月１映画DVDレビューリレーの会コミュの第17回映画「ダンサー・イン・ザ・ダーク」

今回ブラテリーさんが担当ですが、お知らせの方にコメント投稿があったので
私の方でトピックに転載させて頂きます
皆さんこちらにレビュー投稿下さい＾＾
よろしくお願いします！

ーー以外、ブラテリーさんのコメントです

第17回の担当ですが、私の紹介する映画はこちらになります。
2000年に制作されたデンマーク映画『ダンサー・イン・ザ・ダーク』を紹介します。ちなみに2016年のカンヌ映画祭の最高賞であるパルムドール受賞作品でもあります。本作は公開時に大変な話題になりました。というのも、その評価があまりにも“賛否両論”であるからです。生涯ベストの映画に挙げる方もいれば、一方で「もう二度と観たくない」、「最悪の映画」と思われる方も多いのです。

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』はこのうえなく暗く、重い気分にさせてくれる映画です。そうであるからこそ、観客は自分の幸せを感じられ、また主人公のような誤った行動をしないようにと、考えかたを改めることができると思うのです。

映画が“人の心を動かすためにある”とすれば、このように“負”の感情を呼び起こしてくれる映画もあってほしい、と思います。
もし、世の中の映画が夢いっぱいのハッピーエンドの物語ばかりであるなら、引き起こされる感情は一辺倒なものになってしまうのですから。

皆さまのご意見お待ちしています。

コメント(8)

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[2] mixiユーザー 08月01日 12:32

これは一度観たなら忘れられない映画ですね。

ヒロインは息子を愛しているが故の残酷な結末。

ミュージカルって普通は楽しく観れるものなんですが、これは終始重いし怖い((( ；ﾟДﾟ)))

だけど。この作品が描きたいテーマを考えると嫌いともバッサリ切り捨てられない。

子供に病気が遺伝すると分かっていて、赤ちゃんをこの手に抱きたいと産んだ事はそれほど重い罪だった？

子供に本当に必要なのは目？それとも母親？

この映画を観ている我々やヒロインを本当に理解し愛している一部の登場人物には辛い結末でも、ヒロインは母としては満足だったかも？

私は普段映画日記でお気に入り度・お勧め度を五段階評価つけるんですが、この映画は好き嫌いで言えばすんなり好きとは言えないし、観ていて辛いのは間違いないので、人にお勧めするのもためらわれる。そう言う時は評価と言う言葉を使ってます。

お気に入り度・お勧め度は★☆☆☆☆

評価としては★★★★★

そんな映画です。

[4] mixiユーザー 08月12日 18:51

ついにこの日が来たか。。
もちろん知ってましたよ、ダンサー・イン・ザ・ダーク。
色んな所で聞きますもんね。
ただ聞けば聞くほど「重い」「暗い」「問題作」などしんどいヤツっぽい。
映画は基本、楽しく観るもんだと思ってるので、重い系の映画は
苦手なんですよね～
「よし！」と覚悟を決めて観ました＾＾

前置きが長くなりましたが、今度は結論からいうと「すげー映画だったな。。」と
マリーさんの言う、好きではないけど評価は高いというのもよく分かります

全体的にホームビデオで撮ったかのような演出？も
この映画の雰囲気を作っていて好きでした。
基本的には暗い感じで進んで行きますが
主人公のどこかマイペースなところと、時折見せる屈託ない笑顔で
緩和されている感じがします。
そして、辛い環境にある主人公を助けようとうする友達や
好意を寄せる男性、おまいらなんていい奴なんだ！
これでだいぶ救われてる感じがしますね。

あとやはりミュージカルシーン
楽しそうに踊る主人公をみるとやっぱりホッとします
それが妄想なんだとしても。

ただ話的には「ああ、そうなっちゃうか。。」と辛い方向に進んで行きます。
やっぱりしんどいですが、友達やミュージカルのおかげで
観進めていくことができました。

そして、最後の方で死刑が延期になるかも。。と思わせといて
結局、苦しい方の選択をする主人公。
そしてショッキングなシーンで幕切れ。
けど、この主人公ならそうするだろうなと思えましたし
観ている自分もこの辺りは覚悟を決めてますから、辛い感じはなく、
ただ食い入るように観てました。
終わった後は「ふぅー」って感じでしたが^^;

友達の言葉を受け入れて
息子には目でなく母親を残すべき？
そもそも子を生むべきでない？

そんな事も頭に浮かびますが、自分はセルマは全く悪くないと思いました。
お金を盗まれて死刑にされる不条理が悪いだけで。
そういう意味でマイペースで頑なな主人公像はしっくりきます。

恐らくこの映画はこの不条理がテーマだと思いますが、
ただ不条理をみせられるだけでは、もちろんしんどいですし
どうやったら不条理を崩さず観せていくか？
を考えたとき、主人公の性格だったり、周りの友達や
ミュージカルシーンなど、うまく作ってるなと
話も良かったですが、その観せ方はとても「すげーな」と思いました。

そういった意味では、重い話でしたが
自分にとっては感動的ですらあって「好き」な映画と
言えると思います。
間違いなく心に残る映画でした。
この機会に観れてよかったです＾＾

ちなみに、不条理や妄想などのワードから、自分はパンズ・ラビリンスを
思い出しました。
この映画も自分は大好きな映画です。

紹介ありがとうございました！

[5] mixiユーザー 08月26日 07:00

ダンサー・イン・ザ・ダーク初鑑賞です。
噂には聞いていた絶望映画という事で鑑賞を避けてきたのですが、今回お題に選ばれ観ることができ良かったです。
悲劇の連続で目を背きたくなるシーンが多かったのですが、いつも観ているミュージカルの映画は希望の持てる明るい映画が多いのですが、絶望の中の空想が余計悲しく珍しいミュージカル体験でした。
2度は観るのは勇気がいりますが観て良かった映画でした。

[6] mixiユーザー 08月29日 17:50

やっと観れました。夏休みの宿題をようやく終えた感じですｗｗｗ
以前に観た時の感想は「救いのない映画」ってだけで何も頭に残っていなかったんですが
今回再鑑賞して感じたのは「母親の強さ」でしょうかね(#^.^#)

ただ慎ましく、息子の将来の為に生きていたセルマ、線路脇を歩いて帰る時にジェフに「そんなものどうでもいいのよ。もうすべては見てきたから」って歌詞からも母の強さを感じました。
「どうして遺伝すると知って生んだの？」って問いに「ただこの腕に抱いてみたかった」と答えるセルマを見て、そんな当たり前のことも望めない世の中なのかもしれないと怒りも感じました。

ジェフもキャシーもいい人たちで、ビルだっていい人だった筈なのにこれまでの善行がすべて台無しに。それでもセルマは受けた善行に報いようと裁判でもビルとの沈黙の約束を守り通すしたところはそれだけセルマが皆に感謝をしていたって事なのだろうなと感じました。ちなみにキャシーはカトリーヌ・ドヌーヴだったんですね！今回初めて知りました(#^.^#)

母は強しとはいっても目の前に「生きられるかもしれない」と云う希望がぶら下がり、かすかに聞こえる讃美歌でもミュージカルの空想に浸れなくなってしまったくだりリアル。いよいよ最後って時の女性看守の足踏みで勇気を奮い立たせるくだりそして執行のくだりの板に括りつけられ目隠しを拒絶する場面は生々しくて「もう、やめてくれ～」って涙が出てきました(T_T)
ラストの歌は圧巻ですね。「これが最後の歌じゃない」ってこれで私のショーが終わったわけではないって事なのでしょうかね？息子のジーンに、孫に人生って云うショーは謳い継がれるって事なのかなと？セルマはそれを身をもって守り通したって事なのかな？と感じました。

[8] mixiユーザー 09月09日 01:24

ようやく観ました！初鑑賞です。dTVにて視聴しました。
なかなか時間がとれず、10分とか15分とか毎日ちょっとずつ観て、最後の30分くらいは飛行機内で観たのですが、最期のときにメガネ渡しにくるシーンで泣いてしまって、ちょっと恥ずかしかったです(笑)

始めの稽古とか視力検査とかセルマ好きじゃないなーと思ったんですが、子どものために貯金していると知ったときには好感が持てました。
職場で突然歌が始まったときには、え、何？？インド映画？？と驚いたんですが、これミュージカルだったんですね(遅)

ビルが夜に愚痴りに来たときには、あぁもうこれ絶対あのお金取られるやつじゃん。と私の中でクズ男認定されたんですが、盗むだけじゃなく殺される！といいながら殺してくれって頼むなんて…
もう、セルマの人生なんだと思ってるんだ！勝手に死んでくれ！

しかしセルマの周りの人々って優しくていい人たちばかりなのに、彼女がそんな理由でこんなことするはずない、と真相を探るみたいなシーンが少なくて(実際にはあの程度が一般人に出来る精一杯なのかもしれませんが)、死刑執行までがさらっとしているようにも感じました。
ビルの遺産が尽きてたこととか、ちょっと調べればわかったのではないだろうか…

見終わって、
やっぱり私、ミュージカル映画苦手だな。
あと、赤毛のアンタイプの女性も。
という結論にいたりました。

唯一の救いとして、子どもの手術が本当に成功していますようにと願うばかりです。

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