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俳句公園。コミュの自分の代表句。

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ご自分の代表句が出来ましたら、ここに発表して下さい。
四季は問いません。

有季定型もとりあえず問いません。

これだ、と思う句を書いてみてください。

コメント(11)

月涼し水面(みなも)にクロコダイルの眼 草一郎
毒茸星のきれいな夜なりけり       〃 


 一句目。幼い頃、伊豆は熱川のバナナワニ園に行きました。バナナ園には何の興味もなかったですが、幼いこどもだったぼくに鮮烈に映ったのが、水に浮かぶワニの眼でした。バナナワニ園にはアリゲーターやカイマンワニはいたと思いますが、クロコダイルは当時いなかったと思います。けれどもワニでいちばん格好がよく、また獰猛で恐ろしいのは何と言ってもクロコダイル。クロコダイルには河の王者のような風格があります。生きものとしての尊厳も、重々しさも感じます。季語は「月涼し」。夏の季語です。これは昨年(2014年)初夏に詠んだ句。
 二句目。ぼくの句は師匠からも取り合わせの句に秀作が多いという評価を頂いております。昨年詠んだ毒茸の句はまさにその典型的な一句。季語は「毒茸」。秋の季語ですが、毒茸の不気味な神秘性と夜空の星が奇妙に響き合っているのが、不思議な読後感を生んでいると評判になりました。俳句の〈切れ〉を理解できない方には解釈のしようのない、煮ても焼いても食えない句と言われておりますが、少しでも分かって下さる方が増えてくれるといいなと思います。
やもり捕る掌に包みても可愛いらし
鉦叩き叩いて何を知らしめん

代表句と云うよりも 初めて作った記念作品です。
でも残念ながら、やもりは気持ち悪がられましたし…
鉦叩きは知らない人が多い様です。自分では気に入った作品ですが冷や汗
雁渡し祖父の眉間の大ぼくろ


ぼくは〈湧〉の異端児と言われています。
師匠にも君の句は湧に所属しているうちの2パーセントくらいの人間にしか理解できていないと言われました。
これは事実であって、掲句も同様でしょう。
ぼくの中では「出来た!」と思った句。
ですが、湧の同人にも会員にもほとんど理解者がいないのは確かなことです。
初めて、地元新聞の俳壇に掲載された句です。

退院が先か梅咲くが先か ハルト

退院が先でしたが、春はまだまだ先のようです。

あの頃の想いも共にに梅は散る ハルト
某俳句大賞で、都道府県賞になりました。

ブランコを押して吾が子を空に貼る
某新聞の俳壇で期間賞いただきました。

ゾウガメの咀嚼眺むる春の昼
自分の近年の代表句を20句にまとめました。
ここに置いておきます。




人波の果より出初式の列

多喜二忌や風に地を這ふ松の幹

春愁の鏡台に置くリボンかな

一斉に発つあたたかき羽音かな

父の日や焼けて皺寄る薯の皮

山車蔵のうしろの砦址涼し

水底に火の色の石法師蟬

傷秋や電柱に立つ夕鴉

ゆたかなる雲大根の穴の上

置きどころなき煤逃げの湯呑かな

こめかみの脈打つてゐる野焼かな

啓蟄や落葉のうごく水たまり

廃校の窓輝ける春田かな

湯上がりのやうな花見の夜なりけり

飛び立てり秋風の脚ぶら下げて

東京の月が置かれてある鏡

霜焼のまま東京に来てしまふ

啓蟄やひとを笑はすための器具

原稿の映る朝寝の鏡かな

春深し雨傘傾ぐ虹の下



指田悠志

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