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涙目魚コミュのRAINS

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「ヨナカ」

なんの理由もなく、首筋が疼く日があるのだ
その度に眉間に皺がより、ふぅっとため息がでる
目を見開いて、世界を見ると、いつも頭の中では退屈だという私がいる。
ある男は言っていた。
「狂気と勇気は誰もが持っているが、片方しか認めようとはしないやつらが多い、だからこそ世界ができてる、ある意味バランスをとっている」のだと

1998年の夏に、私はある名前のない少女と一緒に、彼女が顔も見た事のない父のお葬式を見ていた、悲しいのか聞くと、心のどこかで、安心したと言う。
ただ、涙がこぼれていて、それがとても美しいと思った。

ある女に連れて行かれたバーで、モノミスと名乗る男を紹介された、紫の煙を吐いてアルマーニのスーツを着て、ひどく酔っぱらった男だった。セカンドラインが妙に腹立たしかった。
女はモノミスを私の横に座らせ、彼の事をにこにこしながら私に話した。
「彼は、10代でニューヨークに行って、あるデザイナーに出会って、世界を見て、独自のブランドを持って、今は日本にいて、こうしていい酒を飲んで、葉っぱを吸って、毎日色んな女を抱いてすきなことをしてるわ。今の生活を手にいれるために、とても努力してきた男なのよ。」
モノミスの吐く息と女のげらげら笑う声に吐き気がして、私はバーを出た。
外は雨が降っていた、私は煙草に火をつけた、頭の中でひょっこりひょうたん島が帰り道になっていた。

17歳の6月の湿った日に、幸福を語る女に出会った。
得意げに、正義と永遠を私に語るのだ。
まるで、自分の意見が神の声のように。
最近の子供は不幸だとか、認められないことが多すぎる世の中だとか
私に悲しみがあるように見えたのか、私を可愛がり、高い服を買い与え、食事をさせてくれた。
ある日、ホテルに呼ばれ、金をやるからマスターベーションを見てろと言われて
私は20分ほど煙草を吸いながらそれを見ていた。
同じベッドで横になりながら、女は自らの家庭の話をした。
私の、旦那はとても優しく、子供たちは私をとても愛していると
私はそんな家族がとても大事だと
あなたもそんな家庭を持ちなさいと。
私はそれを聞いて気持ち悪くなり、女が眠った後にトイレで吐いた。
帰り際に傘を買ってくれたが、途中で捨てて雨の中を帰った。


運命だとか、永遠だとか、才能だとか、絶対的だとか
正義だとか、芸術だとか、善悪だとかそんなことはどうでもいいのだ。

暗い夜明けの後に、いつも思い浮かべるのは、何秒間の間に流れる涙が、私に太陽は美しいのだと答えを出すのだ。

汚れた顔で、雨の中を脇腹を抑えながら必死に誰かを愛する姿や
夜が終わってしまう事を悔しく思える感情や
優しい春を残酷だと思ってしまう日々や
どうしようもなく未来に怯えたり
遠く離れていてもなにも変わらずにと願ったり
過ちを許して欲しいと悔しくて地面に拳を叩きつけるような



深くて青い小さな海を私は見たい

コメント(14)

「ヨル」

あなたが生きてるその裏側で、銃をもってる子供がいるし、子供を殺す大人もいるし、それに比べればあなたの悲しみは大したことないと、誰かが何度も言うし、僕も言うけれど
そんなことは、誰だって知ってるし、それに目を向けることは素敵で
真実の幸福論のように、世界で愛の歌が腐るほどあるように
飽き飽きするほど、当たり前のようにそれを知ってる

ただ、そんなことがどうでもいいほど深い夜がある
貶されてしまいたいほどに、乱れたい深い夜がある

世界はたった一つで、その中に、一人一人の中に世界があって、散りばめられてる

その中で、二つの世界がたった一つの夜に確かめ合うように抱き合って、愛でねむる事を願うことだってある

スパンコールの赤いワンピースを着た男と目の下のくまが濃い女が手を繋ぎながら

部屋の端っこで、一本のマリファナを吸いながら、新しい世界を望むことも

いじめられっこが、ナイフで親に内緒で強さを確かめるように自分の腕を切り刻んむ事も

綺麗な言葉を投げかけてくれる男に快楽におぼれて無駄に乱れて抱かれる精一杯なこともある

真実が欲しいと嘆くことも、大声でどいつもこいつも糞野郎だと叫ぶことも

頭の中で絶望がなにかを産むことを期待することも

体が熱く、切なさが噴き出すような、世界の終りのような

胸の激情に汚れた靴で踊りだしたくなるような

そんな夜は、誰もが馬鹿で愛すべき詩人だと私は思う
足の下 頭の上 世界に立ちすくんでいる。

風がひゅっと 吹く 

私は、ごくりと唾を飲み込み、目開けるのだ

世界は、なにもなく、広がるのはただの地面と空だけである

しかし、圧倒される

だから、私は二本の足で踏みだしていく

私という世界がはじまると、私という世界が終るのだ

「ウミ」

私は、海が苦手である。
すぐに溺れてしまうから

塩水はしょっぱく、日に焼けてしまう。
おまけに、人が大勢いる

誰かが言ってた
「涙は人間がつくるいちばん小さな海だ」と

私は、その言葉に憧れを感じた。
だから、余計に海が苦手である。

しかし、私は妙に、海が好きだと言う人に惹かれる。

優しく、純粋だというイメージがあるからかもしれない

きっと、海が感情を受け入れているのだと、そんな気がするからだ

私は、海が嫌いである。

私は、悔しくも海になりたいと思ってしまう。
「わたし」

わたしとわたしがわたしたたわし
たわしとわたしがわたがしにわたしたわたし
わたがしとたわしがあしたわたしたいわたし
あしたわたしたわたしとわたしがわたしにわたしたいわたし
わたしとわたしがしにたいわたしにわたしたいわたし
わたしはわたしにあしたをわたしたい
わたしはわたし
たわしはたわし

わたがしは?
あたしの事をあんたは好きだと言うけれど、あたしがほかの男に抱かれてることをあんたは怒りもしない。
酒に溺れた時だけ、あんたは私に優しいけれど、抱こうともしない。
なのに、あたしはあんたがほかの女と歩いてるだけで、あたしは馬鹿みたい苦しくなる。
ほんとこんな女が目の前にいたら、あたしはその女をヒトツキにしてやるよ。
そんな女を好きだとあんたはいってるんだよ。

私が欲しいものは、あなたを愛してると言える、自由だけだ
真夜中が死ぬまで続くというなら、私はなんでも売ろうと思う
ドラマチックを求めるのではなく
ドラマチックであらなければ意味はない
そして、それは現実的でなければただの麻薬だ。
変とは、世界に影響を与える事を言う。
ただの変人、変態では、世界はそれを認めようとはできないのだ。
なぜなら、そんなものはありふれているからである
嘘を重ねると、嘘に食い殺されるのだ。
しかし、いつだって良心は懺悔を許すのだ。
お前たちが言わないなら、俺が言ってやる!ばかやろおおおおおおおおおおお!!!

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