戦争(これについての報告が数日後に発行される予定)の繰り返しだった。前回:ヒズボーラが国境のイスラエル側で2人の兵士を捕らえた。今回:ハマスが国境のイスラエル側の町や村に発射した。前回:政府は急いで戦争を開始し、今回:政府は急いで完全封鎖を実施した。前回:政府はヒズボーラに圧力をかけさせるために一般市民に対する大規模な爆撃を指令し、今回:政府は、ハマスに圧力をかけるさせるために、一般市民たちに大規模な災厄をもたらすことを決定した。

その結果は両方の場合に同じだった。すなわち、レバノンの人々はヒズボーラに対抗して立ち上がることはせず、それとは対照的に、すべての宗教コミュニティーの人々がそのシーア派組織の下に団結した。Hassan Nasrallahは、アラブ世界全体の英雄になった。そして、今回:人々はハマスの下に団結し、Mahmoud Abbasを敵と協調したと非難した。子供達への食べ物をなにも持たない母親は、Ismail Haniyehを罵りはせず、彼女は、Olmert、Abbas、そしてMubarakを罵った。

* * *

そしたら、何をすればいい?結局のところ、継続する発砲に晒されたSderotの住民達の窮状を見逃すわけには行かない。

つらい思いをしている一般人から隠されていることは、Qassamの発射は明日の朝にも終わらせることが出来るということだ。

数ヶ月前、ハマスは停戦を提案した。今週もその申し出を繰り返した。

停戦は、ハマスの見地からは次のことを意味する:パレスチナ人はQassamとモーターシェルの発射を止める、イスラエルはガザへの侵攻と、“狙い澄ました”暗殺と封鎖を止める。

どうして我々の政府はこの提案に飛びつかないのか?

簡単。すなわち、このような取引をする為には、我々はハマスと話さなければならないから、直接的あるいは間接的に。そして、これがまさしく政府が拒否するこのなのだ。

なぜか?またも簡単。すなわち、Sderotは、口実に過ぎないから。−まったく2人の捕まった兵士のように、結局は、なにか他のもののための口実だった。このすべての経緯の本当の目的は、ガザにおけるハマス政権の転覆であり、ハマスの西岸地区制圧を阻止するためだった。

簡単で、率直な言葉で言えば、政府はSderotの人々の運命を望みのない方針の祭壇に犠牲として捧げたということ。政府にとっては、ハマスをボイコットすることの方がより重要である−なぜなら、それが、パレスチナ抵抗運動の先陣であるから−Sderotの災厄を終わらせることよりも。すべてのメディアは、この見せかけに協力している。

* * *
以前にも言われてきた、我々の国で風刺を書くことは危険であると−風刺が現実になることが多過ぎた。何人かの読者は、数ヶ月前に私が書いた風刺的文章を思い出すかもしれない。その中で、私は、ガザでの状況を、人々を飢餓の状態にして、降伏の為に手を挙げるまで、人がどこまで行けるか、という科学の実験に例えて表現した。

今週、その風刺は正式な政策になった。尊敬されるコメンテーター達は、明確に宣言した、Ehud Barakと軍隊幹部達は“試行錯誤”の原理に関して動いており、結果によりその方法を毎日変えると。彼らは、ガザへの燃料を止め、これがどう作用するか観察し、世界の反応があまりに批判的であると引き返す。薬品の供給を止め、その効果を観察する。などなど。科学的目的がその手段を正当化する。

この実験の責任者は、防衛大臣Ehud Barak、多くのアイデアを持ち、良心の咎めを持たない男。その全ての心の動きが非人間的な男。彼は、いまや、たぶん、イスラエルでもっとも危険な人物、Ehud OlmertやBinyamin Netanyahuよりも危険、長い目で見てイスラエル存在そのものにとっても危険である。

実行の責任者は、参謀長(the Chief of Staff)。今週、我々は、彼の前任者の2人、Moshe Ya’alonとShaul Mofazのスピーチを聞く機会があった。膨張したインテリの主張に満ちたフォーラムで。両者とも、彼らの意見が、極右(extreme Right)と超右(ultra-Right)の間のどこかに位置する意見を持っていることが発見された。両者とも、驚くほどの未発達(primitive)な心を持っている。彼らの次なる後継者、Dan Halutsのモラルと知性の質について1語でも無駄にする必要はない。もし、直近3人の参謀長たちの声があるなら、彼らほどオープンに話の出来ない現職についてはどうか?このリンゴは、木より遠くへ落ちたのか?

3日前までは、将軍達は、実験が上手く行っているという考えを歓待する事が出来た。ガザ地区の窮状はその頂点に達していた。数十万人が現実の飢えに脅えていた。UNRWA(国連難民救済事業機関の長は、差し迫った人の大惨事を警告した。金持ちだけがいまだ車を運転でき、家を暖め、十分食べられる。世界が待機し、集団でしゃべった。アラブ社会のリーダー達は、指を挙げもせず、同情の無意味な語句を声にした。

Barak−彼は数学の能力がある−は、人々が遂に崩れ落ちる時を計算できた。

* * *

そして、その時、誰も予想しなかったことが起こった。実際は、この世で最も予想できることだったにもかかわらず。

もし、百五十万人の人を圧力鍋に入れて熱し続ければ、それは、爆発するだろう。それが、ガザ−エジプト国境で起きたことだ。

始めに、小さな爆発があった。群集が門に押し寄せ、エジプトの警察が実弾を発砲し、数十人が負傷した。それは、警告だった。

次の日に、大きな攻撃が来た。パレスチナの戦士達が、多くの場所で壁を爆破した。数十万人がエジプト領内に雪崩れ込み、深呼吸をした。封鎖は破壊された。

その以前でさえ、Mubarakは、抜き差しならない状況にいた。何億ものアラブ人たち、10億のムスリムが、どの様にしてイスラエル軍隊が3側面からガザ地区を閉ざしていたかを見た。つまり、北と東と海。4番目の封鎖の側面は、エジプトの軍隊によって供給された。

エジプトの大統領−彼は、アラブ社会全体のリーダーを標榜する−は、アメリカ人たちの恩恵(そして金)を得る為に、残酷な敵によって指揮された非人間的な作戦での協力者と見なされた。彼の国内の敵、the Muslim Brothersは、彼を自国民の目の前で貶める為に、この状況を利用した。

Mubarakがこの状況にい続けることが出来たかどうか疑わしい。しかし、パレスチナ人群集は、彼を決定を下すことから解放した。彼らが、彼の為に決定を下した。彼らは、津波のように沸き起こった。今では、彼は、イスラエルの要求に屈して、彼のアラブの兄弟たちに対し、再度封鎖を科すかどうかの決定をしなければならない。

そして、Barakの実験はどうだ?次のステップは何か?選択肢は少ない。

(a)ガザを再度占領する。軍部はこのアイデアが好きではない。これが、何千人もの兵士達を、これまでのどんなインティファーダとも違った、残酷なゲリラ戦争に曝すことになると理解している。

(b)封鎖を再度強化し、US議会に対するイスラエルの影響を使って、毎年彼の働きに対して得ている何千億円を取り上げるといった、極度の圧力をMubarakにかける。

(c) 地区をMubarakに手渡すことで、怨念を恵に変える。これがそもそもBarakの隠された目的だった振りをして。エジプトは、イスラエルの安全を保証しなければならなくなる。Qassamの発射を防ぎ、自身の兵士をパレスチナのゲリラ戦争に曝さなけれない。それが、この貧乏で不毛な地域を放棄することが出来たと思い、イスラエルの占領によってインフラが破壊された後に。たぶん、Mubarakは言うだろう:ご親切に、でも結構です。

残忍な封鎖は戦争犯罪だ。そして、もっと悪い:それは、馬鹿げた大失態だ。

Uri Avnery is an Israeli writer and peace activist with Gush Shalom. He is a contributor to The Politics of Anti-Semitism.

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