物事を考えたり人に物事を説明する時、わたしたちは当たり前に「論理的」であることを重視する。しかし、「論理的」であれば正しい結論を導けるわけでもなく、また相手を説得できるわけでもない。
…結論から言ってしまえば、論理には限界がある（と私は思う）。
アメリカが北朝鮮に「核兵器を持つな」と理屈を並べても、北朝鮮は核兵器を持つことで交渉ができると知った以上、手放さない。
人に迷惑だけはかけるなと親や教師に言われ続けた女子高生が、援助交際をすることを「誰にも迷惑をかけていない」と言って、自分の行為を正当化するのはある意味で理にかなっている。
「なぜ人を殺しちゃいけないの！？」と包丁を振り回す青年になんて言葉をかければいいのだろうか？
…いずれにしても、合理的に考えたところで同じ結論にたどりつくわけもないが、私たちは論理の限界をお互いにもう少し見極めていかなければならないのではないだろうか？
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藤原正彦「国家の品格」のカバー裏に、こんなことが書かれているので引用する。
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の後輩を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。（以下、略）
数学者が欧米の論理よりも日本の情緒を重視せよというのは面白いがこれは１つの答えなのかもしれない。
さて、私達は、「論理」とは何であり、「論理」の限界とは何であり、そして、「論理」とどう向き合っていけばいいいのだろうか？「論理」は大切なものだとして、どのように振る舞っていくべきなのか？
…結論から言ってしまえば、論理には限界がある（と私は思う）。
アメリカが北朝鮮に「核兵器を持つな」と理屈を並べても、北朝鮮は核兵器を持つことで交渉ができると知った以上、手放さない。
人に迷惑だけはかけるなと親や教師に言われ続けた女子高生が、援助交際をすることを「誰にも迷惑をかけていない」と言って、自分の行為を正当化するのはある意味で理にかなっている。
「なぜ人を殺しちゃいけないの！？」と包丁を振り回す青年になんて言葉をかければいいのだろうか？
…いずれにしても、合理的に考えたところで同じ結論にたどりつくわけもないが、私たちは論理の限界をお互いにもう少し見極めていかなければならないのではないだろうか？
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藤原正彦「国家の品格」のカバー裏に、こんなことが書かれているので引用する。
日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」である。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきた。「論理」と「合理性」頼みの「改革」では、社会の後輩を食い止めることはできない。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神であり、「国家の品格」を取り戻すことである。（以下、略）
数学者が欧米の論理よりも日本の情緒を重視せよというのは面白いがこれは１つの答えなのかもしれない。
さて、私達は、「論理」とは何であり、「論理」の限界とは何であり、そして、「論理」とどう向き合っていけばいいいのだろうか？「論理」は大切なものだとして、どのように振る舞っていくべきなのか？
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